ブック・ウォーズ―デジタル革命と本の未来

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ブック・ウォーズ―デジタル革命と本の未来

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  • サイズ 46判/ページ数 704p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622097495
  • NDC分類 020
  • Cコード C0033

出版社内容情報

〈アンディ・ウィアーは自分の幸運に目を疑った。ずっと作家になりたかったのだ。9歳のとき……以来ずっと〉(本書より)。
ベストセラー小説『火星の人』の作者ウィアーに幸運をもたらしたのは、デジタル革命だ。彼は、ウェブサイトに作品をアップロードしたり、Kindle版を自ら出版したりしたことで多くの読者を得た。グーテンベルク以来、出版社という門番に認められない限り、原稿が本として広く読まれるチャンスはほとんどなかったが、今や、作品を読んでもらうために、出版社や実店舗書店を通す必要は必ずしもなくなっている。
社会学者にして、独立系出版社Polityの経営にも携わる著者は、デジタル革命が書籍サプライチェーンを破壊して創りかえた歴史を、膨大な統計資料、約180件の出版・テック業界関係者インタビューから論じる。
本の全ジャンルで印刷書籍が電子書籍に追い出されることはなかった。従来型書籍産業は、GoogleやAmazonといった巨人たちと「ブック・ウォーズ」を闘う羽目になった一方で、マーケティング新技術やクラウドファンディング型・サブスクリプション型出版モデルを手にしてもいる。オーディオブックという新形式も生まれた。さらに、小説をアップロードできるソーシャルメディアで、作者と読者が直接交歓して新たな作品が創られるようにもなっている。
本の未来を憂う、すべての書籍産業関係者、読者のための新たなる基本書。

内容説明

ベストセラー小説『火星の人』の作者ウィアーに幸運をもたらしたのは、デジタル革命だ。彼は、ウェブサイトに作品をアップロードしたり、Kindle版を自ら出版したりしたことで多くの読者を得た。グーテンベルク以来、出版社という門番に認められない限り、原稿が本として広く読まれるチャンスはほとんどなかったが、今や、作品を読んでもらうために、出版社や実店舗書店を通す必要は必ずしもなくなっている。社会学者にして、独立系出版社Polityの経営にも携わる著者は、デジタル革命が書籍サプライチェーンを破壊して創りかえた歴史を、膨大な統計資料、約180件の出版・テック業界関係者インタビューから論じる。本の全ジャンルで印刷書籍が電子書籍に追い出されることはなかった。従来型書籍産業は、GoogleやAmazonといった巨人たちと「ブック・ウォーズ」を闘う羽目になった一方で、マーケティング新技術やクラウドファンディング型・サブスクリプション型出版モデルを手にしてもいる。オーディオブックという新形式も生まれた。さらに、小説をアップロードできるソーシャルメディアで、作者と読者が直接交歓して新たな作品が創られるようにもなっている。本の未来を憂う、すべての書籍産業関係者・読者のための新たなる基本書。

目次

序論
電子書籍のためらいがちな出足
本の再発明
既刊本をめぐる戦い
グーグルの乱
上り調子のアマゾン
可視性への闘い
自費出版の大爆発
本のクラウドファンディング
ブックフリックス
新たな声の文化
ソーシャルメディアでのストーリーテリング
オールドメディアとニューメディア
結論―流動する世界
付録1 米大手商業出版社の売上データ
付録2 調査手法についてのメモ

著者等紹介

トンプソン,ジョン・B.[トンプソン,ジョン・B.] [B.Thompson,John]
社会学者。ケンブリッジ大学名誉教授。アンソニー・ギデンズのもとで学び、Political Scandalではアマルフィ賞を受賞。商業出版・学術出版のそれぞれを対象とした研究でも知られ、本書はその集大成。ギデンズと共に出版社Polityの経営に携わる

久保美代子[クボミヨコ]
翻訳家。大阪外国語大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

izw

7
図書館から借りて読み始め序章だけ読んだところで、返却期限が来てしまった。蔵書1冊で予約7件なので、つぎ借りれるのは数か月後だろうが、一応、どこまで読んだかを記録しておく。2025/07/09

タキタカンセイ

5
書店や雑誌や出版社が次々と消えていくのを身をもって実感している(自分も書店店員でした)ので、じゃあこの先どうなるの?っていう興味で読み始めたのですが、とりあえず紙の本は「しばらく」大丈夫でしょう、っていう何とも知れん結論に。電子書籍が意外と伸びてないのと読書家が保守的(やっぱり紙の本が好き)なのがその理由のようですが、若い人はそもそも「字で情報を得ること」に興味がないのでは?とも思います(ダルいしタイパ悪いし言葉難しいし)。読書メーターにいらっしゃる皆さんは極めて特殊な方々になりつつあるのかもしれません…2025/04/29

saladin

1
本著は、デジタル革命によって英米出版業界に起こった変化を、2013-2019年に行った180件に及ぶインタビューや膨大な統計資料を用いて論じたもの。出版業界の変化を感じてはいたが、いまだ電子書籍ではなく紙の書籍を読む私には具体的によくわかっていなかったので、非常に興味深かった。技術系巨大企業による小売業の優位性は日本でも同じであろうから他人事ではない(実際、周囲で書店はどんどんなくなっている)。そして彼らの経営論理は従来の出版業界とは異なり、出版は情報資本を蓄積する手段であることに留意する必要があろう。2025/04/07

Go Extreme

1
電子書籍市場:デジタル革命 電子書籍成長 売上変動 価格競争 出版社戦略 オンライン流通 アマゾン影響 新しい出版形態:拡張電子書籍 オーディオブック クラウドファンディング 自費出版 サブスクリプション ビジネスモデル変化 マーケティング:データ活用 AI推薦システム ソーシャルメディア マーケティング変革 直接販売 読者分析 法的課題:反トラスト法 訴訟問題 著作権問題 出版社対応 グーグルデジタル化 競争環境変化 未来の出版:読者関係構築 パーソナライズ戦略 出版社の適応 市場競争激化 書籍の可視性2025/03/16

takao

0
ふむ2025/07/12

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