コードブレイカー―エリザベス・フリードマンと暗号解読の秘められし歴史

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コードブレイカー―エリザベス・フリードマンと暗号解読の秘められし歴史

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  • サイズ 46判/ページ数 496p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622097365
  • NDC分類 809.7
  • Cコード C0022

出版社内容情報

アメリカにおける現代暗号学の礎を築いた女性エリザベス・スミス・フリードマンの知られざる生涯に迫る傑作評伝。NPR年間最優秀書。

アメリカにおける現代暗号学の礎を築いた女性エリザベス・スミス・フリードマン(1892-1980)の生涯を描く傑作評伝。夫ウィリアムも米陸軍において日本の外交暗号(通称パープル)の解読を主導した伝説的な暗号解読者として知られる。
変わり者の富豪フェイビアンが設立したリバーバンク研究所での奇妙なシェイクスピア研究、ウィリアムとの出会い、禁酒法下で酒密輸をもくろむギャングの摘発協力、第二次世界大戦中の南米ナチ・スパイ網の監視と追跡――書簡や日記、機密解除された史料や関係者インタビューをもとに、知られざる事績を丹念にたどる。FBI長官J・エドガー・フーバー、エニグマ暗号を解読したアラン・チューリング、『007』の生みの親イアン・フレミングらも登場し、陰影を添える。
全米公共ラジオ(NPR)年間最優秀書 & 全米公共放送(PBS)ドキュメンタリー原作。

内容説明

アメリカにおける現代暗号学の礎を築いた女性エリザベス・スミス・フリードマン(1892~1980)の生涯を描く傑作評伝。夫ウィリアムも米陸軍において日本の外交暗号(通称パープル)の解読を主導した伝説的な暗号解読者として知られる。変わり者の富豪フェイビアンが設立したリバーバンク研究所での奇妙なシェイクスピア研究、ウィリアムとの出会い、禁酒法下で酒密輸をもくろむギャングの摘発協力、第二次世界大戦中の南米ナチ・スパイ網の監視と追跡―書簡や日記、機密解除された史料や関係者インタビューをもとに、知られざる事績を丹念にたどる。FBI長官J・エドガー・フーバー、エニグマ暗号を解読したアラン・チューリング、『007』の生みの親イアン・フレミングらも登場し、陰影を添える。全米公共ラジオ(NPR)年間最優秀書&全米公共放送(PBS)ドキュメンタリー原作。

目次

第1部 リバーバンク 一九一六年から一九二〇年(フェイビアン;信じられないが、それは目の前にあった;ベーコンの幽霊;怖じ気づく者は死んだも同然;脱出計画)
第2部 射撃訓練 一九二一年から一九三八年
第3部 見えない戦争 一九三九年から一九四五年(祖母死す;マジック;親衛隊大尉と無線技師;回路3 N;人形の女;ヒトラーの隠れ家;女性暗号解析者のあれこれ)

著者等紹介

ファゴン,ジェイソン[ファゴン,ジェイソン] [Fagone,Jason]
アメリカのジャーナリスト。科学、テクノロジー、文化分野を取材する。“サンフランシスコ・クロニクル”紙所属。“ハフポスト・ハイライン”の記者などを経て現職。“コロンビア・ジャーナリズム・レビュー”誌の「注目の若手記者10人」に選出されており、2014‐15年にミシガン大学のナイト・ウォーレス・ジャーナリズム・フェロー。妻、娘とサンフランシスコ在住

小野木明恵[オノキアキエ]
翻訳家。大阪外国語大学英語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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TATA

34
サイモン・シンの「暗号解読」を読んだのは5年ほど前。こちらはフリードマン夫妻の活躍の数々を描く。密輸業者などの摘発で成果を挙げたエリザベス。第二次大戦を前にこの夫妻が重用されたことは歴史の必然だったのだろうと思わされる。日独の暗号が無効化されては勝ち目などなく。歴史の裏舞台を垣間見られる一作でした。2024/12/16

yuma6287

13
夫に隠れてやべーやつ。WW2中に堅牢なパープル暗号を解明したウィリアム・フリードマンの妻、エリザベス・フリードマンの伝記。酒密輸業者、麻薬ネットワーク、ナチスの3つの組織に暗号解析で大きな楔を入れた業績は、最後まで気になって仕方がありませんでした。当時でも有数の業績を挙げた彼女の業績は夫に勝ると劣らない。刻一刻と不安定になる情勢下を暗号解析で優位に立つ様は痛快でした。業務都合上暗号界隈でも表出しなかった彼女ですが、この1冊を通して脚光を浴びて欲しい。2024/12/15

Akiro OUED

5
エニグマ暗号を読み解いたフリードマン夫人は、ナチス・ドイツのスパイ網が狙ったアルゼンチンにおける親ナチス政権樹立を阻んだ。情報は力なりだね。暗号解読より、意味不明瞭な政治家の発言を解読するほうがもっと大変だよ。日米交渉、ゆっくり急いで。なんのこっちゃ。こなれた訳文で一気読み。2025/05/06

かしこ

5
エリザベスとウィリアムのフリードマン夫妻は、第一次、第二次両世界大戦でアメリカの暗号解読を担った。 仲の良い夫婦で互いに尊敬しあっていた。エリザベスは女性初の暗号解読者という珍しい専門家であるが、エキセントリックな天才ではなく、真面目で着実な人柄で、大量の仕事をこなした。エリザベスほど多くの暗号文を読んだ人はいなく、大量のインプットがあったからこそのひらめきが生まれて暗号を解くことができた。派手な人は世に知れ渡るが、そうでなく、このように真面目に任務を果たして、世に埋もれる人もいるのだろう。2025/03/08

kouki_0524

4
本書には具体的な暗号解読の方法が書かれているわけではないけど、暗号化と複合化の手間は当事者たちにとって現実的なものでなければ実用的ではない。このことが開発側の弱みと言えなくもないし、コードブレイカーたちの突破口だったかもしれない。 戦前は禁酒法破りの摘発、戦中は日独の通信傍受など、大活躍の夫婦の物語で、臨場感のあるノンフィクションだった。コンピュータに取って代わられる場面は少し寂しい感じもしたけど、人間の論理的思考や発想力のすごさが十分堪能できる。 2025/02/27

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