カフカの日記―1910-1923 (新版)

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カフカの日記―1910-1923 (新版)

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  • サイズ 46判/ページ数 570p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622096931
  • NDC分類 945
  • Cコード C0098

出版社内容情報

〈日記を読んで心を動かされる。これは今のぼくに、もはや少しの確信もないせいだろうか? あらゆるものがぼくには仮構であるように見える。他人のどんな言葉も、ぼくがたまたま見たどんな光景も、ぼくのなかのすべてのものを、忘れていたものやまったく無意味なものですら、別な方向へ転がしてしまう。ぼくは前にそうだったよりも確信がなく、ただ生命の力だけを感じている。そしてぼくは意味もなく空っぽだ。ぼくは本当に、夜、しかも山のなかで迷ってる羊か、もしくはその羊のあとを追いかける羊のようなものだ。こんなに見捨てられていながら、それを嘆き悲しむ力を持っていないのだ〉(1913年11月19日)

カフカの研ぎ澄まされた五感が捉えた日常、それを受けとめるカフカの心の世界。書くことへの思い、フェリーツェはじめ女性への苦悩、父との葛藤、不眠の苦しみ、ユダヤ人社会のこと、詳細な夢の描写、さまざまな創作スケッチ… そのすべてはカフカの文学に連なり、それ自体が文学になっている。
新潮社版『決定版カフカ全集』(全12巻)の第7巻(1992)を底本に、日記文学の金字塔を、カフカ没後100年の2024年、新たに世におくる。

内容説明

カフカの研ぎ澄まされた五感が捉えた日常、それを受けとめるカフカの心の世界。書くことへの思い、フェリーツェはじめ女性への苦悩、父との葛藤、不眠の苦しみ、ユダヤ人社会のこと、詳細な夢の描写、さまざまな創作スケッチ…そのすべてはカフカの文学に連なり、それ自体が文学になっている。新潮社版『決定版カフカ全集』(全12巻)の第7巻(1992)を底本に、日記文学の金字塔を、カフカ没後100年の2024年、新たに世におくる。

目次

日記(一九一〇年;一九一一年;一九一二年;一九一三年;一九一四年;一九一五年;一九一六年;一九一七年;一九一九年;一九二〇年;一九二一年;一九二二年;一九二三年)
旅日記(フリートラントとライヘンベルクへの旅(一九一一年一月~二月)
ルガーノ‐パリ‐エルレンバッハへの旅(一九一一年八月~九月)
ワイマル‐ユングボルンへの旅(一九一二年六月二八日~七月二九日))

著者等紹介

カフカ[カフカ] [Kafka,Franz]
1883‐1924。小説家。オーストリア=ハンガリー帝国のプラハ(現在はチェコ)のユダヤ人の家庭に生まれる。法律を学んだのち労災保険局に勤めながら作品を執筆。著作は数編の長編小説と多数の短編、日記および恋人などに宛てた膨大な量の手紙から成る。生前に『変身』など数冊の作品が出版されたが、ごく限られた範囲で知られるのみだった。死後、中断された長編『審判』『城』『失踪者』をはじめとする遺稿が友人マックス・ブロートの編集により発表され、世界的な評価をうけた。今日では20世紀の文学を代表する作家と見なされている

ブロート,マックス[ブロート,マックス] [Brod,Max]
1884‐1968。カフカと同じオーストリア=ハンガリー帝国のプラハ(現在はチェコ)生まれのユダヤ人。作家・評論家・作曲家。カフカの遺稿の管理人として、自己の信念にもとづき遺稿を次々に公刊、1935年からは『カフカ全集』の編集に尽力した。1939年パレスチナに移住、生涯の最後までテルアビブで活動した

谷口茂[タニグチシゲル]
1933‐2019。ドイツ文学者・宗教学者・小説家。明治学院大学名誉教授

頭木弘樹[カシラギヒロキ]
文学紹介者。筑波大学卒。大学3年の20歳のときに難病になり、13年間の闘病生活を送る。そのときにカフカの言葉が救いとなった経験から、『絶望名人カフカの人生論』(新潮文庫)を編訳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

masabi

10
【概要】カフカの1910-1923の日記とフランス・ドイツの旅行記を収録する。【感想】ようやく読み終えた。ユダヤ問題への関心、フェリーチェをはじめとする女性たち、創作、不眠などの健康問題、不安、結婚など内省的な話題が中心で、仕事や社会は小さな扱いだ。見聞きした出来事や人物のスケッチ。手紙か日記か小説かを書き、他にはサナトリウムに出掛けているか。「決定版カフカ全集」の日記の巻が底本とのことで、このまま手紙も新版で出してほしい。2024/11/03

やいゆえよ

1
よくもこんなにも鬱屈としていられるなと思うが、自分の日記を見返すと、同じような繰り言まみれだった。/日記と創作が曖昧だが、創作を日常にしたかったカフカにとってはそれが正しいのかしらん。2025/04/02

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