残された時間―脳外科医マーシュ、がんと生きる

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残された時間―脳外科医マーシュ、がんと生きる

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  • サイズ 46判/ページ数 248p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622096924
  • NDC分類 936
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「私はもう医師ではなく、がんをわずらう一人の老人になってしまったのだ」。進行性前立腺がんと診断された脳外科医マーシュは、病気を理解することで乗り越えようとしては挫折する日々を送る。それほど遠くない人生の終わりに直面したとき、人は何を思うのか――。がんの診断から治療の過程に自身の医師としてのエピソードを織り込み、睡眠科学や物理学までの該博な知識があふれるエッセイ。

内容説明

NHSのフルタイムの仕事を引退し、悠々自適な暮らしを送っていたマーシュはある日、進行性前立腺がんと診断される。赤裸々な死への恐怖を告白し、病気を理解することで恐怖を乗り越えようとしては挫折する、「患者となった脳外科医」の日々。がんの検査から治療のプロセスの描写に自らの医師としての経験から得た知識、さらには睡眠科学や進化人類学、量子力学に至るまでの該博な知識が織り込まれる。いやおうなく頭をよぎる患者たちや両親の最後、そして自らに残された時間―。死のすぐそばで働きつづけ、数えきれないほどの死を見届けてきた脳外科医マーシュの、最後のメッセージ。

目次

第1部 否認
第2部 治療的破局化
第3部 いつまでも幸せに

著者等紹介

マーシュ,ヘンリー[マーシュ,ヘンリー] [Marsh,Henry]
脳神経外科医、作家。2010年に大英帝国勲章を授与された。2015年にNHSでのフルタイムの仕事を引退してからは海外での活動や講演を続けている。人類学者のケイト・フォックスと結婚し、ロンドンとオックスフォードに在住

小田嶋由美子[オダジマユミコ]
翻訳家。明治大学大学院法学研究科修了

仲野徹[ナカノトオル]
大阪生まれ。大阪大学医学部医学科卒業後、内科医から研究の道へ。ドイツ留学、京都大学医学部講師、大阪大学微生物病研究所教授を経て、2004年から大阪大学大学院医学系研究科病理学教授。2022年退官。2012年、日本医師会医学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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coldsurgeon

6
卓越した脳神経外科医マーシュ先生のエッセイである。ほぼ同世代の外科医として、身につまされる内容が散りばめられている。たまたま撮った脳のMRIで、加齢性変化がみられる事実に直面し、自らの老いを自覚してしまったこと。長い間、前立腺肥大症の症状がありながら、PSA検査は避けていたために、前立腺がんが進行した状態で発見されたこと、その後、内分泌療法、放射線治療による心身の変化、など。老い、死に至ることは、必然的なことだが、今現在を真摯に生きることが大切だと、以前の著書と同様に、諭してくれる。彼の著作は、最後か。2024/04/25

荏苒 byn

2
70代前半の脳外科医の進行性 前立腺癌の苦渋の日々が 本線である。あとがき時点では楽観的な状態らしい。病気治療の子細や 医学や科学的な 話、意識とか無神論の立場や死後の世界観、安楽死論等を語る。一方、 医師としての思い出や反ナチスでドイツから逃れてきた母親や家族との 思い出や 日常・暮らし・ ランニング・出来事ETC、教養 人のエッセイでもある。屋根壊し詐欺が英国にもあり、何所が発祥なのか。「母がまだ生きているうちに 彼女の人生に ほとんど関心を向けなかったことに深い悲しみ」人文的な心情が右脳に共振した。2024/06/03

Go Extreme

1
個人的背景: 家の改良 木工道具 大工仕事 自己批判 満足度低下 パンデミックの影響: 不安 生活変化 医療従事者 買い物制限 社会静寂 医療従事者の葛藤: 政府要請 復職志願 健康不安 コロナ病棟 責任感 迷い 家族との関係: 体調不良 心配 感染可能性 絆 死と老いの考察: 老化 自然選択 哲学的視点 認知症 がん 医療倫理と患者の自律: 患者自律性 選択権 治療拒否 自死助長: 合法化 倫理的課題 法的課題 自己決定権 社会背景と未来不安: 気候変動 社会問題 未来不安 パンデミック影響 個人洞察2025/02/19

takao

1
ふむ2025/02/12

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