文化的コモンズ―文化施設がつくる交響圏

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文化的コモンズ―文化施設がつくる交響圏

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  • サイズ 46判/ページ数 664p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622096740
  • NDC分類 379.2
  • Cコード C0036

出版社内容情報

成熟期にあるこれからの日本では、博物館や美術館はもとより、図書館、劇場・ホール、公民館、福祉施設、教育施設、アートプロジェクトなどの文化的な営みや文化資源の集積が、地域づくりの重要な役割を果たすのではないだろうか。文化活動が地域に新たな価値をもたらし、住民の自治を育み、地域づくりの基盤をなすことが期待される。
その流れにあって、近年、文化施設の総体を「文化的コモンズ」と捉え、議論をする機運が生まれている。この概念が分野の境界を越えて人びとを結びつけ、地域の活動に新たな価値をもたらしている。
本書は、日本の文化施設の成り立ちをふりかえり、役割や意義を論述するとともに、過去の例に学び、成功例を示し、新たなパースペクティヴを得ることをめざしている。
文化施設を拠点に形成される「文化的コモンズ」の姿を本格的に論じる、初の試論である。

内容説明

成熟期にあるこれからの日本では、博物館や美術館はもとより、図書館、劇場・ホール、公民館、福祉施設、教育施設、アートプロジェクトなどの文化的な営みや文化資源の集積が、地域づくりの重要な役割を果たすのではないだろうか。文化活動が地域に新たな価値をもたらし、住民の自治を育み、地域づくりの基盤をなすことが期待される。その流れにあって、近年、文化施設の総体を「文化的コモンズ」と捉え、議論をする機運が生まれている。この概念が分野の境界を越えて人びとを結びつけ、地域の活動に新たな価値をもたらしている。本書は、日本の文化施設の成り立ちをふりかえり、役割や意義を論述するとともに、過去の例に学び、成功例を示し、新たなパースペクティヴを得ることをめざしている。文化施設を拠点に形成される「文化的コモンズ」の姿を本格的に論じる、初の試論である。

目次

第1部 その連なり(博物館;図書館;公民館;劇場・ホール;福祉施設)
第2部 その営み(文化施設4・0;文化的コモンズの意義;文化施設のガバナンス;当事者の役割;文化施設のマネジメント;地域の文化施策;文化芸術の「怪しさ」を抱いて)

著者等紹介

佐々木秀彦[ササキヒデヒコ]
1968年東京都台東区生まれ。アーツカウンシル東京企画部企画課長。専門は文化施設論、文化資源論。東京外国語大学卒業、東京学芸大学大学院修士課程修了。江戸東京博物館、江戸東京たてもの園、東京都美術館の学芸員を経て現職。所属する東京都歴史文化財団の経営企画、新規事業立ち上げに従事。国・自治体の文化施策や文化施設にソーシャル・キュレーションの視点で関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

トム

2
必要なところだけ飛ばし読み。 公務員でティール組織はやっぱり難しいかな、指定管理とかの方が良さそう。あとは大きな目で見て図書館、博物館等それぞれが地域の中でティール組織として動くのはありだと思う。 公共の施設にシンパシーではなく、エンパシーを持つっていうのはすごくしっくり来た。『他者の靴をはく』のあとに読んだからこそ、人にエンパシーを持ってもらうための方策が必要だと思った。エンパシーを磨いてもらうのはどうすれば良いんだろう。2024/08/01

1
★3.5/5 これからの時代に求められるであろう、文化施設のあり方について論じた人文書。本書は二部構成で、前半は各文化施設の歴史が中心。非常に面白く、志高い数人の活躍によって、今の図書館や博物館があると思うと胸が熱くなる。一方で、後半はこれからの文化施設についてがテーマになっているが、マネジメントやガバナンス等、言ってしまえば綺麗事で、あまり心に響かなかった。行政から距離を取るべきであることが前提にあるように思うが、行政が予算を握っている以上、どこかで折り合いをつけなければならないと思う。2025/01/09

sun

0
社会が本当の意味で豊かになることは、便利でどんどん発展していく社会ではなくてこういう文化的コモンズが成熟していって、もっともっと身近になっていく社会なのかもしれないなぁと感じました。文化施設って高齢者や子どもが主に利用しているイメージがあるけど、若い人や中高年など社会の現役世代の人たちがもっと積極的に利用するようになれば、より豊かな文化的コモンズが生まれ、楽しく明るい社会になるだろうなと妄想が膨らみました。全体として良い本だと思います。ただ説明が長いことが逆に分かりにくくしているなと感じるとことも多々あり2025/06/12

バジルの葉っぱ

0
図書館の章に興味があったので。 公共図書館が今日の形になるまでの歴史は興味深かった。 日野市立図書館。『市民の図書館』など特に。2025/03/26

かふん

0
日本の文化施設について詳細に掘り下げた一冊です。日本の文化施設が持つ多様な機能や、地域住民との関わり合いを詳細に分析し、文化施設がいかに地域社会の活性化に貢献できるのかを示しています。また、過去の成功事例や課題を踏まえ、これからの文化施設が目指すべき方向性を提示しています。特に蓄積<アーカイビング>の役割の記述はとても参考になりました。2024/09/21

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