フィレンツェの朝

個数:
  • ポイントキャンペーン

フィレンツェの朝

  • ウェブストアに15冊在庫がございます。(2024年04月28日 12時26分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622096375
  • NDC分類 723.37
  • Cコード C0070

出版社内容情報

「身廊と翼廊に埋め込まれたたくさんの墓碑板のなかで、本当に美しい石板、ラスキン氏があんなにも褒め讃えた石板はどこにあるのかを彼女に教えてくれる人は誰もいなかった」(E・M・フォースター『眺めのいい部屋』より)
ベデカーやマレーのガイドブック頼りの教会見学に終始するイギリス人観光客を、ヴィクトリア朝の美術評論家ラスキンが引率し、中世キリスト教美術について語って聴かせる――そんな設定のもとに本書が書かれてから30余年後、『眺めのいい部屋』が世に出た1908年には、この本はフィレンツェを訪れる旅行者必携の「ガイドブック」となっていたようだ。
もちろん一般的な意味での「ガイドブック」ではない。チマブーエ、ジョットをはじめ、「神の家」に捧げられた至高の芸術を生み、信仰と祈りが息づいていた中世フィレンツェの時代精神を、ラスキンは教皇、皇帝、王や諸侯、修道士、人文学者、芸術家たちが織り成す絵巻として展げてみせ、その文化と精神を映し出すフレスコ画や浮彫彫刻へと読者を誘ってゆく。
朧ろげにしか目に映っていなかった中世の美が、朝の光のなかに姿を現わす。7日間の旅。

内容説明

フィレンツェの豊穣なキリスト教美術の数々と、それらを生んだ中世の精神そのものにまで読む者を接近させようとする企て。ラスキンによる中世美術ガイド。

目次

一日目の朝 サンタ・クローチェ聖堂
二日目の朝 黄金の門
三日目の朝 ソルダンの前で
四日目の朝 穹窿天井という名の書物
五日目の朝 狭き門
六日目の朝 羊飼いの塔
七日目の朝 目に見える教会
聖書抜粋翻訳
ジョットの鐘楼 浮彫

著者等紹介

ラスキン,ジョン[ラスキン,ジョン] [Ruskin,John]
1819‐1900。英国ヴィクトリア朝の代表的な批評家。1819年、ロンドンに生まれる。1837年、オクスフォード大学クライスト・チャーチ校入学。卒業後の1843年、画家ターナーを擁護する目的で着手した『近代画家論』第1巻を刊行(全5巻、1860年完結)、美術批評家としての地歩を固める。1869‐78年、オクスフォード大学スレイド記念美術講座担当教授(1883‐85年再任)。『ヴェネツィアの石』(全3巻、1851‐53)をはじめとすると芸術批評=社会批評の著作群は後続のウィリアム・モリスやアーツ・アンド・クラフツ運動に大きな影響を与えた

井上義夫[イノウエヨシオ]
1946年、徳島県に生まれる。1974年、一橋大学大学院社会学研究科博士課程退学。一橋大学名誉教授。著書『評伝D.H.ロレンス』(全3巻、小沢書店 1992‐94/第8回和辻哲郎文化賞・一般部門)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

59
ジョン・ラスキンは、ヴィクトリア朝の美術評論家で、それ以降のイギリスの教養人によく名の知れた人物。この『フィレンツェの朝』は20世紀初頭にはイタリアを旅するイギリス人が愛読していた旅行案内「ベデカー」に負けないほどフィレンツェを訪れる旅行者必携の「ガイドブック」となっていたという。ガイドブックといっても、美術評論家が書いたものだから普通の観光案内であるわけがない。ジョットやチマブーエ作の教会を彩る壁画や彫刻を紹介しながら中世フィレンツェの文化と時代精神を解き明かしていく。⇒2024/01/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21527424
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。