動くものはすべて殺せ―アメリカ兵はベトナムで何をしたか (新装版)

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動くものはすべて殺せ―アメリカ兵はベトナムで何をしたか (新装版)

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  • サイズ 46判/ページ数 432p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622096269
  • NDC分類 223.1
  • Cコード C0031

出版社内容情報

「民間人を殺害し、森の空き地や田んぼの排水路に死体の山を築いていたのは地上部隊だけではなかったのだ。ヘリコプターが襲いかかった村では、数え切れないほど多くの人が恐怖に駆られて走りだし、結局はM60機関銃の掃射に切り裂かれて命を落とした。ミライ事件をはるかにしのぐ大規模殺戮では、通例、重火器が用いられ、事務的に淡々と死体が量産されていった。(…)
それがこの戦争の本質であり、ベトナムをテーマとする数万冊の書籍にほとんど描かれてこなかった真の姿なのだ」

4時間で500人以上の村人を虐殺したミライ(ソンミ村)事件は逸脱ではなかった。“動く者はすべて殺せ”という命令の下になされた軍事作戦の一部だったのだ。
国立公文書館資料の粘り強い調査や、事件にかかわった帰還兵や内部告発者、さらにベトナム人生存者へのインタビューによって、米軍と政府の施策がどれだけ多くの無辜の住民を殺し傷つけたか、そして軍司令部と国防総省はその事実をいかに隠蔽してきたか、いま初めて明かされる。
本書が2013年にアメリカで刊行されるや、「パラダイムシフトを迫る画期的な戦争史」「ベトナム戦争について書かれた最も重要な本」等々と絶賛され、優れた調査報道に贈られるライデナワー賞を受賞した。アメリカの戦争とはいかなるものか。生々しい戦慄とともに語られる戦争の真実。

内容説明

アメリカの戦争の本質とは何か。戦場で何が行われるのか。民間人大量殺戮の実態を追った迫真のドキュメント。4時間で500人以上の村人を虐殺したミライ(ソンミ村)事件は逸脱ではなかった。“動く者はすべて殺せ”という命令の下になされた軍事作戦の一部だったのだ。国立公文書館資料の粘り強い調査や、事件にかかわった帰還兵や内部告発者、さらにベトナム人生存者へのインタビューによって、米軍と政府の施策がどれだけ多くの無辜の住民を殺し傷つけたか、そして軍司令部と国防総省はその事実をいかに隠蔽してきたか、いま初めて明かされる。本書が2013年にアメリカで刊行されるや、「パラダイムシフトを迫る画期的な戦争史」「ベトナム戦争について書かれた最も重要な本」等々と絶賛され、優れた調査報道に贈られるライデナワー賞を受賞した。アメリカの戦争とはいかなるものか。生々しい戦慄とともに語られる戦争の真実。

目次

序 作戦であって逸脱ではない
第1章 チェウアイ村虐殺事件
第2章 苦難を生むシステム
第3章 過剰殺戮
第4章 くり返された蛮行
第5章 終わりのない苦悩
第6章 バマー、“グーク・ハンター”、デルタのばらし屋
第7章 戦争犯罪はどこへ行った?
エピローグ さまよえる亡霊たち

著者等紹介

タース,ニック[タース,ニック] [Turse,Nick]
ジャーナリスト、歴史学者。TomDispatch.comの編集長であり、ネーション・インスティテュートの特別研究員でもある。彼の手がけた記事は、ロサンゼルスタイムズ紙、サンフランシスコ・クロニクル紙、ネーション誌など、多くの紙誌に掲載されてきた。ベトナムにおける米軍の戦争犯罪を調査した業績を評価され、ライデナワー優秀報道賞を受賞。また、グッゲンハイム記念財団、ハーヴァード大学ラドクリフ高等研究所の助成金給付研究者にも選ばれた

布施由紀子[フセユキコ]
翻訳家。大阪外国語大学英語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ののまる

8
衝撃な内容。イラクやアフガンでの米軍の狼藉や民間人虐殺など今となっては話題や映画にもなっているわけだが、ベトナム戦争時の組織的な民間人虐殺がいかに隠蔽され(ジャーナリズムも政府を恐れて黙殺)ていったかを暴露したノンフィクション。だが日本軍が中国でやったこと三光作戦も手本にもしたそうだが、訳者が最後に書いているように、私たち日本人は被害も加害も知っている。さあ戦後80年にして、どうするか。2025/03/18

ぞだぐぁ

0
大東建託とかビッグモーターとかの話で過剰なノルマが犯罪的な行為に繋がるってあったし、交通警察も月末(特に年末)に厳しすぎる取り締まりをするってのは良く聞く話だと思うが、軍隊でもそのパターンが起きていた。 将官の出世の指標に軍功⇒殺した数ってなって、実際に現場に立つ兵にプレッシャーがかけられる上に有色人種に対する人種差別や南ベトナムの要請で動いているって建前なんかもあって特権的な気持ちになってしまて遊びで殺すようになってしまった流れが書かれていた。 『7月4日に生まれて』等で派兵されている当時から現地(続く2024/07/12

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