ハンナ・アーレント、三つの逃亡

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ハンナ・アーレント、三つの逃亡

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  • サイズ A5変判/ページ数 248p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784622096054
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0010

出版社内容情報

ユダヤ人として戦争の世紀に生まれ落ち、
現実に向かって“なぜ?”と問いつづける少女ハンナ。
『全体主義の起原』『活動的生』を著した
不世出の政治哲学者の生涯を
繊細に、大胆に、描ききる名作グラフィックノベル。

〈これから語られるのは、
ハンナ・アーレントという人物の
生涯についての物語である。
別の時代の、失われた世界の、
失われた国に生まれ落ちた亡命哲学者。
その名前を聞いたことがある人も
いるかもしれない。
最後に残る(そして最初からある)疑問。
なぜこの人物は、
おそらく20世紀の最も偉大な哲学者は、
哲学を捨てたのだろうか?
それにもかかわらず、なぜ彼女の思考は、
人類が前に進むための生きた道筋を
示してくれるのだろうか?〉

内容説明

これから語られるのは、ハンナ・アーレントという人物の生涯についての物語である。別の時代の、失われた世界の、失われた国に生まれ落ちた亡命哲学者。その名前を聞いたことがある人もいるかもしれない。最後に残る(そして最初からある)疑問。なぜこの人物は、おそらく20世紀の最も偉大な哲学者は、哲学を捨てたのだろうか?それにもかかわらず、なぜ彼女の思考は、人類が前に進むための生きた道筋を示してくれるのだろうか?

著者等紹介

クリムスティーン,ケン[クリムスティーン,ケン] [Krimstein,Ken]
漫画家。『ニューヨーカー』『ウォール・ストリート・ジャーナル』『ニューヨーク・タイムズ』『シカゴ・トリビューン』などで漫画を発表。デポール大学やシカゴ美術館附属美術大学で講師を務める。これまで、Kvetch as Kvetch can:Jewish Cartoon(Potter Style,2010)、『ハンナ・アーレント、三つの逃亡The Three Escapes of Hannah Arendt』(全米ユダヤ図書賞ファイナリスト、Bloomsbury Publishing、2018)、When I Grow Up:The Lost Autobiographies of Six Yiddish Teenagers(ワシントン・ポストのグラフィックノベル部門年間ベスト10ブック、Bloomsbury Publishing,2021)の三作を出版、いずれもユダヤ人というテーマにとりくみ、高い評価を受けている

百木漠[モモキバク]
1982年奈良県に生まれる。専門は政治思想史・社会思想史。現在、関西大学法学部准教授。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

蘭奢待

44
アーレント自身の著作は難解で手を出しにくいが、氏の解説本の一つ、中公新書のハンナ・アーレントは読みやすかった。このみすず書房の新刊がマンガだとは知らないまま図書館に予約取り寄せした。さすがにビジュアルが伴うとさらにわかりやすく、氏の奔放さ、大胆さ、勤勉さ、行動力を改めて知ることになった。2023/07/09

フム

43
アーレントの生涯を漫画で読めるという珍しい本。これまで何冊か著作を読んでいる百木漠さんの翻訳ということで発売前に予約してあった。アーレントの生涯を描いた伝記や新書などは何冊か読んでいたが、漫画の力はすごい。今までイメージできなかったアーレントの姿が生き生きと伝わってきた。もちろん作者の想像や創作もあるであろうが。三つの逃亡とは、ナチスに追われてのパリへの逃亡、ニューヨークへの逃亡。そして師であり愛人でもあったハイデガーからの逃走が描かれる。2023/06/13

uniemo

15
ハンナアーレントに以前から興味はあって伝記は読んだことがあったのですがハンナを巡る周囲の人達の知識もないのでよくわからないままでした。漫画ならわかりやすいかと思い予約待ちしていた図書館本。たくさんの登場人物に注釈で簡単な説明があったりイメージはつかみ易かったです。2023/07/05

allite510@Lamb & Wool

11
ナチスに追われてアメリカへ亡命したアレントの生涯を元にしたグラフィックノベル。師事し不倫関係にあったナチ党員の思想家ハイデガーとの関係も含めてドラマチックな生涯を送った人でもあるので、伝記としては魅力的なのだろうか。そして確かに「悪」と「考えないこと」の関係について言及したアレントの思想はますます考え続け乗り越えていく必要性は増しているのだと思う。しかし、劇的な生涯、重要な思想だとしても、この本は誰が読むのだろう?魅力的な漫画に溢れ返った日本で。書籍代も高いしなあ。いや、読まれて欲しいとは思うのだけれど。2023/04/30

PETE

8
第3の逃走をハイデガーからの逃走とみなす解釈、『起源』『人間の条件』『アイヒマン』のみに照準を絞ること、ヤスパースとブリュッヒャーの影響を絞ることは、フィクション執筆の戦略としては有りだと思う。夢の中でのベンヤミンやハイデガーとの対峙は、作者独自の解釈だと思うのだが、非常にうまく作られている。ここがこの作品の肝だと思う。虚実が織り交ぜられているのはかなりわかったが、ブリュッヒャーの最後のメッセージは、いかにも彼が言いそうな言葉だけに、ソースがあるのかないのか気になった。2023/05/14

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