出版社内容情報
私は「この日記を通じて……たとえ老いて病んでいても、海辺の家で暮らすことがどんなご褒美をもたらしてくれるのかを伝え」たい。そして「他人に頼って生きることを学ばなければならなかった」ことも。
次々と訪ねてくれる「宝の山のような」友人たちとの時間は生活を豊かに広げ、愛猫ピエロには時に手を焼き、花々と海には心洗われ、以前だったら返事書きに苦しめられた読者からの手紙が、今では「勇気を注入してくれる注射のようなもの。そのおかげで、長距離走の最後の数周をなんとか走りつづけていられる」
「サートンは何百万もの女性にとって灯台のような存在だった。そしてその光は弱まりつつあるとはいえ、彼女は『独り居の日記』を書いたサートンのままでありつづけている」(「ライブラリー・ジャーナル」)
内容説明
多くの収穫を期待したのに、病気と闘う一年になった。でも入れ替わり訪れる友人たちに元気をもらい、読書欲は衰えず、日々新たな希望をみつける詩人は健在だ。
著者等紹介
サートン,メイ[サートン,メイ] [Sarton,May]
1912‐1995。ベルギーに生まれる。4歳のとき父母とともにアメリカに亡命、マサチューセッツ州ケンブリッジで成人する。一時劇団を主宰するが、最初の詩集(1937)の出版以降、著述に専念。小説家・詩人・エッセイスト。日記、自伝的エッセイも多い
幾島幸子[イクシマサチコ]
1951年東京都に生まれる。早稲田大学政経学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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