コスモポリタニズム―「違いを越えた交流と対話」の倫理

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コスモポリタニズム―「違いを越えた交流と対話」の倫理

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  • サイズ 46判/ページ数 270p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622095330
  • NDC分類 150
  • Cコード C1010

出版社内容情報

「コスモポリタニズムの出発点をなすのは単純な考え方である。国家における場合と同様、全人類を単位とする共同体においても、私たちは違いを乗り越えて平和に共存することを習慣としなければならない、という発想がそれである」(本文より)

コスモポリタニズムのこうした発想は耳に心地よいが、現実離れした理想主義的な考え方だ、ととらえる向きもある。コスモポリタニズムの考え方を徹底することで、国家や地域、さらには家族といった、個性や伝統を備えたつながりや愛着が犠牲になりはしないだろうか、といった疑念がもたれることもあるだろう。
しかし、と著者アッピアは言う。この地球に住むすべての人を気にかけて暮らすことと、個々別々の地域に根差した文化や伝統を大切にして暮らすことは両立させられるはずだ。
アッピア自身が、ガーナ人の父とイギリス人の母のもとに生まれ、現在アメリカに居を構えるコスモポリタンである。本書は、ともすれば安易な理想主義に陥りかねないコスモポリタニズムの思想を、さまざまな文化や習慣に触れてきた著者の経験を交えつつ、現代に通用する形で鍛え直すことをねらいとしている。「過去の遺物」ではない、「新しい可能性」をもった倫理として。

内容説明

多様な価値観が絶えず衝突を繰り返す現代を、分断を乗り越え共に生きるために。古い伝統のある思想を鍛え直し、現代に通用する倫理として、今ここに提示する。

目次

第1章 砕け散った鏡
第2章 実証主義の檻を抜け出す
第3章 地上の事実
第4章 道徳をめぐる見解の不一致
第5章 実践の優位
第6章 想像上の他者たち
第7章 コスモポリタンな混交
第8章 「文化を所有する」という考え方について
第9章 コスモポリタニズムの対抗者たち
第10章 見知らぬ他者たちに善意を

著者等紹介

アッピア,クワメ・アンソニー[アッピア,クワメアンソニー] [Appiah,Kwame Anthony]
ニューヨーク大学哲学・法学教授。プリンストン大学名誉教授。米国芸術文学アカデミー会長。ガーナ人の父とイギリス人の母のあいだで、ロンドンに生まれる。専門は、文学、カルチュラル・スタディーズ、アフリカ人やアフリカ系アメリカ人の知的営為に関する歴史や文学研究。倫理学。道徳哲学と心理学の関連や、政治哲学や社会科学の哲学など

三谷尚澄[ミタニナオズミ]
1974年三重県に生まれる。1997年京都大学文学部卒業。2002年京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。2006年文学博士(京都大学)。現在、信州大学人文学部教授。(専攻/西洋哲学・倫理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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呑司 ゛クリケット“苅岡

1
コスモポリタニズムとは、地球市民又は宇宙市民と言った全人類の単純な共同体のことなのだが、その考えを成立させるための理論付けがこの著作にはある。多様性やダイバーシティと言う言葉を日常に聞きながら、国と国または国の中でも紛争は起きていると言う事実をどう理解したら良いかを探して読み進めていくとホモ・サピエンスという未開の人類の時代には無理な考え方に思えてくる。チンパンジーとボノボの違いを参考に人類の進化の方向が見えて来ると思う。2025/03/26

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