日ソ戦争南樺太・千島の攻防―領土問題の起源を考える

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日ソ戦争南樺太・千島の攻防―領土問題の起源を考える

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  • サイズ 46判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622095262
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C1021

出版社内容情報

『日ソ戦争1945年8月――棄てられた兵士と居留民』(2020年刊)で記述できなかった南樺太・千島戦およびその後の占領の経過と考察を、続編として刊行する。ヤルタ密約後のソ連の参戦動機と米ソの角逐から、日本人捕虜や居留民の実態、ソ連による南樺太・千島の占領と併合、現在まで、ロシア側資料もふんだんに使用し、日本軍・ソ連軍・各兵士、および住民の多様な記録から戦闘の全貌と詳細をしるす最新研究である。北方領土問題を考えるためにも、重要な書となるだろう。
「南樺太・千島戦とその後の占領は、ロシア国防省のソ連軍戦闘記録デジタル文書と防衛研究所所蔵文書、そして参戦し、捕虜になった将兵や住民、島民の回想記を活用することによって、かなりの程度まで解明される。南樺太や占守島での奮闘が「北海道上陸作戦」を阻止したという思い込みに反駁し、従来ほとんど無視されてきたソ連海軍太平洋艦隊の動向の一部解明も併せて、「太平洋への出口」確保戦略を実証するものとなろう」。

内容説明

ヤルタ密約前後の米ソの角逐から、ソ連による南樺太・千島の占領と併合、現在まで、戦闘の全貌と詳細を中心にしるす最新研究。領土問題を考え直すためにも。

目次

序章 ソ連の参戦動機と米ソの角逐
第1章 南樺太での攻防(日ソ両軍の戦争準備;国境線から古屯方面まで;西海岸上陸と内陸侵攻)
第2章 千島攻防と北海道上陸作戦(日ソ両軍の戦争準備;占守島の攻防戦;南千島をめぐる戦略的攻防;ソ連軍上陸・占領の日本側行政記録)
第3章 捕虜と拘束居留民(捕虜の収容と送還;拘束居留民と引揚げ)
終章 四島問題を起源から考え直す

著者等紹介

富田武[トミタタケシ]
1945年福島県生まれ。東京大学法学部卒業。成蹊大学名誉教授。ロシア・ソ連政治史、日ソ関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KF

10
戦争に関わる話、しかも時間経過も乏しい内容となると、読むのが厳しい。更に南樺太・千島となると更に辛い。一般的な理解なり、教育なりでは「8月15日に無条件降伏」と学ぶが、米ソの思惑もあり15日以降も戦争が続く。「終わったはず」と思っている、軍人ではない一般住民も命を落としていく。とても悲しい。南樺太・千島については軍事的に失ったのではなく、政治的に失ったと考えなければならない。明治維新後、日清、日露、第一次世界大戦と勝ってきた事もあり「駆け引き」も甘かったと考えざるを得ない。読むとソ連軍の弱さも目立つ。2024/09/09

しゅー

6
本格的な歴史の本は読み慣れないので私が本書を評価するのは僭越だとは思う。しかし、当時の色んな記録を雑然と並べ、コラムをところどころに差し込み、雑感を記すようなスタイルは一般的なのだろうか。学生の自由研究かと思った。「南樺太や占守島での奮闘が『北海道上陸作戦』を阻止したという思い込みに反駁」したいという著書の言いたいことは分からんでもない。要は日ソの関係だけでなく米ソの関係にも視野を広げろと言いたいのだろう。しかし著書の考える歴史のIFが自衛戦闘をやめて米国海軍を頼るべきだったと言われると疑問しか残らない。2023/02/26

Sosseki

3
ソ連の資料が紹介されていて興味深かった。ソ連も酷いコトする!日本もしたのだろうが。安倍さんとプーチンの交渉が書かれていなかったのは、まだ公開できないからなのか。早く戻して欲しいが…ウクライナを見ていると、とても難しそうだ。大国同士が勝手に人の領土を決めるのは、もういい加減にして欲しい。2022/12/23

ぺりぃ

1
終戦後の昭和20年8月18日~9月2日の北方4島および千島列島をめぐる日ソ戦争について新事実を交えながら詳説。また、「歴史にタラレバはないが」といいつつ、もしあの時甲だったらという仮説も提示し非常に興味の湧く内容です。2022/11/30

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