出版社内容情報
壊滅的で取り返しのつかない大惨事にどう対峙すべきか。リスク認知の心理学をふまえつつ、予防原則と費用便益分析を緩やかに両立させた法学/経済学の成果。
本書の目標は3つ。まず、最悪のシナリオに対して人間の心理はどのように振る舞いがちなのかを分析する。特に過剰反応と完全な無視という極端に振れる心理傾向がリスクへの対処にどのように影響するのかを論じる。第2に、個人と政府は最悪のシナリオについてどうしたらより賢明に考えられるかを、予防原則を精緻化しながら検討する。第3に巨大リスクにおける費用便益分析の可能性と限界を追求する。
大惨事のリスクを社会がどのように直視すべきかについて多様な論点を提示してくれる、法学と経済学の成果。粘り強い考察。
内容説明
本書の目標は三つ。第一に、最悪のシナリオに対して人間の心理はどのように振る舞いがちなのかを分析する。特に過剰反応と完全な無視という極端に振れる心理傾向がリスクへの対処にどのように影響するのかを論じる。第二に、個人と政府は最悪のシナリオについてどうしたらより賢明に考えられるかを予防原則を精緻化しながら検討する。第三に、巨大リスクにおける費用便益分析の可能性と限界を追求する。大惨事のリスクを社会がどのように直視すべきかについて多様な論点を提示した粘り強い考察。
目次
第1章 テロと気候変動
第2章 二つの議定書の話
第3章 大惨事
第4章 不可逆性
第5章 金銭的価値
第6章 将来
結論
著者等紹介
サンスティーン,キャス[サンスティーン,キャス] [Sunstein,Cass R.]
1954年生まれ。法学者。専門は憲法、行政法、環境法。27年にわたりシカゴ大学ロー・スクールで教鞭を執り、ハーバード・ロー・スクール(休職中)を経て、現在は米国大統領府の行政管理予算局下に置かれる情報規制問題局の長官を務めている。法学と行動経済学にまたがる領域から、リスク評価、予防原則、費用便益分析まで、多数の著作で示されている関心の幅は広い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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