がんは裏切る細胞である―進化生物学から治療戦略へ

個数:
電子版価格 ¥3,520
  • 電書あり

がんは裏切る細胞である―進化生物学から治療戦略へ

  • ウェブストアに7冊在庫がございます。(2022年08月10日 22時38分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622090601
  • NDC分類 491.65
  • Cコード C0045

出版社内容情報

■「がんは進化のプロセスそのものである」。無軌道に見えていたがん細胞のふるまいも、進化という観点から見れば理に適っている。がんの根絶をしゃにむに目指すのではない、がん細胞を「手なずける」という新しいパラダイムについて、進化生物学は原理的な理解をもたらしてくれる。
■著者は、この新しい領域を開拓する研究者の一人。進化の視点の基本から説き起こし、協力し合う細胞共同体としての身体の動態や、その中で《裏切り》の生存戦略を選び取るがん細胞の生態を浮かび上がらせる。身体にとって、がん細胞の抑制はつねに大事なものとのトレードオフだ。そんな利害のせめぎあいを分析することにたけた進化生物学の視点から、がんの発生や進展を、あるいは遺伝子ネットワークや免疫系との関係を見直せば、たくさんのフレッシュな知見と問いが湧いてくる。そして最後に話題は新たな角度からの治療へと及ぶ。
■がんの発生は、サボテンからヒトまで、ほとんどの多細胞生物に見られるきわめて根源的な現象だ。細胞生物学、腫瘍学から臨床にわたる、様々な個別の分野で蓄積されてきたがんの理解全体に対して、進化生物学はそれらをより基盤的なレベルで支える観点を提供していくことになるだろう。その本質に触れて、学べる一冊だ。

《がんの治療や多細胞生物としての私たち自身の理解に関して、この本が示唆するものはとてつもなく大きい。》──デイヴィッド・クォメン

《本書はがんや、生命そのものへのわれわれの見方を変えるだろう。》──ダニエル・E・リバーマン

《がんやその制御の真の理解のために、まず読むべき一冊。》──デイヴィッド
スローン・ウィルソン

内容説明

がん細胞にも理屈がある。“裏切り”の生存戦略をとるがんは、根絶するよりも“手なずける”べきもの。がん細胞の進化の論理を知れば見えてくる、この新しいパラダイムの本質を学ぶ一冊。

目次

1 はじめに―がん、それは形を得た進化そのもの
2 がんはなぜ進化するのか
3 細胞同士の協力を裏切る
4 がんは胎内から墓場まで
5 がんはあらゆる多細胞生物に
6 がん細胞の知られざる生活
7 がんをいかにコントロールするか

著者等紹介

アクティピス,アシーナ[アクティピス,アシーナ] [Aktips,Athena]
アリゾナ州立大学心理学部門助教。同大学の進化・医学センターおよびソーシャル・ダイナミクス&複雑性センターに所属。種々の系における協力とコンフリクトの発生を研究テーマとしている。カリフォルニア大学サンフランシスコ校(2011‐2013)では進化・がん研究センターの共同創設者の一人として、同センターの部門長も務めた。ベルリン高等研究所フェローとしてがん進化ワーキンググループに参加(2013‐2014)、2014年度より現職。がん細胞および多細胞系における協力の進化の研究のほかに、人間の互恵性を研究するプロジェクトも手がけている

梶山あゆみ[カジヤマアユミ]
東京都立大学人文学部英文科卒。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

101
原題:The Cheating Cell.がんを進化生物学の観点から捉え、多細胞生物に特有の性質と考え、撲滅する対象ではなく、適応療法つまり手懐ける手法を提唱する。「私たちはがんと共に生まれ、がんと共に生き、がんと共に死ぬ」がんは私たちの生命の一部とする考えが腑に落ちた。細胞レベルで生体は進化を毎日繰り返している。増殖と抑制の間のバランスを取り綱渡りをするのが発達なのだ。がん抑制は常に二重三重に網を掛けているが、巨視的な見方をすれば、癌を抑制しつつ長寿をする人も、人類の進化への試みであるのかもしれない。2022/03/05

Nobuko

77
人間のみならずサボテンまで、殆どの多細胞生物を苦しめるがんとは何物なのか。非常に興味深く読みました。私たちはがんの治療をして健康を取り戻そうとするが見かけよりはるかに難しいことを知る。がんを根絶することはできないかもしれない、でも長期的にがんをコントロールすることを「治療」とみなす世界をつくることに希望があることを知りました。本書を読み終え、静かなる心構えができたような。。生活の質をできる限り保つことに集中できたら良いなー。2022/04/13

kamekichi29

5
多細胞生物全てに癌が生じる。植物にも癌があるというのは驚いた。多細胞生物ではいろんな細胞が協調しているが、自分勝手に成長していくがん細胞は裏切り者。 他の癌の本でも見かけましたが、適応的な治療方法というのが注目されているらしい。完全に元を取り除こうとするのは難しく、取り除けず残ってしまった癌はこれまでの治療を回避するように進化してしまう。そこで、癌が発現しない程度までしか癌細胞が成長しないように治療の強弱を変えていくというもの。今後の研究に期待。2022/03/08

Masa

3
イヌもタスマニアデビルも致死的な特有の感染性のがんがあって、それは遺伝子の多様性が失われるような出来事に端を発していて、その出来事を作り出したのは人間だったとは… 感想書いてて気付いた。最初は大人しくて無害な存在だったけど、あるとき何かのきっかけで無秩序に際限なく周囲の資源を貪り尽くして、周りに浸潤して最後は自分も含めた全体を滅ぼすのって…がんはメタファーなのか?!2022/04/14

takao

1
がんは進化的自殺。2022/03/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18966542

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。