侯孝賢の映画講義

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622090502
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C0074

出版社内容情報

「今日私は、自分へのこんな問いかけから始めようと思います。私はなぜ映画を撮れるようになったのか? さらには、いかなる能力と確信をもって、自分がこれでよい、あるいは好きだと思える映画を撮れるようになったのか?」(第1講より)
1980年に『ステキな彼女』で初監督を務めて以来、『風櫃の少年』『冬冬の夏休み』『童年往事』『恋恋風塵』『悲情城市』『戯夢人生』などの映画を世に出して台湾ニューシネマの興隆を牽引し、世界的にも台湾を代表する映画監督として知られる侯孝賢。本書は侯孝賢が2007年に香港バプテスト大学で行った講義の記録である。
初期作品の下地ともなった自身の生い立ちや家族における故郷喪失の影響に始まり、映画人としての来歴、ともに一時代を築いたエドワード・ヤンや朱天文、制作陣や役者たちとのエピソード、作品ごとの制作秘話、さらにはその人生観と映画作りとの関わりまで、侯孝賢の世界が存分に語られる。
映画制作を学ぶ学生に向けた講義でありながら、侯孝賢を形づくる物事や人間の生へのまなざしまでもが窺える、侯孝賢理解のための必読書。巻末には、『好男好女』『憂鬱な楽園』『フラワーズ・オブ・シャンハイ』で製作を手がけた映画プロデューサー・市山尚三による解題を収録。

内容説明

その映画はどのような背景から、いかにして生まれたのか。自身の生い立ちから映画人としての歩み、制作のエピソードまで、侯孝賢の世界が存分に語られる。侯孝賢が二〇〇七年十一月五日から七日にかけて香港バプテスト大学で行った講義を収録。

目次

第1講 私の映画の道
第2講 映画における真実と現実―小津安二郎を手がかりに
第3講 映画の美学と信念
第4講 映画の作り方―ブレッソンを手がかりに
第5講 質問に答えて
第6講 台湾映画の現在と未来

著者等紹介

侯孝賢[ホウシャオシェン]
映画監督。1947年中国広東省梅県の客家の家に生まれ、翌年に一家で台湾に移住、高雄県鳳山で少年時代を過ごす。高校卒業後に兵役に就き、除隊後の1969年に国立芸術専科学校入学、映画製作を学ぶ。1972年卒業。その後、スクリプター、脚本家、助監督を経て、1980年に『ステキな彼女』で監督デビュー。80年代に台湾で起こった社会性、芸術性を追究する映画製作の新潮流「台湾ニューシネマ」を牽引した代表的な監督の一人である。第6回ナント三大陸映画祭金の気球賞(『風櫃の少年』)、第7回ナント三大映画祭金の気球賞(『冬冬の夏休み』)、第36回ベルリン国際映画祭批評家連盟賞(『童年往事』)、第46回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞(『悲情城市』)、第46回カンヌ国際映画祭審査員特別賞(『戯夢人生』)、第68回カンヌ国際映画祭最優秀監督賞(『黒衣の刺客』)など世界的な映画賞を数多く受賞し、台湾最大の映画賞である金馬奨では『悲情城市』『好男好女』『黒衣の刺客』で最優秀監督賞を受賞。2020年第57回金馬奨生涯功労賞

卓伯棠[タクハクドウ]
映画研究者、映像ディレクター、映画監督。香港バプテスト大学博士(映画哲学)。香港バプテスト大学の教員として同大学に電影学院(映画学科)を創設、教鞭を執る。また、香港電視広播有限公司のディレクターとしてドラマ作品を多く手がけたほか、映画監督も務める

秋山珠子[アキヤマタマコ]
神奈川県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。専門は中国語圏の視覚芸術、映像翻訳。現在、神奈川大学外国語学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Bartleby

2
台湾ニューシネマの旗手、侯孝賢による香港バプテスト大学での講義録。彼の初期作品によく出てくるケンカシーンの生々しさ、あの抜群の反射神経の理由の一端がわかった。監督自身が若い頃ケンカに明け暮れていたらしい。 また、予想以上に演出方法も独特だった。自然さを得るために同じシーンを3巡くらい撮り直すという。近年では脚本も、ない。彼がイタロ・カルヴィーノを読んでいるというのも興味深い。2022/08/11

虫睦彦

1
最近、台湾に行き帰国した後に観た「童年往事」が素晴らし過ぎて、侯孝賢の真髄に少し触れてみたくて読んだ。映画で感じていた通り侯孝賢は「人」を撮りたい映画監督であることがよく分かった。かつ、彼は周縁にいる人々に強い関心があり、元不良だけどインテリ、という彼自身がとても魅力的な人物であることがよく伝わってくる内容だった。技術論や台湾映画産業に関する悲観的観測など実践的内容も多く含まれていたが、侯孝賢という人物の様子がよく伝わる講義録だった。痴呆症で引退する事は寂しいが、彼が撮った映画は一生残るはずだ。2023/11/06

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