機能獲得の進化史―化石に見る「眼・顎・翼・あし」の誕生

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機能獲得の進化史―化石に見る「眼・顎・翼・あし」の誕生

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  • サイズ 46判/ページ数 190p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622090298
  • NDC分類 457.8
  • Cコード C0040

出版社内容情報

生命史において、最初に「眼」や「顎」を、「あし」や「翼」などの機能を獲得したのはどのような生物だったのだろう。そしてその始点に、化石記録によってどこまで迫ることができるのだろうか。
新たな機能を獲得した種の出現によって、その生態系での生存のルールが一変することがある。たとえば約6億年前には、眼も手足もない生物たちが海で暮らしていた。しかしひとたび眼を持つ生物が出現すると、生態系が激変した。弱肉強食の世界に変わったのだ。
その後も、たとえばあしを転用することで陸上生態系への進出が、乾燥に耐えうる卵を生むことで完全な陸上生活が可能になった。巣を作ることで、生存の難しい地域に進出できるようにもなった。
飛行能力、暗視能力、反響定位能力。新たな生存のルールのもとで、生物は次々に新たな機能を獲得していき――そして現在、生物は地球上の至るところにはびこっている。44点の古生物イラストとともに、6億年の生命史に転換点をもたらした生物たちに迫る書。

内容説明

最初に眼や顎を獲得したのはどのような生物だったのか。その出現により当時の生態系に何が起きたのか。6億年の生命史に転換点をもたらした生物たちに迫る。

目次

第1章 攻撃と防御
第2章 遠隔検知
第3章 あし
第4章 飛行
第5章 愛情

著者等紹介

土屋健[ツチヤケン]
2003年、金沢大学大学院自然科学研究科修士課程修了。科学雑誌『Newton』の編集記者、部長代理を経て、現在、オフィスジオパレオント代表。サイエンスライター。日本古生物学会会員。日本地質学会会員、日本文藝家協会会員。専門は地質学、古生物学。著書・監修書多数。2019年、日本古生物学会貢献賞を受賞

かわさきしゅんいち[カワサキシュンイチ]
1990年、大阪府生まれ。一般企業に就職後、独立。現在、絵本作家、動物画家、漫画家。生物多様性の面白さを伝えるため、時代や分類問わず生き物の目線や人とのつながりを描く

藤井康文[フジイヤスフミ]
1949年、山口県生まれ。1972年、立教大学経済学部卒業。広告代理店、制作会社を経て、1980年代から現在まで古生物復原画家として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なっく

29
これは面白い。生物が淘汰される中で獲得してきた、様々な機能。攻撃、防御、検知、あし、飛行、そして生殖。生存競争に勝つために獲得したというよりも、獲得したものだけが残ったという事実が静かに胸を打つ。私たちは数多くの犠牲の上に長い長い競争を経て、この機能を備えたのだ。しかし人間は飛行機能を獲得できていないし、嗅覚や走行機能はお粗末だ。おそらく人間は頭脳という機能で生き残るしかないのだろう。犬、猫、鳥、亀、身近な動物を観察、彼らの獲得してきた機能を考えるのは楽しい。2022/01/29

Hiroo Shimoda

9
眼、圧力センサー、エコロケーション、、「遠隔検知」の能力が生態系での立ち位置に影響するというのはビジネスに通ずるところがある。2022/01/24

人生ゴルディアス

6
五つの大きな機能に着目し、それぞれ古生物を例に出して機能の進化を語っていく。コラムを書籍にまとめたものということで、読みやすくある反面、ちょっと物足りなかったかな。すごく興味を惹かれたのは、水生生物が足とも呼べない足を手に入れていた頃、なぜかそれより前の地層から四足動物と思しきものの足跡の化石が出てきているというやつ。タイムトラベル……! あとは翼竜なんかの羽の前身が飛ぶためじゃなくて抱卵のためのものというのはへええと。それもまた元は体温を上げるため表面積を稼ぐものであり…みたいな連鎖がよかった。2022/06/24

5〇5

6
生命の進化を「機能面」から考察する試みだ ♦攻撃する機能、防御する機能、移動する機能、飛行の機能等に着目する ♣機能とは目的に応じて分化していく。ある目的のための機能が、時に別の目的に活用される ♥新たな機能獲得により、生命が多様化し、生態系が複雑化していくのだ ♠目新しい情報はないが、進化の道筋が理解しやすい内容になっている。2021/10/07

きっしょう

3
生物の獲得した機能と進化を「攻撃と防御」「遠隔検知」「あし」「飛行」「愛情」の5章に分けて解説している。 イラストも豊富で読み易い。軟組織である眼や生殖器などは化石としてほとんど残らないため、骨の形の変化などから 進化の過程を推測し、各機能の役割の変遷を辿るのは大変な労力だろうが、読み手としては面白い。2022/12/14

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