誤診のおこるとき―精神科診断の宿命と使命 (新装版)

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  • サイズ 46判/ページ数 184p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784622090137
  • NDC分類 493.72
  • Cコード C1011

内容説明

『精神医学ハンドブック』で知られる著者が誤診例をまとめた名著。再刊にあたり、「うつ病の労務災害」「発達障害」「精神安定剤・睡眠薬の副作用」など今日的なトピックを追加した。さらに最終章に加えた論考「精神科診断の宿命と使命」では、診断に必要な経験と知識、操作的診断運用上の注意点を踏まえながら、あらためて精神科診断の基本を整理する。精神症状のみならず付随する身体症状にも着眼した症例検討は、精神科以外の医師にも日々の臨床の一助となるだろう。研修医から精神科志望者まで、診断学への入口に最適の一冊。

目次

第1部 精神科診断における誤診と了解(誤診とは;了解をめぐって)
第2部 症例の検討(身体疾患の症状と了解;気分(感情)障害と了解
うつ病の労務災害と職場復帰
統合失調症と了解
パニック障害と了解
精神安定剤・睡眠薬の副作用
発達障害と了解
精神科診断の宿命と使命―常識的診断と操作的診断基準)

著者等紹介

山下格[ヤマシタイタル]
1929年札幌生まれ。北海道大学名誉教授(医学部精神医学講座)、北星学園大学前教授(社会福祉学部)。2014年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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