レジリエンス思考―変わりゆく環境と生きる

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レジリエンス思考―変わりゆく環境と生きる

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  • サイズ A5判/ページ数 188p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622089315
  • NDC分類 519.8
  • Cコード C0040

出版社内容情報

 私達が暮らす地域は自然の一部である。このことに、予期せぬ災害や環境の激変という形で気付くことが増えてきた。本書は、なぜこのような事が起こるのかを世界各地の5つの事例を通じて解説している。
 著者によれば、その一因は環境を制御し、過度に効率化しようとすることにある。ただし、環境の復元力(レジリエンス)には限界がある。環境のレジリエンスを左右する要因を認識していないために、効率化を推し進めるうちにその限界が踏み超えられ、環境システムの移行が起きてしまうのだ。
 変動し続ける自然環境を見つめ、どう対応していくべきかを示す、現代の必携書。

内容説明

景色が変貌してはじめて、私たちは問題に気づく。しかしそのずっと前から、生態系は「自己を維持する能力」を静かに失い始めている。意図しない環境変化のリスクを把握し、対処する方策を説く。変動し続ける自然に対し、そのレジリエンスに注目しながら共に生きる術を五つの事例で解説する、現代の必携書。

目次

第1章 複雑な世界に生きるということ―レジリエンス思考のすすめ
事例研究1 切り刻まれた国の象徴―フロリダ・エバーグレーズ
第2章 システムのルール―レジリエンス思考のための心の余地を創る
事例研究2 塩と雨のはざまで―オーストラリア、ゴールバーン・ブロークン流域
第3章 閾値を超える―道を選ぶ時は、後戻りできないことも覚悟して
事例研究3 失われつつある至宝―カリブ海のサンゴ礁
第4章 循環の中へ―適応サイクルを回り、システムは変わってゆく
事例研究4 湖がたどりうるいくつかのシナリオ―ウィスコンシン州、ノーザン・ハイランド・レイク・ディストリクト
第5章 レジリエンスを理解する―レジリエンス思考をどう応用する?
事例研究5 湿地帯のレジリエンスを構築する―スウェーデン、クリスチャンスタッズ・ヴァッテンリーケ
第6章 縮みつつある世界に余地を生み出す―レジリエンスと持続可能性

著者等紹介

ウォーカー,ブライアン[ウォーカー,ブライアン] [Walker,Brian]
生態学者。ジンバブエ生まれ。カナダのサスカチュワン大学で博士号を取得。ジンバブエ大学講師、南アフリカのウィットウォーターズランド大学資源生態学センターセンター長および植物学教授、オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)野生生物生態学部長、スウェーデン王立科学アカデミーのベイエル生態経済学研究所役員、同研究所所長を経て、現在、CSIRO名誉フェロー。オーストラリア国立大学名誉教授。また、レジリエンス・アライアンスの創設メンバーの一人。熱帯サバンナや放牧地におけるレジリエンスに特に関心を持つ。2007年にIPCCとしてノーベル平和賞受賞、2018年に第27回ブループラネット賞受賞

ソルト,デイヴィッド[ソルト,デイヴィッド] [Salt,David]
サイエンスライター。CSIRO野生生物生態学部のコミュニケーションマネージャー、一般向け科学雑誌の編集者を経て、現在、オーストラリア国立大学が発行するDecision Point誌記者。海洋生態学、環境保全を専門とする

黒川耕大[クロカワコウタ]
翻訳家。金沢大学理学部地球学科卒業。同大学自然科学研究科生命・地球学専攻修了。ナショナルジオグラフィックチャンネルやディスカバリーチャンネルなどの科学番組の翻訳を数多く手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。