マーシャル・プラン―新世界秩序の誕生

個数:
電子版価格
¥5,940
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

マーシャル・プラン―新世界秩序の誕生

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月02日 21時21分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 692p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622089063
  • NDC分類 319.530
  • Cコード C0033

出版社内容情報

これまでで最高の研究だ。
――ポール・ケネディ(イェール大学教授。『大国の興亡』)

外交、経済、大戦略を鋭敏に把握し、
冷戦とポスト冷戦時代を理解する新標準を打ち立てている。
――ジョン・ルイス・ギャディス(イェール大学教授。『大戦略論』)

70年後の今、経済的・軍事的にまったく異なった環境で…われわれのリーダーたちが、70年前の実際的な知恵とアイデアから恩恵を受けられんことを願う。
――ポール・ボルカー(第12代連邦準備制度理事会議長)

リーダーと識者たちは今も世界中で新たな「マーシャル・プラン」を求め続けているが、現実のそれがどのようなもので、どのように形成され、何を成し遂げたのかを真に理解している者はどれほどいるだろうか? 目と心を開かせてくれる一冊だ。
――アラン・グリーンスパン(第13代連邦準備制度理事会議長)

「本書は新たに始まった冷戦の中心にマーシャル・プランを大胆に位置づけ、ソ連が苦労のすえに勝ち取った中欧と東欧の緩衝地帯にこのプランが脅威をおよぼす可能性について、スターリンがいかに真剣に考えていたかに焦点を当てる…プラハでのクーデターやベルリンの封鎖など、冷戦初期の劇的なエピソードのほとんどは、マーシャル・プランを挫折させ、欧州全域におけるアメリカの影響力弱体化を狙うスターリンの強い決意が原動力だった」
「マーシャル・プランがアメリカ外交の最大の成果のひとつとして記憶されるのは、先見の明があったからだが、実際に効果を発揮したからでもある…政治的手腕が素晴らしい成果を発揮するためには、高い理想を掲げながらも現実に目を向けなければならない。私たちは、それを教訓として再び学ぶ必要がある」(本文より)
この巨額かつ野心的な欧州復興イニシアティブは、いかにして冷戦という世界秩序を形作り、アメリカの戦後の大戦略に資したのか。アメリカ、ロシア、ドイツ、チェコの新資料を駆使して、その全貌を描いた決定版。

内容説明

この巨額かつ野心的な欧州復興イニシアティブは、いかにして冷戦という世界秩序を形作り、アメリカの戦後の大戦略に資したのか。アメリカ、ロシア、ドイツ、チェコの新資料を駆使して、その全貌を描いた決定版。

目次

プロローグ
危機
決裂
プラン

団結
説得
ソーセージ
破壊活動
通過
対決

著者等紹介

ステイル,ベン[ステイル,ベン] [Steil,Benn]
米外交問題評議会シニア・フェロー、国際経済学ディレクター、学術誌『International Finance』創刊者兼編集者。オックスフォード大学ナッフィールド・カレッジのロイズ保険組合300周年研究基金の特別研究員の後、1992年より英王立国際問題研究所国際経済プログラムのディレクターを務め、1999年から上記評議会で現職

小坂恵理[コサカエリ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

79
トルーマン/マーシャルのFront-endと、ヴァンデンバーグ/クレイトンのBack-end。醍醐味は、ホフマン/クレイ他の実行部隊なれど、スターリンの老獪さにしてやられる過程が印象的。外交音痴を自認するトルーマンの功罪とも映る。諜報活動を含めた、各種神経戦も見どころ。そんな中で、”象”ヴァンデンバーグが、”驢馬”を支持する件は記憶に残る場面。”時代”だけで、簡単に片付けたくない政治の本質という気もする。『付録C』で垣間見る受益”格差”に、現代にもつながる地政学が重なる。期待通り読み応えのある一冊。2021/05/06

BLACK無糖好き

20
原著は2018年刊。「欧州復興計画」としてのマーシャル・プラン成立過程とその効果。さらにNATOをめぐる欧米とソ連/ロシアの確執まで筆が及ぶ。アメリカ、ロシア、ドイツ、チェコの情報源から新しい資料を入手したようで、関係各国の思惑や関係者の思考などが詳細に再現され、濃密なストーリー展開が味わえる。◇マーシャル・プランによる支援の受益国のマクロ経済指標も細かく分析されている反面、東側のコメコンについては、たった8行の記述でバッサリ切り捨てている。このあたり著者の思い切りの良さも感じられる。2021/06/07

MUNEKAZ

13
アメリカによる欧州援助計画マーシャル・プラン。平和的な装いながら、ベルリン封鎖を惹起し、東西冷戦を決定づけた一連の動きを追う。全体として米側の賢明さを強調しつつも、疑心暗鬼に囚われるソ連、ドイツ統一を警戒する英仏、そして占領からの脱却を目指す西ドイツと各アクターの動きが克明に描かれる。外交経験のないトルーマン大統領だったからこそ、マーシャルら有能な人材に交渉を委ね、計画を成功に導けたのだろうか。冷戦終結後もこのプランから派生したNATOとEUの東方拡大が、ロシアの警戒感を煽り続けている指摘が重たい。2020/10/22

人生ゴルディアス

7
マーシャルプランでお金をもらったことにより欧州(と日本)は無事復興しました、めでたしめでたし、くらいの説明しか授業では受けていなかったので、こんなに入り組んでいたことなのか、と面白かった。あと、ソビエトが邪悪なのはもちろんだけど、ドイツを憎んだり怖れたりする言い分がわからなくもないから、西側と決裂していく過程は気の毒でもある(国民が)。最初は経済支援だったけど結局軍事の後ろ盾が必要になってNATO結成とかも、スターリンは正しく予想していた。スペインが蚊帳の外だったのは意外。大変面白い本でした。2020/10/25

ワッキー提督

4
所謂「マーシャル・プラン」の政策決定過程について、米国だけでなく英仏独の視点と、対ソ外交の要素も加えながら、記述する一冊。専門書よりは読みやすさを重視しているが、同時代のアメリカ史・ヨーロッパ史の細かい人名までは把握しきれていないため、苦戦する部分もあった。その後のNATO形成と連動した政策として描かれる「マーシャル・プラン」像は納得のいくものだったが、だからこそ、現代へのインプリケーションとして、所謂「NATOの東方拡大」を「大戦略は棚上げ」「失敗」と断じてしまっている点は、安直ではないかと感じた。2022/06/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16158469
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品