出版社内容情報
人間の思考とAI(人工知能)の“思考”の組立ては、どう違うのか? AI研究の主なブレイクスルーをつぶさにたどりながら、スマートマシンの知能のメカニズムを説き明かす。自動運転車、「おすすめ(レコメンド)」や音声認識のシステムから、ワトソン、アルファ碁、スタークラフト・ボットまで──それぞれに興味をそそるAIについて、構築の工程をこの本の中で疑似体験するかのような読みごたえ。そうするうちに、簡単なAIの理解からきわめて高度なAIの理解へと、着実に導かれる。
元・Google機械学習&データサイエンス・チームのエンジニアリング・マネージャーである著者が、コードや数式を使わずに詳らかにできるぎりぎりまで踏み込んで解説している。大づかみではなく具体的にAIとは何かを見極めたい読者のための一冊だ。「好奇心と、少しの集中力」を使ってフタを開けてみれば、AIには何の神秘もない。神秘よりもずっとおもしろい。
砂漠の自動運転車レースやNETFLIXプライズなど、AI開発史を彩るエキサイティングな舞台と研究者たちの奮闘も、著者は臨場感たっぷりに振り返る。有名無名のエンジニアたちがアイデアをぶつけ合って革新を積み上げてきた、研究コミュニティの活力が伝わってくる。
内容説明
AIに神秘などありえない。神秘よりずっと、おもしろくて凄い。自動運転車、「おすすめ」システム、ワトソン、アルファ碁…人間の思考の組立てと、どう違うのか?AI構築の工程を本で疑似体験。
目次
オートマトンの秘密
自動運転車とグランド・チャレンジ
車線を外れない―自動運転車の認識技術
交差点で停止する―自動運転車の頭脳
ネットフリックスとレコメンデーション・エンジン
成功のカギはアンサンブル
コンピュータに報酬を与えて学習させる
ニューラルネットワークを使ってアタリのゲームに勝つ方法
人工ニューラルネットワークは世界をどう見ているか
深層ニューラルネットワークの奥にあるのは
聞く、話す、覚えるニューラルネットワーク
自然言語と『ジェパディ!』のクイズ問題を理解する
『ジェパディ!』の正解を掘り出す
力まかせ探索と優れた戦略の発見
名人級の囲碁の腕
リアルタイムAIと“スタークラフト”
50年後、さらにその先
著者等紹介
ジェリッシュ,ショーン[ジェリッシュ,ショーン] [Gerrish,Sean]
自称「機械学習geek」のソフトウェア・エンジニア。プリンストン大学にてPh.D.(コンピュータ・サイエンス)を取得後、テザ・テクノロジーズ社(Teza Technologies)のエンジニア、および、グーグル社(Google)機械学習&データサイエンス・チームのエンジニアリング・マネージャーを務めた。『スマートマシンはこうして思考する』が初の著書
依田光江[ヨダミツエ]
外資系IT企業勤務を経て、翻訳業を開始。IT系実務翻訳とノンフィクション書籍の両方を手掛ける
栗原聡[クリハラサトシ]
慶應義塾大学理工学部(管理工学科)教授。専門は人工知能・複雑ネットワーク科学・計算社会科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yahiro
takao
Akiro OUED
ことよん
かんちゃん
-
- 和書
- 満洲開拓叢書 〈第4巻〉