構築の人、ジャン・プルーヴェ

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  • サイズ B5判/ページ数 336p/高さ 25cm
  • 商品コード 9784622088424
  • NDC分類 523.35
  • Cコード C1052

出版社内容情報

フランス・ロレーヌ地方の鉄鋼の町ナンシーで、エコール・ド・ナンシーの美術家を父に育ったジャン・プルーヴェ(1901-1984)。その地で鋳鉄職人としてものづくりを始め、先進的な建築家たちと共に制作を行ううち、自らがフランス・モダニズムを先導する建築家となっていた。
戦後、復興期のフランスで、人々の暮らしの再建に必要な住宅を直ちに供給すべく、逸早く住宅の工業生産化にとりくみ、アルミニウム素材を大胆に用いた部材、組立て・解体が容易なプレファブ工法の住宅を考案。その技術を応用した革新的な建設法を駆使して、公共施設、個人住宅、学校建築、学生用の家具などを次々とつくりだしてゆく。晩年にはポンピドゥー文化センター国際競技設計の審査員長も務めたが、生涯、公認の建築家の資格を得なかった。
プルーヴェの手になる構築物は、その部材のひとつひとつにまで、素材を知り、素材に従うことで生まれる正直な「かたち」が息づいており、頑健でありながらどこか愛らしい佇まいの建築や家具は、時をこえ人々を魅了しつづけている。
20世紀デザイン史で異彩を放つ真の「構築家」の作品と人生を、アトリエ・ジャン・プルーヴェのプロジェクト・チーフとして協働した建築家・早間玲子の編訳でおくる。

内容説明

鋳鉄職人、エンジニア、芸術家。三つの資質を合わせもつプルーヴェから生まれる「かたち」。その背後にある技術・実践・思想・人生をアトリエ・ジャン・プルーヴェのプロジェクト・チーフとして協働した建築家・早間玲子が紹介する。

目次

1部 ジャン・プルーヴェ、自身を語る(鋳鉄職人;ジェネラル・キュスティヌ通りからマクセヴィルまで;マクセヴィル工場の自主管理方式;家具;ロッズとみんなの家 ほか)
2部 構築家プルーヴェは語る、工業生産から生まれる建築のすがた(建物の構成;建物の構造;加工製作;生活環境;建設チームの構成)

著者等紹介

プルーヴェ,ジャン[プルーヴェ,ジャン] [Prouv´e,Jean]
1901‐1984。1901年、アール・ヌーヴォーを代表する工芸家エミール・ガレの後継者であるヴィクトル・プルーヴェを父に、パリに生まれる。1916年から鋳鉄工芸家エミール・ロベールとアダルベール・サボの工房で修業。兵役の後、1924年、ナンシーのジェネラル・キュスティヌ通りに最初の工房を開設、建築家マレー=ステヴァンス、ル・コルビュジエのほか、多くの建築家と知り合い、協働するようになる。1940年からレジスタンス運動に積極的に関わり、ナンシー市長として戦後の混乱期を支えた。1947年、ナンシー郊外のマクセヴィルに新工場を開設し、家具、建設分野で革新的な成果を生んだが、工場の株主となった数社の大企業と衝突し、1953年、組織が再編されると工場を去る。1957年、輸送機工業製作所CIMTの建築部部長に就任、カーテンウォールの設計施工に貢献した。同年、国立工芸院CNAM教授に就任、以後13年間、教鞭を執る。1966年、パリにアトリエ・ジャン・プルーヴェを開設。1971年、ポンピドゥー文化センターの国際競技設計において審査委員長を務めた。1981年、ベルギーのエラスムス賞を、1982年、レジオン・ドヌール勲章コマンドゥールを受章。1984年、ナンシーにて死去。享年82

早間玲子[ハヤマレイコ]
フランスの建築家、一級建築士。1933年東京に生まれる。1958年、横浜国立大学工学部建築学科卒業、1959年から前川國男建築設計事務所勤務。1966年、フランス政府招聘日仏工業技術交換留学生として渡仏。在仏日本大使公邸新築工事に関して、Ch.ペリアンと協働する一方、G.カンジリス建築事務所に勤務。1969‐75年、アトリエ・ジャン・プルーヴェに勤務。1974年、パリ私立建築大学卒業。同年フランスにおける日本人初の建築家営業権を取得し、1976年、パリに早間玲子建築設計事務所を開設。2004年、フランス共和国のレジオン・ドヌール勲章を受章。2011年、旭日小綬章受章。2013年、フランス共和国建築家会名誉会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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