アリストテレス 生物学の創造〈下〉

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アリストテレス 生物学の創造〈下〉

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  • サイズ 46判/ページ数 327p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622088356
  • NDC分類 460
  • Cコード C1045

出版社内容情報

「アリストテレスの科学の精巧なタペストリーに思いをいたし、それをわれわれの科学とくらべてみながら、われわれは今ようやく、彼の意図していたことや彼が成し遂げたことを、われわれ以前のどの時代よりもはっきりと見て取ることができるようになった。私はそう思っている。そしてもしそれが本当なら、それはわれわれがやっと、彼に追いつくことができたからなのだろう。」
(本文より)

下巻では遺伝や生活史の理論、ダーウィンとの比較のほか、自然発生説やコウイカ大論争といったテーマに端を発する近代以降の生物学のターニングポイントにもスポットライトを当て、その随所にアリストテレスの影を色濃く浮かびあがらせる。また、アリストテレスの生物学と哲学がどのように結びついていたか、それらがいかに現代の生物学の体系の中核に引き継がれているかについても掘り下げる。
科学革命以来の数百年間、ほとんど蔑ろにされ忘れられていた偉大な生物学者を、著者はダーウィンやリンナエウスと比肩する先達として見事に蘇らせている。

〈グールドの最良の著書にも匹敵する才筆。近年の生物系の著作の中では抜きん出て長く読まれる本になるだろう〉
──ニューサイエンティスト誌

内容説明

下巻では遺伝や生活史の理論、ダーウィンとの比較のほか、自然発生説やコウイカ大論争といったテーマに端を発する近代以降の生物学のターニングポイントにもスポットライトを当て、その随所にアリストテレスの影を色濃く浮かびあがらせる。また、アリストテレスの生物学と哲学がどのように結びついていたか、それらがいかに現代の生物学の体系の中核に引き継がれているかについても掘り下げる。科学革命以来の数百年間、ほとんど蔑ろにされ忘れられていた偉大な生物学者を、著者はダーウィンやリンナエウスと比肩する先達として見事に蘇らせている。

目次

ヒツジの谷
カキのレシピ
イチジク、蜜蜂、魚
石の森
宇宙
ピュラー海峡
補遺

著者等紹介

ルロワ,アルマン・マリー[ルロワ,アルマンマリー] [Leroi,Armand Marie]
インペリアル・カレッジ・ロンドン、進化発生生物学教授。1964年、ニュージーランド、ウェリントン生まれ。国籍はオランダ。ニュージーランド、南アフリカ、カナダで幼少年期を過ごす。ダルハウジー大学(ハリファックス、カナダ)で学士号を取得後、カリフォルニア大学アーバイン校(アメリカ)で博士号を取得。マイケル・ローズ博士のもとでショウジョウバエを対象に老化の進化生物学研究に携わる。ついでアルバート・アインシュタイン医科大学のスコット・エモンズ博士のもとでポストドクトラル・フェローを勤め、線虫の成長の研究を始める。1996年からインペリアル・カレッジ・ロンドンで講師、2001年から進化発生生物学部門リーダーを務める。初の著書MUTANTS:On Genetic Variety and the Human Body(Viking Penguin,2003)(邦訳は上野直人監修・築地誠子訳『『ヒトの変異―人体の遺伝的多様性について』,2006,みすず書房)により、Guardian First Book Awardを受賞。『アリストテレス 生物学の創造』により、London Hellenic Prize2015およびRunciman Prize2015を受賞。イギリスではBBCチャンネル4、ディスカヴァリー・チャンネル・ナショナル・ジオグラフィックなどのテレビ番組で放送作家兼ナビゲーターも務め、科学コミュニケーターとしてもよく知られている

森夏樹[モリナツキ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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トムトム

25
イデアだプネウマだと哲学っぽい言葉で議論して賢いぶっている人たちに教えたい。ただの科学用語だよ!誰も気づいていない概念に先駆者が名前をつけただけのもの。現在では別の科学用語や概念で説明できたりする。今は使われていないフロギストン(空気中に含まれる燃える物質、現在の酸素)やエーテル(宇宙に満ちている液体、そこに地球が浮かんでいる)について真面目に議論するようなものです。哲学用語は当時最先端の科学用語。死後の世界と神については、ないものをあると仮定して議論しているだけだと思うので、どうぞご勝手に♪2021/04/19

Gokkey

9
著者は現役の生物学者で分子生物学的手法を中心に胚発生の研究を展開。そんな著者はアリストテレスの自然観を紐解き、現代の生物学が還元的に質料(ヒュレー)としての側面のみに光を当てた一方で忘却した形相(エイドス)の重要性を喚起させる。形相とは現代風に言い換えれば生態学的なニッチとそこへ向かうベクトルと言い換えられるか。そのベクトルの中で形を変え(形相因)、与えられた役割を全う(目的因)しながら次世代にそのニッチを受け継ぐ。月並みな言い方だが、その様を膨大な観察記録のみから導き出すアリストテレスは正に驚異的。2020/01/18

Mark.jr

3
哲学者として著名なアリストテレスは、実は博物学・生物学者としても有能であったことは、果たして知られているのかいないのか...。本書はそんなアリストテレスの生物学の業績を解説しつつ、古代ギリシア当時の生物学、遺伝学、解剖学、自然観などを掘り下げる、大変読み応えのある本になっています。"THE LAGOON"日本語にすると"潟"を意味する原題通り、取り上げられているのは主に水中生物ですが、羊や蜂やイチジクなども扱われています。2021/12/12

Go Extreme

1
ヒツジの谷: ありうべき血の通うシステムを精巧に描きだす カキのレシピ: なぜ自身の体系をねじ曲げて一部の生物の自然発生を信じたのか イチジク、蜜蜂、魚: 生物の生活史を世界全体の動的平衡とサイクルの中に位置づけ、環境の要請と動物の体の要求を見事に関連づけ 石の森: 進化論を含まないアリストテレスの生物学は忘れられた 宇宙:群集生態学が欠けているように見えて生物学と政治学、形而上学、倫理学などを結ぶ補助線→全体は壮大な「宇宙の目的論」のヴィジョン ピュラー海峡: アリストテレス評価の変遷とその妥当性を再考2022/07/08

かんちゃん

0
これがアリストテレスなんだ。 考え抜くこと。 それによって、問を考えること。 こうして生物学が生まれた。 なるほど、いかにアリストテレスがすごいのかの一端が垣間見えた気がした。2021/11/25

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