アリストテレス 生物学の創造〈上〉

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アリストテレス 生物学の創造〈上〉

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  • サイズ 46判/ページ数 354p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622088349
  • NDC分類 460
  • Cコード C1045

出版社内容情報

〈どのページも、アリストテレスの眼を通して見たこの世界の美しさを追体験させてくれる〉
──ネイチャー誌

アリストテレスは超一級の生物学者だった──しかも、史上一人目の。自身も進化と発生学の研究者である著者は、『動物誌』を中心にアリストテレスの生物学を調べあげ、2400年前の超人的先駆者の着眼と構想を掘り起こした。形態、発生、代謝、分類、老化、情報の継承まで──それは古くて新しい、ブリリアントな生物学だ。本書のどのページもアリストテレスのセンス・オブ・ワンダーと呼ぶべきものに満ちており、哲人を魅了した生物界の不思議さと精妙さに、読む者もまた魅入られてしまう。
知りうる限りの生物種について記述し、自ら動物の解剖を繰り返し、生物界の部分と全体をシステムとして分析したアリストテレス。彼が「仕事を終える頃には、素材、形、目的、変化などはもはや思弁哲学のおもちゃではなく、研究のプログラムとなっていた」。自然のありのままの体系に重ね合わせようと周到に編まれた理論には、生き物たちの多様さの中に張り巡らされたパターン性、生命の連続性と差異化についての深い洞察が織り込まれている。
本書はそんなアリストテレスの生物学的仕事の全貌を鮮やかに描き出すとともに、時代を超えて探求され続ける生物学の精髄を読み解く。

内容説明

アリストテレスは超一級の生物学者だった―しかも、史上一人目の。自身も進化と発生学の研究者である著者は、『動物誌』を中心にアリストテレスの生物学を調べあげ、2400年前の超人的先駆者の着眼と構想を掘り起こした。形態、発生、代謝、分類、老化、情報の継承まで―それは古くて新しい、ブリリアントな生物学だ。本書はそんなアリストテレスの生物学的仕事の全貌を鮮やかに描き出すとともに、時代を超えて探求され続ける生物学の精髄を読み解く。

目次

エラトー書店にて

人智の及ぶところ
解剖
自然
イルカのいびき
道具
鳥の風
コウイカの霊魂

著者等紹介

ルロワ,アルマン・マリー[ルロワ,アルマンマリー] [Leroi,Armand Marie]
インペリアル・カレッジ・ロンドン、進化発生生物学教授。1964年、ニュージーランド、ウェリントン生まれ。国籍はオランダ。ニュージーランド、南アフリカ、カナダで幼少年期を過ごす。ダルハウジー大学(ハリファックス、カナダ)で学士号を取得後、カリフォルニア大学アーバイン校(アメリカ)で博士号を取得。マイケル・ローズ博士のもとでショウジョウバエを対象に老化の進化生物学研究に携わる。ついでアルバート・アインシュタイン医科大学のスコット・エモンズ博士のもとでポストドクトラル・フェローを勤め、線虫の成長の研究を始める。1996年からインペリアル・カレッジ・ロンドンで講師、2001年から進化発生生物学部門リーダーを務める。初の著書MUTANTS:On Genetic Variety and the Human Body(Viking Penguin,2003)(邦訳は上野直人監修・築地誠子訳『『ヒトの変異―人体の遺伝的多様性について』,2006,みすず書房)により、Guardian First Book Awardを受賞。『アリストテレス 生物学の創造』により、London Hellenic Prize2015およびRunciman Prize2015を受賞。イギリスではBBCチャンネル4、ディスカヴァリー・チャンネル・ナショナル・ジオグラフィックなどのテレビ番組で放送作家兼ナビゲーターも務め、科学コミュニケーターとしてもよく知られている

森夏樹[モリナツキ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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トムトム

37
何もないところから観察力とヒラメキだけで生物を理解しようとする。ちょっとだけ文章がダラっと長い部分があるけれど、興味深い内容です。科学は概念。先人さんの発見した事を私たちは学校で習ってすんなり納得しているけれど、何もないところから推測するってのはすごいと思いました。今から見ればおかしなところも、じゃあゼロスタートで先入観なしに自分で考えてこの現象は何だと思う?と考えたら、アリストテレスさんのすごさが分かります。2021/04/18

Gokkey

9
アリストテレスは数多くの動物の解剖を行い、胚発生を記載した。彼はその動物の部分や出来上がり方を通して何を見たのか?それは師であるプラトンの観念論的自然観に背いた目的論的自然観だった。様々な生物の観察から見える類似と相違。これは何故生じるのか?この変化こそが彼にとってのピュシスであり、説明を要するものであった。形相因、始動因、そして目的因と名付けられた因果関係の連鎖の実態は何か?彼の時代から一変して還元論的にDNAのレベルまで生命を細分化した我々は、彼の疑問に満足な答えを与えられるだろうか?2020/01/11

ミムロ犬

7
形而上的思考と科学的視座が入り混じったアリストテレスはいやに想像をかきたてるものがあってそういった点はプラトンとは違うおもしろさがある。(『詩学』で)ギリシア悲劇に生理的な効果を見たことも同じくそういう態度に由来しているんだろうと思う。後代にはアリストテレスの生物学をめぐってお約束の大きな論争が起きるが(これには結構な頁が割かれる)、これは彼の思考様式がわりと柔軟であることにも起因してるのかもしれない。あと、先人に容赦しないアリストテレスのスタイルが良い。2020/05/18

Pezo

2
科学の古典に対する距離のとりかたって多分難しいと思うんだけど、危うい橋をうまいこと魅力たっぷりに渡ってると思う。足を踏み外してるよと思う人もいるかもしれない。2019/11/20

Go Extreme

1
エラトー書店にて: アリストテレスの生物学との遭遇 島: なぜ生物を研究しようと考えたか 人智の及ぶところ: 生き物についての知識をいったいどこから得ていたか 解剖: 驚くべき正確さの傍らに明らかな不正確さが共存 自然: ピュシスを解明する遠大な「研究プログラム」に着手 イルカのいびき: アリストテレスの分類体系・ねらい 道具: 「論証」と呼ぶ知的構造 鳥の風: 動物の各部はなぜ必要か→比較生物学と目的論 コウイカの霊魂: 生理機能とその自己制御 泡: 発生生物学 いかにして生き物に「なる」のか2022/07/08

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