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カントの生涯と学説 (新装版)

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  • サイズ A5判/ページ数 514p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784622088073
  • NDC分類 134.2
  • Cコード C1010

目次

第1章 少年期及び修業時代
第2章 修士時代とカント学説の発端
第3章 『純粋理性批判』の構築と根本問題
第4章 批判哲学の最初の諸成果:『プロレゴーメナ』、ヘルダーの『考案』及び歴史哲学の基礎づけ
第5章 批判的倫理学の構築
第6章 『判断力批判』
第7章 晩年の諸著作と闘争―『単なる理性の限界内の宗教』及びプロイセン政府との衝突

著者等紹介

カッシーラー,E.[カッシーラー,E.] [Cassirer,Ernst]
1874‐1945。ドイツの哲学者。旧ドイツ領ブレスラウ(現ポーランド領ヴロツワフ)に生れる。ヘルマン・コーエンの下でカント哲学を学び、マールブルク学派の一人に数えあげられるが、近代認識論史の大著である『近代の哲学と科学における認識問題』(1‐3巻、1906‐20、4巻、1950(邦訳『認識問題』全4巻・5冊))や『実体概念と関数概念』(1910)で独自の立場を確立。ベルリン大学私講師をへて1919年新設ハンブルク大学教授に着任。さらに『シンボル形式の哲学』(1923‐29)で言語・神話・宗教・芸術などを包括する文化哲学の体系をつくりあげた。1933年、ナチスの支配と同時に亡命を余儀なくされ、オクスフォードからスウェーデンをへて、1941年以後アメリカで活躍する。1945年4月、ニューヨークで歿

門脇卓爾[カドワキタクジ]
1925年鳥取に生れる。1951年京都大学文学部哲学科卒業。学習院大学名誉教授。2012年歿

高橋昭二[タカハシショウジ]
1927年大阪に生れる。1951年京都大学文学部哲学科卒業。1984年2月大阪大学教授在職中歿

浜田義文[ハマダヨシフミ]
1922年中国青島市に生れる。1947年東京大学法学部政治学科卒業。1950年東京大学文学部哲学科卒業。法政大学名誉教授。2004年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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roughfractus02

7
ジンメルのカント講義を聴講し、彼からコーヘンを紹介されて新カント派の一員となり、現代の科学的認識を基礎づけた『実体概念と関数概念』(1910)を書いたドイツ人の著者は、第一次大戦の召集を免れる代わりにプロパガンダ目的の情報収集に従事させられ、理性/感性の別なく操作するメディアに直面した。カントの生涯を辿りつつ、三批判中感性と理性の媒介を論じた『判断力批判』を重視する本書には、シンボルを操る人間が陥るプロパガンダの危険に対する処方の模索と理性重視の新カント派の圏外に踏み出す著者の意志が窺える(1918刊)。2019/04/30

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