測りすぎ―なぜパフォーマンス評価は失敗するのか?

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測りすぎ―なぜパフォーマンス評価は失敗するのか?

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  • サイズ B6判/ページ数 232p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622087939
  • NDC分類 361.9
  • Cコード C0033

出版社内容情報

「成功へのカギは成果評価にある」――今日あらゆる組織に蔓延している信念だ。しかしわれわれは業績を数字化することに固執するあまり、測定そのものを目的化してしまっていないだろうか。その結果、「測りすぎ」が組織のみならず個人の生活を破壊しつつある。教育、医療、ビジネス、政府活動など様々な事例をあげながら、経済学者がその原因と解決策を示した、コンパクトな本。「大問題をあつかった良書だ」(ジョージ・アカロフ)

内容説明

教育、医療、ビジネス、行政、NPO…業績評価が組織をダメにする根本原因を分析。パフォーマンス測定への固執が機能不全に陥る原因と、数値測定の健全な使用方法を明示。巻末にはチェックリストを付す。

目次

1 議論(簡単な要旨;繰り返す欠陥)
2 背景(測定および能力給の成り立ち;なぜ測定基準がこれほどほど人気になったのか;プリンシパル、エージェント、動機づけ;哲学的批判)
3 あらゆるものの誤測定?―ケーススタディ(大学;学校;医療;警察;軍;ビジネスと金融;慈善事業と対外援助;透明性が実績の敵になるとき―政治、外交、防諜、結婚)
4 結論(意図せぬ、だが予測可能な悪影響;いつどうやって測定基準を用いるべきか―チェックリスト)

著者等紹介

ミュラー,ジェリー・Z.[ミュラー,ジェリーZ.] [Muller,Jerry Z.]
アメリカ・カトリック大学歴史学部教授。専門は近代ヨーロッパの知性史、資本主義の歴史

松本裕[マツモトユウ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

57
測る。評価のためのデータ収集・分析・評価。一見、正しいようで、実はそうでもないリスクが高いことを、論理的に展開している1冊。まさしく、こういう視点を持っていないと、形骸化・悪影響となる。ますます、こういう傾向が高くなる中、それだけに眼を向けるようになり、肝心なものが忘れされるし、納得感も薄くなり、組織の硬直化につながる。難しいことだが、絶えず、見直し続けることだ。2020/11/20

shikada

30
数値目標を重要視しすぎることの弊害を述べた一冊。数値目標は、一見非常にわかりやすい指標で、その達成度に応じて報酬が与えられる組織も多い。しかし、その数値目標を達成すること自体が目的化すると、弊害が生じる。極端な例では、生徒のテストの点数をアップした教師にボーナスを与える制度を作ると、教師はテストで高得点を取るための小手先の技術ばかり教え、学力の低い生徒を「障害児」として分類して評価対象から外す。死亡率の低下を目標にする病院は、重症患者を受け入れなくなる。そうした本末転倒が起きる理由を丹念に説明している。2020/07/31

きゃれら

23
自分の仕事は実質業績の数値分析みたいなことが多かった。数値化できないことは改善できないみたいな言い方に共感してたこともある。でも今は確信を持って否定できる。大事なことは数値化できない。本書は、数値化の罠にハマった米英の病気についてのレポート。数字の中身がちゃんと分かってない人が、数字に基づいて判断することの怖さがよくわかる。正直、よくわかっていることについての記述だから僕にはそんなに面白いものではなかったが、「数値化の鬼」みたいな本に感心している人にはいい解毒剤かもしれない。2023/05/07

チェアー

16
計測不可能なものを無理やり測定して評価しようとすると、無理が生じてしまう。人間は測定が好きなこと、測定される機会があれば、自分をよく見せたくなること。その特性を理解していないと間違った評価をすることになる。測定しにくいものについては、結局熟練の専門家による評価が最も近いということなんだろう。大切なのは測れないものがあるという認識と謙虚であることだ。2019/10/19

くらすけ

14
数字、データで人を評価をすることの難しさを教えてくれる本。人を評価する立場にある人や統計的手法を重視する人にこそ読んで欲しい1冊です2021/03/14

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