イギリス女性運動史 1792‐1928 (新装版)

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イギリス女性運動史 1792‐1928 (新装版)

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  • サイズ A5判/ページ数 374p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784622087656
  • NDC分類 367.233
  • Cコード C3022

出版社内容情報

フランス革命と産業革命を端緒に、18世紀末頃から芽生えはじめた女性解放思想が、男性の従属物としてあらゆる権利を制限されていた英国の女性たちをいかに突き動かし、参政権獲得という具体的目標に向けて形をとりはじめたのか。本書は、男女平等の人権を求めるメアリー・ウルストンクラフト『女性の権利の擁護』刊行の1792年を起点におき、さまざまな史実や人物群像を描き出しつつ、英国で女性の普通選挙権が実現した1928年に至る道程を活写した古典的名著(原題The Cause)待望の初訳である。
著者のレイ・ストレイチー(1887-1940)はフェミニスト、アクティヴィストとして生涯を英国の女性運動に捧げる。運動の只中に身をおいた人物ならではの臨場感あふれる叙述、いかなる政治的立場にも拠らない伸びやかな視点で、ある時代の躍動感をいきいきと伝える。1928年初版の原典に日本語版オリジナルの詳細な訳注、女性史年表を付した歴史、女性史研究の必読書。
「改革が実現されるまでは、いうまでもなく多くの女性たちの協力と連帯があった。議会における選挙法改正案の成り行きに一喜一憂しながら懸命に努力する女性たちの熱烈な意志と懸命な努力に感銘を受けない者はいないだろう」(「訳者あとがき」)

凡例

ヴィラーゴ版(1978)への新しい序
第1章 家庭という監獄 1792-1837
第2章 噴出する不満 1837-1850
第3章 社会参加の拡大 1837-1850
第4章 形に示された要求 1850-1857
第5章 仕事への着手 1850-1860
第6章 権利とプロパガンダ 1860-1870
第7章 無知の露呈 1848-1868
第8章 ケンブリッジ攻略 1866-1873
第9章 女性医師 1858-1873
第10章 性病予防法 1870、1871
第11章 初めての組織運営 1870-1900
第12章 女性労働の必然性 1860-1890
第13章 女子教育における進展 1870-1900
第14章 行政の欺き 1870-1900
第15章 戦闘的運動の始まり 1897-1906
第16章 偉大なる日々 1906-1911
第17章 選挙法改正法案の失敗 1911-1914
第18章 戦時 1914-1918
第19章 女性参政権の獲得 1916-1918
第20章 第一次世界大戦後 1918-1928
第21章 新しい女性像の受容
原著者による文献ノート

訳注
訳者あとがき
レイ・ストレイチー著作リスト
本書に登場する地名
本書に関連するイギリス歴代内閣
年表
索引

レイ・ストレイチー[レイストレイチー]
著・文・その他

栗栖美知子[クリスミチコ]
監修/翻訳

出淵敬子[イヅブチケイコ]
監修/翻訳

内容説明

フランス革命と産業革命を端緒に、18世紀末頃から芽生えはじめた女性解放思想が、男性の従属物としてあらゆる権利を制限されていた英国の女性たちをいかに突き動かし、参政権獲得という具体的目標に向けて形をとりはじめたのか。本書は、男女平等の人権を求めるメアリー・ウルストンクラフト『女性の権利の擁護』刊行の1792年を起点におき、さまざまな史実や人物群像を描き出しつつ、英国で女性の普通選挙権が実現した1928年に至る道程を活写した古典的名著(原題The Cause)待望の初訳である。

目次

家庭という監獄(一七九二‐一八三七)
噴出する不満(一八三七‐一八五〇)
社会参加の拡大(一八三七‐一八五〇)
形に示された要求(一八五〇‐一八五七)
仕事への着手(一八五〇‐一八六〇)
権利とプロパガンダ(一八六〇‐一八七〇)
無知の露呈(一八四八‐一八六八)
ケンブリッジ攻略(一八六六‐一八七三)
女性医師(一八五八‐一八七三)
性病予防法(一八七〇、一八七一)
初めての組織運営(一八七〇‐一九〇〇)
女性労働の必然性(一八六〇‐一八九〇)
女子教育における進展(一八七〇‐一九〇〇)
行政の欺き(一八七〇‐一九〇〇)
戦闘的運動の始まり(一八九七‐一九〇六)
偉大なる日々(一九〇六‐一九一一)
選挙法改正法案の失敗(一九一一‐一九一四)
戦時(一九一四‐一九一八)
女性参政権の獲得(一九一六‐一九一八)
第一次世界大戦後(一九一八‐一九二八)
新しい女性像の受容

著者等紹介

ストレイチー,レイ[ストレイチー,レイ] [Strachey,Ray]
1887‐1940。英国人弁護士の父と米国人の母のもとにロンドンで生まれる。1905年ケンブリッジ大学ニューナム・コレッジ入学、数学を専攻。アメリカのブリン・モー・コレッジ、オックスフォード大学電気工学科でも学ぶ。大学時代から政治サークルに所属し、女性参政権運動にかかわる。1911年、オリヴァー・ストレイチーと結婚。女性参政権協会全国連合などの運営、機関紙の編集に携わり、英国女性参政権獲得後も女性の地位向上に生涯を通して尽力した

栗栖美知子[クリスミチコ]
日本女子大学文学研究科英文学専攻修士課程修了、ロンドン大学キングズ・コレッジ大学院修士課程英文学専攻修了(MA)。大東文化大学文学研究科英文学専攻教授

出淵敬子[イズブチケイコ]
1961年日本女子大学英文学科卒業。1968年コロンビア大学大学院修士課程修了。1970年東京大学大学院博士課程満期退了。1972年より日本女子大学文学部で教え、2006年より同名誉教授。イギリス小説専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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