鼓動が止まるとき―1万2000回、心臓を救うことをあきらめなかった外科医

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鼓動が止まるとき―1万2000回、心臓を救うことをあきらめなかった外科医

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  • サイズ B6判/ページ数 325p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622087540
  • NDC分類 494.643
  • Cコード C0036

出版社内容情報

驚異的な機転と不屈の精神で患者を救う。人工心臓手術のパイオニアとなり、心臓外科の歴史を変えた破天荒な外科医の自伝的エッセイ!「心臓手術には例外なくリスクがある。執刀する私たち医者は、振り返らない。私たちは次へと進む。いつだって、結果がよりよいものになると期待する。そして、決してそれを疑ってはならない」
私たちの心臓は1年間で3100万回、80年生きたとすれば、25億回の拍動をつづける。毎日全身には、6000リットル以上の血液が送り出される。この途方もない偉業を、私たちはどうして機械にやらせたり、他人の心臓で代用できると考えたのだろうか?
ウェスタビーは、その生命の鼓動を刻む臓器の手術に挑みつづける。心臓が右側にある男の子、5度も同じ心臓疾患に冒された女性、人工心臓によって7年もの「追加された人生」を生きた医師。ひとつとして同じ心臓などなく、どの患者にも手術台の上で胸を切り開かれるまでの人生があった。ウェスタビーがあきらめることは、いつでも目の前の患者の人生の終わりを意味した。
心臓が動かなくなるより不幸なことは、人生には訪れない。もしそれまでの人生がどれほど苦しみに満ちていたとしても。そしてもしそれからの人生が、他人の心臓や機械の心臓とともに生きる戦いの日々だったとしても――。

まえがき
第1章 エーテル・ドーム
第2章 小さな一歩から
第3章 ブロック卿の長靴
第4章 タウンシップの少年
第5章 名前のない少女
第6章 二つの心臓を持つ男
第7章 ジュリーの心臓を守れ
第8章 黒いバナナ
第9章 ドミノ心臓
第10章 バッテリーに頼る命
第11章 アンナの物語
第12章 ミスター・クラーク
第13章 アドレナリン・ラッシュ
第14章 絶望
第15章 二重の危険
第16章 命は彼らの手の中に
あとがき
謝辞
監修者解説
用語集

スティーヴン・ウェスタビー[スティーヴンウェスタビー]
著・文・その他

小田嶋由美子[オダジマユミコ]
翻訳

勝間田敬弘[カツマタタカヒロ]
監修

内容説明

人工心臓手術のパイオニアとなった破天荒な外科医が挑みつづけた、いくつもの生と死の分かれ道。

目次

エーテル・ドーム
小さな一歩から
ブロック卿の長靴
タウンシップの少年
名前のない少女
二つの心臓を持つ男
ジュリーの心臓を守れ
黒いバナナ
ドミノ心臓
バッテリーに頼る命
アンナの物語
アドレナリン・ラッシュ
絶望
二重の危険
命は彼らの手の中に

著者等紹介

ウェスタビー,スティーヴン[ウェスタビー,スティーヴン] [Westaby,Stephen]
1948‐。世界的に有名な心臓外科医にして、植え込み型人工心臓手術のパイオニア。35年のキャリアの間、外科医としていくつもの英国最高峰の病院で働き、1万2000回以上の心臓手術を行った。2004年、The Ray C.Fish Award for Scientific Achievement受賞

小田嶋由美子[オダジマユミコ]
翻訳家。明治大学大学院法学研究科修了

勝間田敬弘[カツマタタカヒロ]
大阪医科大学外科学講座胸部外科学教室教授。心臓血管外科専門医。金沢大学医学部卒業。東京女子医科大学附属日本心臓血圧研究所で心臓外科の修練ののち、1996‐2000年、英国ジョンラドクリフ病院心臓外科にてSenior Registrarとしてスティーヴン・ウェスタビーの心臓手術を支え、ともに数々の症例論文を著した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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くさてる

16
一流の心臓外科医として働いてきた著者による回想録。心臓という臓器が損なわれたときにひとはどうなるか、そしてそれに必要な処置は、という描写は容赦なく生々しい。そうし島と思えばいくらでもお涙頂戴にできたはずのエピソードでも、著者の筆は抑えらていて、むしろそれだからこその説得力がある。おかしな感想かもしれませんが、ひとが生きていくということは並大抵のことじゃないんだなと思いました。著者とともに働いてきた日本の心臓外科医の方の解説も添えられていて、専門的な部分も分かりやすく読めました。面白かったです。2019/03/10

DEE

10
イギリスの心臓血管外科医ウェスタビーの自伝。国を代表するドクターとは言え人間である以上は、判断に激しく迷うことも間違いもあるだろう。しかしそれを乗り越えながら常に患者に寄り添う姿勢は感動的だ。 手術が成功しても命を落とす患者がいる。残念ながら心臓そのものがその機能を終えているからだ。手術の成否は関係ない。 奇跡的に回復したエピソードは胸を打つが、その裏では何らかの事情で救えなかった命があることに改めて目を向けさせられた。2019/08/08

tom

10
心臓の故障により、余命1~2年、あるいは数週間、そんな診断を受けた患者に、心臓外科医がどのようにして戦うのか、その勝利と失敗のエピソード集。心臓手術の概略を知るだけでもお勉強なのだけど、著者のこの問題に対する熱い気持ちと手術の詳細、読んでいて、ついつい熱中してしまった。そのうえで、この著者、なんとテンションの高い人と思っていたのだけど、巻末で、著者は自分が注意欠陥多動性障害(ADHD)と書いている。なるほど、そうなのだ。このパワーがあって、この仕事ができ、多くの人の命を救うことができたのかと納得。2019/04/28

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