子ども文庫の100年―子どもと本をつなぐ人びと

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子ども文庫の100年―子どもと本をつなぐ人びと

  • 〓橋 樹一郎【著】
  • 価格 ¥3,300(本体¥3,000)
  • みすず書房(2018/11発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622087465
  • NDC分類 016.29
  • Cコード C0000

出版社内容情報

近所の子どもが集まり、思い思いに本に親しんだ「子ども文庫」。全国に何千もの文庫が誕生した。その全体像をみせるはじめての本。子ども文庫とは、子どものための私設図書室のこと。自宅でおこなう「家庭文庫」と、公民館などでおこなう「地域文庫」がある。自らも子ども文庫を開いていた石井桃子の本をきっかけに、60-80年代に女性たちのあいだで爆発的に広がった。小さな文庫には近所の子どもたちが押し寄せ、本と出会い、親しむ居場所となった。子ども文庫は全国各地に広がり、やがて図書館づくり運動、親子読書運動などにつながっていく。市井の人びとの手によって明治から脈々と続いてきた文庫の実態を、全国を廻って調べ、子ども文庫の全体像をみせる、はじめての本。

はじめに
第一章 子ども文庫とは――その多様性
第二章 子ども文庫の先駆け――明治時代の私立子ども図書館
第三章 民間人による私設図書館――大正から昭和のはじめにかけて
第四章 戦争に向かう時期にも、戦禍の中にも――戦前・戦中・戦争直後の文庫
第五章 女性の手になる文庫の広がり――昭和三十年代以降の勢い
第六章 親子読書運動と文庫のネットワークづくり
第七章 理想の図書館のイメージづくりに貢献したもの
第八章 文庫関係者による図書館づくり運動――昭和三十?六十年代にかけて
第九章 文庫運動が残したもの――市民意識と私立図書館
第十章 少子化による文庫運動のかげりと、文庫をとりまく社会の動き
おわりに

参考文献
あとがき
子どもBUNKOプロジェクト訪問先文庫一覧
子どもBUNKOプロジェクト調査アンケート結果概要
索引

?橋樹一郎[タカハシキイチロウ]
著・文・その他

内容説明

子ども文庫とは、子どものための私設図書室のこと。自宅でおこなう「家庭文庫」と、公民館などでおこなう「地域文庫」がある。自らも子ども文庫を開いていた石井桃子の本をきっかけに、60~80年代に女性たちのあいだで爆発的に広がった。小さな文庫には近所の子どもたちが押し寄せ、本と出会い親しむ居場所となった。子ども文庫は全国各地に広がり、やがて図書館づくり運動、親子読書運動などにつながっていく。市井の人びとの手によって明治から脈々と続いてきた文庫の実態を、全国を廻って調べ、子ども文庫の全体像をみせる、はじめての本。

目次

第1章 子ども文庫とは―その多様性
第2章 子ども文庫の先駆け―明治時代の私立子ども図書館
第3章 民間人による私設図書館―大正から昭和のはじめにかけて
第4章 戦争に向かう時期にも、戦禍の中にも―戦前・戦中・戦争直後の文庫
第5章 女性の手になる文庫の広がり―昭和三十年代以降の勢い
第6章 親子読書運動と文庫のネットワークづくり
第7章 理想の図書館のイメージづくりに貢献したもの
第8章 文庫関係者による図書館づくり運動―昭和三十~六十年代にかけて
第9章 文庫運動が残したもの―市民意識と私立図書館
第10章 少子化による文庫運動のかげりと、文庫をとりまく社会の動き

著者等紹介

〓橋樹一郎[タカハシキイチロウ]
1969年生まれ。慶應義塾大学図書館情報学科卒、マクギル大学大学院図書館情報学科修士課程修了。現在、奈良県天理市立図書館館長補佐(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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まさこ

9
<記録>子どもと本をつなぐ人々-明治からの歴史。図書館設立運動。「みかん箱1つから」「ポストの数ほど」。1000-2000冊以内が多い。団体貸出利用。全国子ども文庫1215件(2013年)、最多4406件(1981年)か。文庫運動が残したもの-市民意識と私立図書館。■文庫を取り巻く状況:少子化、時間に追われる子ども、読書運動のかげり、本を楽しめぬ子ら、読書ボランティアの誕生と活動の広がり、生涯学習振興法、開かれた学校、朝の読書、学校図書館、ボランティアの相克、子ども読書年、ブックスタート、文庫を閉じる。2021/11/30

みーさん

6
子ども文庫の100年の歴史から読書ボランティアまで、”子どもと本をつなぐ人びと”について書かれている。小さな活動が大きな流れになる様子がわかった。2018.11.1発行。2018/12/20

アオ

3
市井の人びとの手によって明治から脈々と続いてきた文庫の実態を、全国を廻って調べ、子ども文庫の全体像をみせる、はじめての本。どんな言葉を尽くしても読書の愉しさは読書をする人にしかわからない。その読書、本を子どもたちに届けたいという想いはいつの時代も変わらないんだなと感じた。年代別になっているので分かりやすく、後半の現代にかけての読書離れはかなり前から問題視されていたことが感じられた。図書館の増加のスピードの遅さやボランティアの導入よりも司書の配置を優先されなかったことが本当に悔しい。2021/10/27

yomite

3
公共図書館児童室が身近にあり、児童サービスが不足していたから裾野から始まったものである。子どもの行動範囲は狭く、自分の足で行け、自分で本を選び借りてくることは、子どもにどれほど自信もたらすだろう。本を通じて会話をすれば、世代など一瞬に飛び越えてしまう。時代が進んで公共図書館はだいぶ増えたが、そこの児童サービスはそのような効用を子どももたらしているだろうか。そして、学校に通う子ども全ての傍にいつでもあるはずの学校図書館はどうだろうか?本来なら行政が継続的に行うべき児童サービスの日本の実態はまだまだである。2020/09/21

psy

0
とても面白く、興味深く読めました。自分が文庫育ちな上、通っていた文庫についての言及もありましたので、更に。戦後、公共図書館が少ないことから代替として市井の熱意ある方々によって多く開かれた文庫、との認識でしたが、世界でもあまり見られない、日本独特の発展だったと知り、ちょっと驚きました。私自身、文庫でとても楽しく本に接する事ができるようになりましたので、先達の皆さんには深い感謝の念を持ちます。今後、文庫はどうなって行くのか、また気になる所です。また、この作者の方の本を読んでみたいです。2019/02/12

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