翻訳学入門 (新装版)

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翻訳学入門 (新装版)

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  • サイズ A5判/ページ数 363p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784622087267
  • NDC分類 801.7
  • Cコード C1080

出版社内容情報

本書は、ダイナミックで発展めざましい翻訳分野の主要研究が分かりやすく解説された優れた書物である。ベストセラーの教科書で、世界中の翻訳コースで使用されている。
著者マンデイは、各章ごとに理論を一つずつ検討し、さまざまなアプローチを検証していく。扱う例文は、英語を始めとし、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語など幅広い言語から取られ、日本語訳が添えられている。
聖書、文学作品、詩、映画、欧州連合やユネスコの文書、旅行パンフレット、児童向け料理本、『ハリー・ポッター』の翻訳など極めて広範にわたるテクストを分析し、翻訳というテーマについてバランスの取れた構成となっている。
各章は、主要な概念の説明、翻訳理論の概要をまとめた導入、翻訳付きの例文、事例研究、章のまとめ、討論と研究のための論点から成る。

「『翻訳学入門』は、最高の入門書である。翻訳の理論と実践を扱う良い教科書は数少ない。そうしたなかでマンデイは、数多ある最新の翻訳理論を簡潔に、明快かつ面白く提示しており、見事な成果をあげている。翻訳学を平明に説明した本書は、翻訳を学ぶ学生、教える教師、プロ翻訳者、そして、このテーマを知りたい誰にとっても役立つものである」 Li, Defeng (ロンドン大学)

謝辞
図表リスト
凡例

はじめに
第1章 翻訳学における主要な論点
1.1 翻訳という概念
1.2 翻訳学とは何か?
1.3 翻訳小史
1.4 ホームズ/トゥーリーによる「地図」
1.5 1970年代以降の進展
1.6 本書の目的と各章の紹介

第2章 20世紀以前の翻訳理論
2.0 はじめに
2.1 「逐語訳」対「意味対応訳」
2.2 マルティン・ルター
2.3 忠実性、聖霊、真理
2.4 初期の体系的な翻訳理論の試み:ドライデン、ドレーとティトラー
2.5 シュライアーマハーと異(い)なるものへの価値付与
2.6 19世紀と20世紀初頭英国の翻訳理論
2.7 現代翻訳理論へ向けて

第3章 等価と等価効果
3.0 はじめに
3.1 ローマン・ヤーコブソン:言語的意味の性質と等価
3.2 ナイダと「翻訳の科学」
3.3 ニューマーク:意味重視の翻訳とコミュニケーション重視の翻訳
3.4 コラー:対応と等価
3.5 その後の等価概念の展開

第4章 翻訳の産物とプロセスの研究
4.0 はじめに
4.1 ヴィネイとダルベルネのモデル
4.2 キャトフォードと翻訳の「シフト」
4.3 翻訳におけるシフトについてのチェコの論考
4.4 翻訳の認知的プロセス

第5章 機能的翻訳理論
5.0 はじめに
5.1 テクスト・タイプ
5.2 翻訳行為
5.3 スコポス理論
5.4 翻訳のためのテクスト分析

第6章 談話分析とレジスター分析のアプローチ
6.0 はじめに
6.1 言語と談話のハリデー派モデル
6.2 翻訳の質を評価するためのハウス・モデル
6.3 ベーカーのテクスト・レベルと語用論レベルの分析:翻訳者向け教科書
6.4 ハティムとメイソン:コンテクストとディスコースの記号論レベル
6.5 翻訳の談話分析とレジスター分析アプローチへの批判

第7章 システム理論
7.0 はじめに
7.1 多元システム理論
7.2 トゥーリーと記述的翻訳研究
7.3 チェスタマンの翻訳規範
7.4 その他の記述的翻訳研究のモデル:ランベール、ヴァン・ゴープと操作学派

第8章 文化的・イデオロギー的転回
8.0 はじめに
8.1 書き換えとしての翻訳
8.2 翻訳とジェンダー
8.3 ポストコロニアル翻訳理論
8.4 理論家のイデオロギー
8.5 翻訳とイデオロギーに関する他の視点

第9章 翻訳者の役割:可視性、倫理、社会学
9.0 はじめに
9.1 翻訳の文化・政治的課題
9.2 文芸翻訳者の立場と立ち位置(ポジショナリティ)
9.3 出版産業の権力ネットワーク
9.4 ヴェヌティの論考に関して
9.5 翻訳の受容と書評
9.6 翻訳の社会学並びに歴史的研究

第10章 翻訳の哲学的理論
10.0 はじめに
10.1 スタイナーの解釈学的運動
10.2 エズラ・パウンドと言語の力
10.3 翻訳者の使命:ヴァルター・ベンヤミン
10.4 脱構築

第11章 新メディアからの新たな方向性
11.0 はじめに
11.1 コーパスベース翻訳研究
11.2 視聴覚翻訳
11.3 ローカリゼーションとグローバリゼーション

第12章 結論のことば

監訳者あとがき
参考文献
インターネット・リンク
事項索引
欧文人名索引

ジェレミー・マンデイ[ジェレミーマンデイ]
著・文・その他

鳥飼玖美子[トリカイクミコ]
監修/翻訳

内容説明

本書は、ダイナミックで発展めざましい翻訳分野の主要研究が分かりやすく解説された優れた書物である。ベストセラーの教科書で、世界中の翻訳コースで使用されている。著者は、各章ごとに理論を一つずつ検討し、さまざまなアプローチを検証していく。扱う例文は、英語を始めとし、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語など幅広い言語から取られ、日本語訳が添えられている。聖書、文学作品、詩、映画、欧州連合やユネスコの文書、旅行パンフレット、児童向け料理本、『ハリー・ポッター』の翻訳など極めて広範にわたるテクストを分析し、翻訳というテーマについてバランスの取れた構成となっている。各章は、主要な概念の説明、翻訳理論の概要をまとめた導入、翻訳付きの例文、事例研究、章のまとめ、討論と研究のための論点から成る。

目次

翻訳学における主要な論点
20世紀以前の翻訳理論
等価と等価効果
翻訳の産物とプロセスの研究
機能的翻訳理論
談話分析とレジスター分析のアプローチ
システム理論
文化的・イデオロギー的転回
翻訳者の役割:可視性、倫理、社会学
翻訳の哲学的理論
新メディアからの新たな方向性
結論のことば

著者等紹介

マンデイ,ジェレミー[マンデイ,ジェレミー] [Munday,Jeremy]
英国、リーズ大学(University of Leeds)上級講師(senior lecturer)、専攻はスペイン研究と翻訳学。翻訳家(スペイン語、フランス語から英語へ)としても活躍している。専門は、翻訳理論の応用、スペイン及び南米文学の翻訳、記述的翻訳研究(特に文学作品や政治関連書における文体とイデオロギー)、及びコーパスを用いた翻訳ツールの応用、など。翻訳理論研究の第一人者であり、『翻訳学入門』は、翻訳理論をコンパクトにまとめた翻訳研究の基礎文献として高く評価されている

鳥飼玖美子[トリカイクミコ]
東京都港区生まれ。上智大学外国語学部イスパニア語学科卒業、コロンビア大学大学院修士課程修了(MA)、サウサンプトン大学大学院人文学研究科博士課程修了(Ph.D.)。会議通訳者を経て、立教大学教授。立教大学名誉教授。専門は、通訳翻訳学、言語コミュニケーション論、英語教育学。日本コングレス・コンベンション・ビューロー会長(2002‐2008)、日本通訳翻訳学会会長(2004‐2010)等を経て、内閣府政府広報アドバイザー、日本学術会議連携会員、(一般財団法人)港区国際交流協会理事長、日本通訳翻訳学会名誉会員、(公益社団法人)日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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沖縄電鉄社長

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聖書からビデオゲームに至るまで、「翻訳」についての様々な理論を網羅した一冊。2022/01/23

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