グレン・グールド発言集 (新装版)

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  • サイズ A5判/ページ数 488p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622086574
  • NDC分類 762.51
  • Cコード C1073

出版社内容情報

グレン・グールドがこの世を去ってから四半世紀以上、バッハの《ゴルトベルク変奏曲》を最初に録音してから半世紀以上が過ぎた。にもかかわらず、スピーカーからグールドの弾くピアノの音が流れ出すときわれわれの心は連れ出されてしまう。
いったい、この不世出のピアニスト=音楽家は、どのようにものを考え、演奏と表現を実践して、こんな独異な音楽を生み出したのだろう。本書にその答がある。

これまで刊行した『グレン・グールド著作集』『グレン・グールド書簡集』につづいて、本書に収められたのは、入手困難なインタヴュー、テレビ・ラジオ番組のための台本、未完・未定稿のまま残されたテキストなど、46編にのぼる。
バッハ、ベートーヴェン、ブルックナーなどの作曲家論、リヒテル、ワイセンベルク、ビル・エヴァンズなどのピアニスト論から、「創造プロセスにおける贋造と模倣の問題」「電子時代の音楽論」や、マクルーハンとの対話「メディアとメッセージ」まで、どこを読んでも、グールドの面目躍如、その魅力は比類がない。
日本におけるグールド研究の第一人者による、この日本語版は、遺稿「私にとって録音プロセスとは何を意味するか」を独自に加え、文献目録・註を増補、さらに貴重な写真資料も入った決定版である。

内容説明

『グレン・グールド著作集』『グレン・グールド書簡集』につづいて、入手困難なインタヴュー、テレビ・ラジオ番組のための台本、未完・未定稿のまま残されたテキストなど、46編を収録。バッハ、ベートーヴェン、ブルックナーなどの作曲家論、リヒテル、ワイセンベルク、ビル・エヴァンズなどのピアニスト論から、「創造プロセスにおける贋造と模倣の問題」「電子時代の音楽論」や、マクルーハンとの対話「メディアとメッセージ」まで。日本語版は、遺稿「私にとって録音プロセスとは何を意味するか」を独自に加え、文献目録・註を増補、貴重な写真資料も入った決定版。

目次

前奏曲
インタヴュー
敬愛する音楽家たち
バッハ父子、ベートーヴェン、ブルックナー
ギボンズからサッリネンまで
芸術とメディア
駆け足の回顧
いくつかの共演
バッハからシェーンベルクへ
終曲

著者等紹介

ロバーツ,ジョン・P.L.[ロバーツ,ジョンP.L.] [Roberts,John P.L.]
John Peter Lee Roberts。1930年シドニー生まれ。同地の音楽院でピアノを学ぶ。55年カナダに渡り、CBCウィニベグの音楽プロデューサーとなる。57年CBCトロントに移り、ラジオ番組を担当。65年国内番組の責任者、71年音楽・ヴァラエティ番組の最高責任者などを経て、83年オタワCBC本部の顧問。カナダ音楽評議会会長、国際音楽評議会会長、グレン・グールド財団初代代表、カルガリー大学芸術学部学部長、マクギル大学研究員などを歴任。アドミニストレイターとしてカナダ音楽界と放送番組の振興に貢献。96年カナダ勲章(オフィサー)

宮澤淳一[ミヤザワジュンイチ]
1963年群馬県生まれ。86年青山学院大学国際政治経済学部(国際政治学)卒業、88年早稲田大学第一文学部(露文)卒業。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了、博士課程単位取得。早稲田大学文学部助手、同講師、トロント大学客員教授等を経て、青山学院大学総合文化政策学部教授。著書により博士(学術、東京大学、2007年)。文学研究・音楽学・メディア論・文献表記法。カナダ研究・ロシア研究。第1回グレン・グールド財団栄誉賞(99年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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