先駆者ゴッホ―印象派を超えて現代へ

個数:

先駆者ゴッホ―印象派を超えて現代へ

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

    ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
  • サイズ A5判/ページ数 296p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622086451
  • NDC分類 723.359
  • Cコード C1070

出版社内容情報

オランダ時代からオーヴェール時代まで、およそ10年の画業のなかでゴッホが求めつづけたのは、絵画独自の平面的な空間表現であった。ゴッホは決して独学の特異なアウトサイダーなのではなく、絵画史における正統的な画家である。だからこそ、20世紀の絵画(フォービスム、キュビスム、表現主義、戦後アメリカの抽象絵画など)に与えた影響の大きさもまた計り知れない。絵画の時代の結節点に屹立するゴッホを、その絵画的・造形的要素と内面性表出の両面から論じ尽くす、スリリングな近現代絵画論。

内容説明

働く人々への崇敬、印象派の色使い、浮世絵との出会いと新たな平面性、そして自然の懐へ。絵画の時代の結節点に屹立するゴッホを、造形的要素と内面性表出から論じ尽くす。カラー100点収録。

目次

萌芽
抵抗と模索
次にやらなければならないこと
浮世絵との出会い
新天地で開花
太陽の謳歌
『寝室』まで
個性の衝突
アルルを去るまで
サン・レミの夏まで
発作の直前
見据える強い視線
内から発する光
回帰願望
進むべきか戻るべきか
旅立ち

著者等紹介

小林英樹[コバヤシヒデキ]
1947年生まれ。画家、ゴッホを中心とした絵画研究。東京芸術大学油画専攻卒。大阪中の島美術学院講師、北海学園大学建築学科教授を経て、2006年より愛知県立芸術大学美術学部教授(2012年退官)。個展多数。著書:『ゴッホの遺言』(情報センター出版局、1999。第53回日本推理作家協会賞・評論その他部門受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

大粒まろん

9
ひまわりで有名なゴッホですが、私の気になったのは、《パリ祭の街の景色》で、解説をお借りすると、ゴッホの試行錯誤の最中に生まれたこの一点は忘れられがちだが、重要な一枚である。なぜなら、印象派を経験する前に、印象派を通り越してしまっているから。と、ある。なるほど。20年後のマティスやドランの誕生を予告する一枚なのだ。そして、浮世絵との出会いで、《アルルの女》を生み出す事につながっていく。個人的には《星月夜》を突き詰めて欲しかった。でも、本人がこの道を踏みとどまった。それでもその後彼は発狂してしまうのだが、、。2023/04/08

彼岸花

4
今までに、読んだゴッホ関連本の中では、より専門的でした。ほぼ独学で、自身の画法を確立した功績は大きいです。度重なる発作に襲われ、思うようにキャンバスに向かえず、悔いが残った事と思います。短すぎる活動期間ではありましたが…改めて言いたいのは、決して好奇な目で彼を見ないでほしいのです。作品は無限大です。自然と融合し、一体化した数々の名作を、静かに振り返ることができました。2018/02/22

けせらせら

1
図書館2021/05/02

林克也

1
ゴッホの研究は面白いだろうな、楽しいだろうな、ねえ、小林さん。見て感じて調べて考えて推理して、いいなあ。楽しみは尽きないんでしょうね、ほんとうにうらやましい。たまに展覧会で見るだけ(見ることができるだけ)のヘタレオヤジの戯言でした。この本で、強い意志を持って”好き”に没入することの大切さを改めて気づかせてもらいました。2018/12/07

kaz

0
「馬鈴薯を食べる人々」以前の作品も丁寧に紹介されていることが新鮮。他の図版集等では観たことのない作品も多い。ゴッホの作品の変化とその背景がよくわかる。 2018/01/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12309093
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。