ジャコメッティ|エクリ (新装版)

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ジャコメッティ|エクリ (新装版)

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  • サイズ A5判/ページ数 455p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622086222
  • NDC分類 712.345
  • Cコード C0070

出版社内容情報

形をなしている文章においても、走り書きのメモにおいても、アルベルト・ジャコメッティは、その造型作品において様式を目ざしたりしてはいないのと同様に、文体というものを目ざしたりしてはいない。彼がしようとしているのはただ、何かをとらえること、言うべきことをつかむことだけだ。今、死の暗いサロンの高い暖炉の上に身を置いて、頭も体もないジャコメッティは、ここに集められた文章と対話を通して語っている。渦をまいて燃える火であることをやめない彼の言葉を。
――ミシェル・レリス

この本を開いて現れる頁のどの片隅においても、アルベルト・ジャコメッティの作品と生をつかさどっていった三つの主な欲動の競合と連動とが疑う余地なく見えてくる。この彫刻家のエネルギーと輝きが、それらの欲動を突き動かし、引っぱり、方向を与え、明確な形を与える。三つの、そのひとつひとつが全きものである源。幼年期、女性、そして死。決してひとつに結ばれたことはなく、決して本当にはばらばらにほどかれたこともない……。書かれた文の一つ一つに、空虚の存在が緊張を、息を、絶えず疑いを忘れぬ力を、そして無限に開かれてゆくその動きを与えている。
――ジャック・デュパン

内容説明

未知という空虚に向かってたゆまず語り続けた彫刻家の言葉を、文章と対話、手紙や紙葉の断片にいたるまで一巻に集成した決定版。

目次

既刊の文章(物いわぬ動くオブジェ;七つの空間の詩;褐色のカーテン ほか)
手帖と紙葉(子供時代の思い出;「芸術」のための…;魂と肉体は… ほか)
対話(ジョルジュ・シャルボニエとの対話;ゴットハルト・イエドリカ博士との対話;矢内原伊作との対話 ほか)

著者等紹介

ジャコメッティ,アルベルト[ジャコメッティ,アルベルト] [Giacometti,Alberto]
1901‐1966。1901年、スイス、グリゾン州ボルゴノーヴォに生まれ、隣村スタンパで幼年期を過ごす。早くから彫刻と絵画を始め、1920‐1921年イタリアを旅行、22年にパリに出、以後終生同地に住む。最初はキュビスム風の彫刻を、ついで想像によるオブジェを作る。1930年、シュルレアリスム運動に加わりグループの活動、雑誌や展覧会に参加。1935年、写生による仕事に戻る。42‐45年ジュネーヴに住む。彫刻は次第に小さくなり、最初にはほとんど消えるところまでゆく

矢内原伊作[ヤナイハライサク]
1918年に生まれる。京都大学文学部哲学科卒業。1989年没す

宇佐見英治[ウサミエイジ]
1918年大阪に生まれる。1941年東京大学文学部卒業。明治大学名誉教授。2002年没す

吉田加南子[ヨシダカナコ]
1948年東京に生まれる。1971年学習院大学文学部フランス文学科卒業。東京大学大学院を経て、76‐80年パリ第三大学に留学。現在、学習院大学教授。著書に『定本闇』(思潮社、1993、高見順賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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井月 奎(いづき けい)

31
彼は対象と空間をつかむことの難しさに悩み、長い時間、作業を続けます。絵画や文章は書き加えて厚みが増すのですが、彫刻は削りに削り、指先ほどの作品になってしまいます。高さを一メートルにする。と自分に課したとたんに彫刻は細くなっていきます。そこに行くまでの様子が散文、詩、対談の形でわかります。言葉にすることにより、創作の意図や方法論を自分と他人に伝えて再確認しているのです。あのような命の芯に迫ったような作品を創りながら自己崩壊をしなかったのは、それが有用に働いたのでしょう。芸術論としても読みどころが多いです。2017/08/27

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