映画の声―戦後日本映画と私たち

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映画の声―戦後日本映画と私たち

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  • サイズ B6判/ページ数 305p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622085515
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C1074

出版社内容情報

大島渚や木下恵介から実録やくざ映画、角川映画まで、国民の物語の狭間に響く他者の声を聴き取る、硬派で繊細な映画批評の誕生。「もし死刑という制度に例外事態が起こってしまったとするならば、すなわち、死刑の執行が失敗し、その後も被告人が生き延びてしまったとしたら、一体何が起きるのか? こうした一見、抽象的な思考実験とも思える問いを通して、大島は「国家」という制度の核心へと近づいてゆく」。

『日本の夜と霧』『絞死刑』『儀式』『二十四の瞳』『ひめゆりの塔』『浮雲』『森と湖のまつり』『仁義なき戦い』『セーラー服と機関銃』――大島渚や木下恵介からメロドラマ、実録やくざ映画、角川映画まで、日本映画は戦後民主主義と大衆消費社会の結節点にありながら、国家と共同体の外へ追われた“他者の生”を描いてきた。
国民の物語と娯楽性の狭間にあって映画は、安保を、在日を、天皇を、戦争を、沖縄を、アイヌを、ふるさとを、恋愛を、少女を、いかに表象してきたのか。映像に固有の論理と緻密な分析によって、仮借なき暴力に彩られたそのさまざまな〈声〉を聴き取る、硬派で繊細な映画批評の誕生。

第1部 大島渚とその時代
時代を証言する  『日本の夜と霧』
法の宙吊り  『絞死刑』における国家と発話主体
呼びかける死者たちの声  『儀式』における国家と戦後民主主義のイメージ
オオシマナギサを追悼する  つねにいつもそこにいる運命的な「他者」に向って

第2部 メロドラマの政治学
幼年期の呼び声  木下惠介『二十四の瞳』における音楽・母性・ナショナリズム
従軍する女性たち  『ひめゆりの塔』にみる戦争とジェンダー/植民地表象の政治学
コロニアル・メロドラマ試論  成瀬巳喜男『浮雲』にみる「植民地主義(コロニアル)メロドラマ」の可能性
メロドラマ的回帰  『秋津温泉』にみるメロドラマ形式の可能性

第3部 ジャンル映画のディスクール
馬鹿は死ななきゃ治らない  『次郎長三国志』における富士山の表象とその遊戯性
“ビヤッキー”と呼ばれた男  内田吐夢『森と湖のまつり』における高倉健のイメージ
召喚される暴力/記憶  『仁義なき戦い』における菅原文太と分有されるイメージ
少女・謎・マシンガン  〈角川映画〉の再評価

編者あとがき

御園生涼子[ミソノウリョウコ]
1975年東京生まれ。東京大学文学部英文科卒。パリ第8大学造型文化学科DEA課程修了。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻(表象文化論コース)博士課程修了(博士)。日本学術振興会特別研究員、ニューヨーク大学客員研究員、早稲田大学人間科学学術院助教などをへて、2014年に筑波大学日本語・日本文化学類准教授に着任。専門は、映画研究。著書に、『映画と国民国家――1930年代松竹メロドラマ映画』(東京大学出版会、2012年;表象文化論学会奨励賞受賞)、『映画の声――戦後日本映画と私たち』(みすず書房、2016年)。共編著に『淡島千景――女優というプリズム』(青弓社、2009年)。2015年6月、逝去。享年40歳。

内容説明

「もし死刑という制度に例外事態が起こってしまったとするならば、すなわち、死刑の執行が失敗し、その後も被告人が生き延びてしまったとしたら、一体何が起きるのか?こうした一見、抽象的な思考実験とも思える問いを通して、大島は「国家」という制度の核心へと近づいてゆく」。『日本の夜と霧』『絞死刑』『儀式』『二十四の瞳』『ひめゆりの塔』『浮雲』『森と湖のまつり』『仁義なき戦い』『セーラー服と機関銃』―大島渚や木下恵介からメロドラマ、実録やくざ映画、角川映画まで、日本映画は戦後民主主義と大衆消費社会の結節点にありながら、国家と共同体の外へ追われた“他者の生”を描いてきた。国民の物語と娯楽性の狭間にあって映画は、安保を、在日を、天皇を、戦争を、沖縄を、アイヌを、ふるさとを、恋愛を、少女を、いかに表象してきたのか。映像に固有の論理と緻密な分析によって、仮借なき暴力に彩られたそのさまざまな“声”を聴き取る、硬派で繊細な映画批評の誕生。

目次

第1部 大島渚とその時代(時代を証言する―『日本の夜と霧』;法の宙吊り―『絞死刑』における国家と発話主体;呼びかける死者たちの声―『儀式』における国家と戦後民主主義のイメージ;オオシマナギサを追悼する―つねにいつもそこにいる運命的な「他者」に向って)
第2部 メロドラマの政治学(幼年期の呼び声―木下恵介『二十四の瞳』における音楽・母性・ナショナリズム;従軍する女性たち―『ひめゆりの塔』にみる戦争とジェンダー/植民地表象の政治学;コロニアル・メロドラマ試論―成瀬巳喜男『浮雲』にみる「植民地主義メロドラマ」の可能性;メロドラマ的回帰―『秋津温泉』にみるメロドラマ形式の可能性)
第3部 ジャンル映画のディスクール(馬鹿は死ななきゃ治らない―『次郎長三国志』における富士山の表象とその遊戯性;“ビヤッキー”と呼ばれた男―内田吐夢『森と湖のまつり』における高倉健のイメージ;召喚される暴力/記憶―『仁義なき戦い』における菅原文太と分有されるイメージ;少女・謎・マシンガン―“角川映画”の再評価)

著者等紹介

御園生涼子[ミソノウリョウコ]
1975年東京生まれ。東京大学文学部英文科卒。パリ第8大学造型文化学科DEA課程修了。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻(表象文化論コース)博士課程修了(博士)。日本学術振興会特別研究員、ニューヨーク大学客員研究員、早稲田大学人間科学学術院助教などをへて、2014年に筑波大学日本語・日本文化学類准教授に着任。専門は、映画研究。2015年6月、逝去。享年40歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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大島渚論2021/07/29

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