大人の本棚<br> こわれがめ―付・異曲

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こわれがめ―付・異曲

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  • サイズ B6判/ページ数 193,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622085058
  • NDC分類 942
  • Cコード C1397

出版社内容情報

?T「喜劇」  ?U「異曲」  ?V「手稿」より  訳註 解説 出典・参考文献

泰然と座る裁判官、壊れた甕を抱えて立つ老婆と訴えられた若い農夫、そして二人の間に立っておののく娘―ドイツ三大喜劇の一つである本作は一枚の銅版画に描かれた情景から生まれた。クライスト作品の中で一見、異色と見えるが、最終場の別ヴァージョンである「異曲」と「手稿」を併せて読む時、善と悪の認識を揺さぶり、人間の本質を鋭く抉るクライストの本領は鮮やかに姿を現す。作者の意図を掬い上げ、オリジナルに遡った新編集。

内容説明

初演ののち結末部分の本来の構想に変更を余儀なくされ、その形でドイツ三大喜劇の一つという栄冠を得た戯曲に、「異曲」と初期「手稿」を付し、オリジナルに遡る。

著者等紹介

クライスト,ハインリッヒ v.[クライスト,ハインリッヒV.] [Kleist,Heinrich von]
1777‐1811。ドイツの劇作家、小説家。フランクフルト・アン・デア・オーダーの軍人貴族の家に生まれる。1792年、15歳でポツダムの近衛連隊に入るが、1799年に軍務を離れ、故郷の大学で数学や論理学、物理学などを学んだのち、1801年頃からドイツ内外の各地への旅行や短い滞在を続けながら創作を始めた。1808年より雑誌や新聞の編集・発行も行ったが、生前、戯曲の上演は成功せず、新聞雑誌の発行も軌道にのらなかった。1811年にポツダム郊外で自死

山下純照[ヤマシタヨシテル]
1959年生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、成城大学文芸学部教授。演劇学・ドイツ演劇(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぱせり

3
舞台の上で演じられる猿芝居がおかしい。泡食った誰かさん、墓穴掘りっぱなしの誰かさん、冷ややかに楽しんで眺めている誰かさんに、半分くすくすわらい、半分じれながら、見物していた。だけど、だんだん笑えなくなってくる。正義は本当に行われたのかな。これでめだたしめでたし。でいいのかな。2021/01/12

tieckP(ティークP)

2
「こわれがめ」自体はクライストの代表作のひとつ。岩波文庫もあるなか後発で出たこちらはかなり不思議な本。他の方が書いているとおり翻訳はあまりうまくないが、それがいい方向に働いて、古典作品を読むときに抱きがちな緊張感というか正座しがちな感じが薄れて、喜劇として楽しむ余裕をもたらしている。その弛緩した感じと、訳注や解説のやや読み手目線を離れた(クライストに詳しい人に知識を披露している感じの)ちぐはぐな感じも、喜劇と言えば喜劇で微笑ましい。個人的にはオチも筋も弱い分雰囲気を楽しむべきこの本を楽しんで読めて満足。2016/06/03

刳森伸一

0
ミステリー仕立ての悲喜劇。で本来の構想という異曲が収録されているのが嬉しいが、異曲部分はかなり冗長で戯曲としては決定稿の方が数段優れてると思う。2013/10/11

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