出版社内容情報
好評を博した『チェスの話』につづく第二弾。リヴィエラのホテルから若いフランス人の男と人妻がとつぜん駆落ちをする。この事件の賛否をめぐって激しい議論が起こり、イギリス貴族の未亡人が弁護にまわる。この謎を中心に、或る貴婦人の情熱の二十四時間を描く代表作。他に、「或る職業が思いがけなくわかった話」「圧迫」の二篇を収録。
内容説明
女というものは生涯のうちに秘密にみちた力に身をまかせてしまう時がある。デーモンに翻弄される女性の心理を克明に描いた名作、他二篇。傑作選の第2弾。
著者等紹介
ツヴァイク,シュテファン[ツヴァイク,シュテファン][Zweig,Stefan]
作家。1881年、オーストリアのウィーンに、ユダヤ系の裕福な紡績工場主の息子として生れる。ウィーン大学で哲学を学び、第一次世界大戦中は、ロマン・ロランとともに反戦平和の活動に従事する。大戦後は、ザルツブルクに住み、数々の作品を発表。ヨーロッパの多くの作家、芸術家と親交を結ぶ。ヒトラーの政権掌握後、ロンドンに亡命。その後アメリカ、さらにブラジルへ移住するが、1942年、第二の妻とともに自ら命を絶つ
辻〓[ツジヒカル]
1923年に生れる。東京大学文学部ドイツ文学科卒業。東京大学名誉教授。ミュンヘン大学名誉評議員
大久保和郎[オオクボカズオ]
1923年東京に生れる。慶應義塾大学文学部中退。独・仏文学を専攻。1975年歿
池内紀[イケウチオサム]
1940年、兵庫県姫路市生れ、ドイツ文学者、エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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buchipanda3
藤月はな(灯れ松明の火)
りつこ
ぱなま(さなぎ)
ハレ