出版社内容情報
鉱山夫、季節労働者、沖仲士として、大衆とともに社会の基底を渡ってきた特異な哲学者ホッファーの思索日記。森達也による解説付。
「現代のあらゆる大衆運動においては、教師たちが不可欠の、そしてしばしば指導的な役割をはたした。ときどき、教えたいという衝動――学びたいという衝動よりもはるかに強力で原始的――は大衆運動を盛り上げる一つの要因なのではないかと考えたくなる」(1958年8月16日の日記より)。知識人はなぜ大衆と対立するのか。選民思想はどこから生じるのか。鉱山夫、季節労働者、沖仲士として、大衆とともに社会の基底を渡ってきた特異な哲学者ホッファーの思索日記。森達也による解説を付す。
序/日記(1958年6月-1959年5月)/訳注/ホッファー小伝/訳者あとがき/解説・森達也
内容説明
「この惑星において人間は異邦人である、と考えるといつも興奮をおぼえる」知識人はなぜ大衆と対立するのか、選民思想はどこから生じるのか。沖仲士の哲学者による思索の結晶。
著者等紹介
ホッファー,エリック[ホッファー,エリック] [Hoffer,Eric]
1902‐1983。ドイツ移民の子として、ニューヨークに生まれる。7歳のときに母親が他界、同じ年突然視力を奪われる。盲目生活8年の後突然に視力が回復、1920年父親と死別、カリフォルニアにわたり職を転々とするなか、1938年ミスフィット(社会不適応者)のことをまとめた「好ましからざる者たち」を雑誌に投稿。以後、港湾の荷役仕事を続けながら、読書と大衆運動についての思索を重ねた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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