大隈重信関係文書〈1〉あ‐いの

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大隈重信関係文書〈1〉あ‐いの

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  • サイズ A5判/ページ数 317p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622082019
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C3021

出版社内容情報

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〈過日以飛書粗当地之事情申上置候に付御承知被下候御事と遥察仕候。其後更に相変候儀も無御坐候処、過る四日黄昏於京師暴客七八名大村益次郎旅寓に乱入席上在る客両人被殺害、大村は幸にして死を被免少々手疵を負此節養生中に罷在、未た其暴挙に及ひ候者共探索も行届不申趣、甚不都合之次第に御坐候。定而従京師委敷報知有之御承知相成居候事と拝察仕候〉(伊藤博文 明治二年九月七日)

〈拝啓 選挙競争大苦戦、県知事郡長郡吏警察官銀行者僧侶神官等、暴力金力を以て無政府無法律の暴行を為したる情況、委詳此ものより御聞取可被下候。如此乱暴に対し大勝利と相成候は、誠に大快事に御坐候〉(犬養毅 明治二十五年二月十五日)

〈第一は米国人の同情減少の傾向に有之候。戦勝国が中立地に於て談判を開くは余程の不利益かと存せられ申候。是迄米国の同情は弱小なる日本が強大なる露国と戦へるに依て起り候ものに候間、今回地位一転して小なる日本が大なる露国を苦しめ、ウヰツテ、ローゼンが憐れなる声を発して苦痛を訴へ候状態を見ては、侠気に富める米国人等覚えず之に同情を表し、日本に対しては生意気なる日本、狭小才なる日本より一進して、恐るべき日本、将た憎むべき日本と想はんとする傾向有之候。誠に警戒すべき次第に有之、何卒宜しく当局者へ御注意被成下候様奉願候〉(石川半山 明治三十八年八月二十四日)

大隈重信(一八三八―一九二二)は、日本の近代国家の形成に深く関わるとともに、早稲田大学創設など、社会への影響力を終生もちつづけた政治家であった。幕末・維新期から第一次世界大戦後におよぶ大隈の八四年の生涯は、広範かつ多様な人脈によって彩られている。本書は、そうした人びとが大隈へ宛てた書翰六千通あまりを編集し、全十巻・別巻一で世におくるものである。政治・経済・社会・文化・外交など近代日本研究の多岐の分野への貴重な資料になるであろう。

第1巻は伊藤博文・犬養毅・井上馨はじめ一三九名・五四七通。年に一冊刊行。内容見本呈。

大隈重信(おおくましげのぶ)
1838(天保9)年2月佐賀藩士の家に生まれる。旧名八太郎。藩校弘道館、蘭学寮に学び、長崎に出てフルベッキより英学を学ぶ。1868(慶応4)年3月新政府の徴士参与職、外国事務局判事に任じられ、同年12月外国官副知事に昇進。翌年3月会計官副知事、7月大蔵大輔、民部大輔、70(明治3)年9月参議に就任。73(明治6)年5月大蔵省事務総裁、10月大蔵卿(~80年2月)を兼ね、財政を主導した。81(明治14)年立憲制の早期導入を主張して伊藤博文らと対立、10月参議を罷免された。翌年4月立憲改進党、10月東京専門学校(現早稲田大学)を創立。87(明治20)年5月伯爵。88(明治21)年2月第一次伊藤内閣の外務大臣として入閣、黒田内閣にも留任して条約改正に尽力したが、翌年10月爆弾を投じられ負傷、辞任した。96(明治29)年9月進歩党を背景に第二次松方内閣に外務大臣として入閣、翌年3月より農商務大臣を兼任。98(明治31)年6月憲政党を与党として日本最初の政党内閣、第一次大隈内閣(外務大臣兼任)を組織した。1907(明治40)年4月早稲田大学総長に就任。大日本文明協会の設立や雑誌『新日本』の創刊など、国民文化の向上につとめた。14(大正3)年4月第二次大隈内閣を組織し、16(大正5)年10月まで務めた。同年7月侯爵。22(大正11)年1月死去、葬儀は国民葬にて行われた。主要編著書に『開国五十年史』、『東西文明之調和』。回顧録に『大隈伯昔日譚』、『大隈侯昔日譚』があるほか、没後まとめられた伝記として『大隈侯八十五年史』がある。

内容説明

大隈重信(1838‐1922)に宛てた書翰六千通あまりを翻刻・編纂し、公刊。政治・経済・社会・文化・外交など近代日本研究の多岐の分野に寄与する新たな資料が、ここに誕生する。全10巻・別巻1。

目次

相浦多三郎
相浦紀道
相原常雄
青木休七郎
青木周蔵
青木匡
青地雄太郎
青山胤通
青山幸宜
赤坂儀作〔ほか〕

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