出版社内容情報
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「島行きは私の実践として、自分の思想を生きるところとして、ぜひとも必要なのだ。あそこで通用する思想しかほんものでありえない」。
あわせて『生きがいについて』の続編ともいえる「人間について」も収録。思索と行動のひとであった著者の姿がうかがえる一冊である。
解説:加賀乙彦
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神谷美恵子コレクション 全5冊
生きがいについて
人間をみつめて
こころの旅
遍歴
本、そして人
神谷美恵子の世界
内容説明
神谷美恵子の思想と行動の立脚点ともいえるハンセン病療養所、長島愛生園。本書では1950年代から70年代、療養所とハンセン病者を取り巻く厳しい現実に向き合い、格闘する日々がリアルな、切実な筆致で綴られている。思索と行動のひとであった、著者の姿を伝える貴重な記録である。新資料として愛生園入園者宛て書簡を収めた。
目次
1 人間について(いのちとこころ;人間の生きかた;人間をとりまくもの)
2 らいとともに(らいと私;島の精神医療について;光田健輔の横顔)
3 島日記から(島日記から;万霊山にて;米国のらい病院をたずねて)
長島愛生園入園者宛て書簡
著者等紹介
神谷美恵子[カミヤミエコ]
1914生まれ。1935年津田英学塾卒、コロンビア大学に留学。1944年東京女子医専卒、同年東京大学医学部精神科入局。1952年大阪大学医学部神経科入局。1957‐72年長島愛生園勤務。1960‐64年神戸女学院大学教授。1963‐76年津田塾大学教授。医学博士。1979年10月22日没
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