神谷美恵子コレクション<br> 人間をみつめて―神谷美恵子コレクション

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神谷美恵子コレクション
人間をみつめて―神谷美恵子コレクション

  • 神谷 美恵子【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • みすず書房(2004/11発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 345,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622081821
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0311

出版社内容情報

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「島行きは私の実践として、自分の思想を生きるところとして、ぜひとも必要なのだ。あそこで通用する思想しかほんものでありえない」。

あわせて『生きがいについて』の続編ともいえる「人間について」も収録。思索と行動のひとであった著者の姿がうかがえる一冊である。

解説:加賀乙彦

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神谷美恵子コレクション 全5冊
 生きがいについて
 人間をみつめて
 こころの旅
 遍歴
 本、そして人

神谷美恵子の世界

内容説明

神谷美恵子の思想と行動の立脚点ともいえるハンセン病療養所、長島愛生園。本書では1950年代から70年代、療養所とハンセン病者を取り巻く厳しい現実に向き合い、格闘する日々がリアルな、切実な筆致で綴られている。思索と行動のひとであった、著者の姿を伝える貴重な記録である。新資料として愛生園入園者宛て書簡を収めた。

目次

1 人間について(いのちとこころ;人間の生きかた;人間をとりまくもの)
2 らいとともに(らいと私;島の精神医療について;光田健輔の横顔)
3 島日記から(島日記から;万霊山にて;米国のらい病院をたずねて)
長島愛生園入園者宛て書簡

著者等紹介

神谷美恵子[カミヤミエコ]
1914生まれ。1935年津田英学塾卒、コロンビア大学に留学。1944年東京女子医専卒、同年東京大学医学部精神科入局。1952年大阪大学医学部神経科入局。1957‐72年長島愛生園勤務。1960‐64年神戸女学院大学教授。1963‐76年津田塾大学教授。医学博士。1979年10月22日没
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gotoran

36
20歳代に結核を、40歳代に癌を、そして60歳近くで狭心症を患い、精神的にも肉体的にも疲労していたにも拘らず、常に思索と行動の人であった著者の雄姿を伝える貴重な記録。家庭の主婦としての煩雑多忙な日々の中、瀬戸内の小島、長島愛生園に通って、悲運の底に喘ぐ人々に差しのべられた献身的な慈愛がひしひしと伝わってきた。人夫々が背負った避けがたい宿命を受け入れ、耐え忍んだ後に差し込む一条の光、生命力の不可思議さ。神谷美恵子の在り方は広く深く普遍的で偉大だ。2014/04/15

みねたか@

18
いのち,生き方に関する論考,長島愛生園での活動日記,入所者への書簡の構成。幾度も死を意識する大病を経験し生きている喜びに感謝しながら天命に応えようとした人。「なぜ私たちでなくてあなたが?あなたは代わって下さったのだ」との思いでらい患者と関わった人。人間の価値はその情緒面のあり方によると信じ,穏やかに謙虚に人々の声に耳を傾けた人。娘,妻そして母として惜しみなく愛を注ぎ,大きな愛を受けた人。本書で垣間見える神谷氏の生き方と思いに圧倒され,そしてそのたたずまいの美しさに感嘆する。2017/09/20

9
今まで好きな本は共感と憧れで選んでいた節があったけど、神谷美恵子さんの前作を読んだとき、心に命が吹き込まれていくようだった。本作を読んで、前作に引き続き、これはバイブルだと思うほど興奮した。ただ、二部と三部と付録は無くても良いように感じた。死や、身体や感覚を失いゆく、将来を絶たれる恐怖を抱かなければならないこの人たちと比べたら、わたしは何と恵まれていることだろう。今までわたしが苦しいと思っていたのは、全く大したものではなく、ただ弱く幼稚だったのだと思い知らされる。心に宗教性を抱く大切さ。2014/01/02

Y.Yokota

7
この本を読んで初めて著者を知る。まずご本人の生涯にいくつもの困難がある中で、反対されていた医療の道へ進んだ事や語学への飽くなき興味などその生命力に驚かされる。ハンセン病療養所である岡山の「長島愛生園」でのことを書き綴った内容は、患者以外の人間にも向けて書かれていて暖かい。ある非常に明るい患者さんのことを紹介していて、「情緒面の寄与」、つまりそのように振る舞う人がいることで周りがどれだけ救われるか、というような事を仰っていた。これは自身の偽善性を疑うような人間にとって何と優しい響きであることか…!2021/05/23

5
著者のような生き方はなかなかできるものではない。患者に対する強い使命感と深い思いやりを感じるのにあくまでも謙虚に生きている姿は人間にとって理想的だとさえ感じる。自分も少しでも何か社会や人のために何かやってみたいと思わされる。2021/04/08

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