内容説明
ルネサンスのティツィアーノに20世紀のデュフィ。画品薫る挿絵画家たち―小村雪岱、木村荘八、宮田重雄。鏑木清方のわけても挿絵的な小品を愛し、鈴木信太郎の絵に生命力の発露をみる。と思えば、1950年代アメリカのカートゥニストたち、北園克衛のグラフィックデザイン、そして抽象画家・川端実…作家・作品の多様さからもわかるとおり、美術史家による「絵画の見方」指南とはまったく異なる新鮮なまなざしがアートを巡る旅へと誘う。さらに、縄文土器から戦国時代の兜、豊国、国貞ら浮世絵師たち、宗達、鉄斎、劉生と縦横に渉り、日本民族の縄文的美意識の系譜を探る「OSAMU版・日本美術史」。アートへの愛が溢れる美術エッセイ。
目次
ティツィアーノ
ラウル・デュフィ
小村雪岱
木村荘八
鏑木清方
宮田重雄
鈴木信太郎
アーニー・ブッシュミラー
チョン・デイとオットー・ソグロー
北園克衛
川端実
美意識の源流
戦国時代の兜
江戸歌舞伎
浮世絵師たち
俵屋宗達
富岡鉄斎
岸田劉生
『ぼくの美術手帖』その後
著者等紹介
原田治[ハラダオサム]
1946年東京に生まれる。小学校時代より川端実氏に師事。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業後、アメリカへ渡る。1970年、雑誌「アンアン」の創刊号でイラストレーターとしての活動を開始。また1976年から始めたオリジナルのキャラクターグッズ「OSAMU GOODS」が圧倒的な支持を得る。キャラクターデザインのほか、広告、装丁を多数手がける。1997年にイラストレーター、編集者、絵本作家、アーティストを養成する「パレットクラブ・スクール」を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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