父が子に語る世界歴史〈6〉第一次世界大戦と戦後 (新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 241p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622080169
  • NDC分類 209
  • Cコード C0320

出版社内容情報

1914年、「戦争の犬どもは鎖をとかれ、ヨーロッパから、世界中を走りまわった」。帝国主義の誘惑にはまったヨーロッパ列強は、19世紀をつうじてアジア・アフリカを制覇したが、20世紀の幕開けとなった第一次大戦は、その必然的な帰結だった。そしてアジアの国々は、はじめて丸ごと、世界史に引きずり込まれる――1917年のロシア革命、国際連盟創設と難問だらけの戦後処理、日本の対華二十一か条要求、ケマル・パシャのトルコ改革、ガンディ率いるインドの非武装蜂起…。

娘に宛てて執筆しながら、著者はこんな感慨を漏らす。「これは歴史的な激動の時代であり、この時代に生き、この時代の一端を担うのはうれしいことだ。デーラ・ドゥンの監獄のなかでは、その一端とは、孤独に静座することにすぎないにしても!」


全8巻


Jawaharlal Nehru(ジャワーハルラール・ネルー)
1889年生まれ。インドの政治家、民族独立運動の指導者。英国の支配に抵抗、1945年までに下獄9回、人生の最盛期を獄中に過ごした。この間、ガンディの不服従非暴力運動にも協力した。1947年の独立とともに、首相、外相および連邦関係相を兼ねた。49年連邦首相会議、55年バンドンのアジア・アフリカ会議と内政に外交に多面的な活躍をした。その反帝国主義、反植民地主義、反人種差別主義には戦後世界をリードしていく歴史感覚と民衆への愛情があった。1964年歿。おもな著書『自叙伝』(「世界の名著」63、中央公論社、1967)、『インドの発見』(全2巻、岩波書店、1953-56)ほか。

大山聰(おおやま・さとし)訳
1915年東京に生まれる。1938年東京大学文学部卒業。早稲田大学、東京都立大学教授、成城大学文学部教授、および東京芸術大学、早稲田大学講師を歴任。訳書 ティボール・メンデ『ネールは主張する』ほか。2002年没。

内容説明

「戦争は、まるで山火事がイナゴの大群を焼き払うように人命を浪費した」―歴史上初めて世界中を巻き込んだ大戦と、ガンディ率いる非武装不服従運動。

目次

転換期に立つ世界
世界大戦の開幕
大戦前夜のインド
戦争(一九一四‐一八年)
戦争の経過
帝政ロシアの没落
ボルシェヴィキ政権
ソヴィエトの勝利
日本と中国、二十一か条要求など
戦時下のインド〔ほか〕

著者等紹介

ネルー,ジャワーハルラール[ネルー,ジャワーハルラール][Nehru,Jawaharlal]
1889‐1964。インドの政治家、民族独立運動の指導者。英国の支配に抵抗、1945年までに下獄9回、人生の最盛期を獄中に過した。この間、ガンディの不服従非暴力運動にも協力した。1947年の独立とともに首相、外相および連邦関係相を兼ねた。49年連邦首相会議、55年憲法の成立、51年インド経済5カ年計画、54年ジュネーヴ会議、55年バンドンのアジア・アフリカ会議と内政に外交に多面的な活躍をした。その反帝国主義、反植民地主義、反人種差別主義には戦後世界をリードしていく歴史感覚と民衆への愛情があった

大山聡[オオヤマサトシ]
1915年東京に生まれる。1938年東京大学文学部卒業。早稲田大学、東京都立大学教授、成城大学文芸学部教授、および東京芸術大学、早稲田大学講師を歴任。2002年没
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感想・レビュー

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白義

14
第一次世界大戦が世界秩序にもたらした激変をインドから当事者として振り返っている。この書簡が書かれた当時は第二次大戦が起こる前だったものの、むき出しの憎悪に支配された、連合諸国のドイツへの過度な賠償要求、各国の思惑に足を取られる国際連盟など、すでに昏い時代の気配を敏感に感じ取っているのが印象的。一方、暗い戦間期の水面下でなされた、ケマル・パシャによるトルコの独立、改革、そしてインドに希望のごとく現れたガンディによる独立運動の高まりと、ネルーにとっても歴史というより現代に近い話も語られ、旅の終わりを予感させる2015/08/26

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