出版社内容情報
大震災から五年、渾身の力で書き続けられた詩の一群「怪物君」。生者と死者が交わる場所から、途方もないヴィジョンが出現する。60年代から現在に至るまで、現代詩の最先端を疾走する詩人中の詩人、吉増剛造。大震災からの五年、渾身の力を込めて書き続けられた一連の詩「怪物君」。本にするのは不可能といわれてきた詩の群れがついに詩集のかたちになる。震災の後に見た光景、土地の記憶、人々の声、古今東西の言葉……。生者と死者が交わる場所に途方もないヴィジョンが立ち上がる。囁くように、叫ぶように、音楽のように、あらゆる声が響き渡る、世界に対する詩人の応答。
吉増剛造[ヨシマスゴウゾウ]
1939年東京生まれ。24歳のとき詩集『出発』でデビューして以来、現代詩の最先端を疾走し続けている。
おもな詩集に、『黄金詩篇』(1970年、高見順賞)、『熱風 a thousand steps 』(1979年、歴程賞)、『オシリス、石ノ神』(1984年、現代詩花椿賞)、『螺旋歌』(1990年、詩歌文学館賞)、『花火の家の入口で』(1995年)、『「雪の島」あるいは「エミリーの幽霊」』(1998年、芸術選奨文部大臣賞)、『ごろごろ』(2004年)、『表紙omote-gami』(2008年、毎日芸術賞)など。2016年に『我が詩的自伝 素手で焔をつかみとれ!』、『GOZOノート』(全3巻)、『心に刺青をするように』を刊行、秋にAlice Iris Red HorseがNew Directionsから刊行予定。
内容説明
タレカガ、ドコカデ、…タダ、テヲカザシテイルダケデ、ソレデヨイ、…誰かが、何処かで、…ただ、手を翳しているだけで、それでよい、…詩はここまで到達した!
著者等紹介
吉増剛造[ヨシマスゴウゾウ]
1939年東京生まれ。1964年に『出発』(新芸術社)でデビューして以来、現代詩の最先端を疾走し続けている。おもな詩集に、『黄金詩篇』(思潮社、1970年、高見順賞)、『熱風α thousand steps』(中央公論新社、1979年、歴程賞)、『オシリス、石ノ神』(思潮社、1984年、現代詩花椿賞)、『螺旋歌』(河出書房新社、1990年、詩歌文学館賞)、『花火の家の入口で』(青土社、1995年)、『「雪の島」あるいは「エミリーの幽霊」』(集英社、1998年、芸術選奨文部大臣賞)、『表紙omote‐gami』(思潮社、2008年、毎日芸術賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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袖崎いたる
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