身体の使用―脱構成的可能態の理論のために

個数:
  • ポイントキャンペーン

身体の使用―脱構成的可能態の理論のために

  • ウェブストアに7冊在庫がございます。(2024年04月27日 11時42分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 487,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622079644
  • NDC分類 137
  • Cコード C0010

出版社内容情報

テクノロジー装置の肥大は未曾有の奴隷制を産出するのか─西洋哲学を貫く思考を遡り、本書をもって「ホモ・サケル」シリーズが完結。

プロローグ

第一部 身体の使用
1 働きをもたない人間 2 クレーシス 3 使用と配慮 4 世界の使用 5 自己の使用 6 慣習的な使用 7 生命ある道具と技術 8 自分のものとして所有することのできないもの インテルメッツォ?T
第二部 存在論の考古学
1 存在論敵装置 2 ヒュポスタシスの理論 3 様式的存在論のために インテルメッツォ?U
第三部 〈生の形式〉
1 分割された生 2 その形式から切り離しえない生 3 生きている観照 4 生命は生きることのなかで産出される形式である 5 スタイルの存在論のために 6 単独者のもとへの単独者の亡命 7 《われわれはそのように行う》 8 仕事と働かないでいること 9 エルの物語

エピローグ 脱構成的可能態の理論のために

訳註/訳者解説/文献目録/人名索引

内容説明

“ホモ・サケル”、極点の思考。政治と倫理の新しい次元を可能態の観想が開く。プロジェクト最終巻。

目次

第1部 身体の使用(働きを欠いた人間;クレーシス;使用と配慮 ほか)
第2部 存在論の考古学(存在論的装置;ヒュポスタシスの理論;様態的存在論のために)
第3部 “生の形式”(分割された生;その形式から切り離すことのできない生;生きている観想 ほか)

著者等紹介

アガンベン,ジョルジョ[アガンベン,ジョルジョ] [Agamben,Giorgio]
1942年ローマ生まれ。ヴェネツィア建築大学教授を務めたのち、現在はズヴィッツェラ・イタリアーナ大学メンドリジオ建築アカデミーで教えている

上村忠男[ウエムラタダオ]
1941年兵庫県尼崎市生まれ。東京大学大学院社会学研究科(国際関係論)修士課程修了。東京外国語大学名誉教授。学問論・思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

34

29
《ホモ・サケル》シリーズ最終巻にして、現時点でのアガンベンの最重要書だとおもう。あえて本書が提示しているものを一言で名指すとすれば、もっとも親密であると同時に共同的でもある「生=思考のイメージ」とでもなろうか。びっくりさせられたのは、アガンベンはいつも通り系譜学的ないし考古学的に西洋の政治機械を検討し、それとおなじ手つきで存在論の検討を行っている(これ自体驚くべきことではある)のだが、それが、ハイデガー以降の思想家たちが立ち向かいながらも挫折してしまっている地点を、正確に跡づけているようにおもえるところ。2017/01/21

みみみんみみすてぃ

11
★五つ。素晴らしかった。本書はアガンベンの「ホモ・サケル」シリーズでも最大級の作品だと思う。エピローグで彼の仕事の反省があった。第一部「身体の使用」はなんとなく分かりやすいのだが、第二部の「存在論の考古学」はかなり難しかった。第三部の「〈生の形式〉」を読んでいて、なんというか、フーコーを受け継いだと自称していたアガンベンによる生政治の概念が初めて掴めた気がする。その意味では、アガンベンはフーコーがやり残したことに初めて着手し仕事を続けた、正当な後継者だと言えよう。2016/02/14

一郎二郎

2
⑴西洋存在論の構造="存在は言われる"。存在は根底のところで分割され、非言語的なものは排除される。しかし非言語的存在は始元および根拠として包摂される。同様に、人間の生から非政治であるとして排除された"剥き出しの生"が、政治の隠された主体となる。⑵この思考を働かなくさせ、新しく初める。①中動態的に解された"使用"によって。すなわち他からの触発作用の中で自己を形成する事②存在を"何であるか"ではなく、"どのようであるか"と様態的に問う事。正義は徳ではなく世界の状態であり、倫理は当為ではなく個物に対応する事だ。2022/07/02

YASU

0
國分の「中動態」からの関連で本書を知った.いわゆる哲学の考古学的にアリストテレス以来の西洋哲学を論じている.政治論としては,構成的権力(これは立憲民主主義とでも読めると思うのだが)ではない「脱構成的」なものの可能性を構想しているのだろうと読めるが,その姿は未だ抽象的にしか捉えられない.とにかく相当に難解.2021/11/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10191955
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。