出版社内容情報
スタッフの思想と現場での実践活動を南アフリカからシベリアまで過酷な具体例に沿って詳察。全体像を正確に知りたい人に必須の一冊。
米国を代表する医療社会学者が国境なき医師団(MSF)の活動に参加した体験をふまえて論じた貴重な書。MSFスタッフの思想と現場での実践を、南アフリカからシベリアまで、過酷な具体例に基づき詳察する。全体像を正確に知りたい人に必須の一冊。MSFについての本は日本でも何冊か出ているが、本書は、このテーマをまとめるにふさわしいベテラン著者が書いたことに大きな意味がある。
序 文 追 求
第?T部 序 章
第一章 現地からの声
第?U部 成長にともなう痛み
第二章 発端、分裂、危機
第三章 ノーベルか反抗者か
第四章 MSFギリシャの除名
第五章 MSFギリシャの復帰
第?V部 討議の文化
第六章 ラ・マンチャ
第?W部 南アフリカで
第七章 HIV/エイズと闘う
第八章 カエリチャで
第九章 非西欧的存在の誕生
第?X部 ポスト社会主義ロシア
第十章 モスクワのホームレスとストリートチルドレンに手を差し伸べる
第十一章 シベリアの刑事施設で結核に取り組む
終 章 過去を思い起こし、将来を思い描く
謝 辞
原 注
訳者あとがき
索 引
内容説明
その活動を支える信念とは何か。戦争、震災、エイズ、結核、マラリア…現場の最前線における切迫した課題や地域文化との軋轢など、人道支援の限界や任務のリスクにどう立ち向かっているのか。理念、活動、歴史を詳しく描き出す。
目次
第1部 序章(現地からの声)
第2部 成長にともなう痛み(発端、分裂、危機;ノーベルか反抗者か;MSFギリシャの除名;MSFギリシャの復帰)
第3部 討議の文化(ラ・マンチャ)
第4部 南アフリカで(HIV/エイズと闘う;カエリチャで;非西欧的存在の誕生)
第5部 ポスト社会主義ロシア(モスクワのホームレスとストリートチルドレンに手を差し伸べる;シベリアの刑事施設で結核に取り組む)
過去を思い起こし、将来を思い描く
著者等紹介
フォックス,レネー・C.[フォックス,レネーC.] [Fox,Ren´ee C.]
1928年ニューヨーク生まれ。ハーヴァード大学大学院でT・パーソンズの下、医療社会学への道を切り拓く。同期にC・ギアツ、R・ベラーが在学。コロンビア大学を経て、ペンシルベニア大学社会学科教授として教鞭を取ったのち、90年代、ベルギーとコンゴ共和国に第二の拠点を置いた。96~97年、オックスフォード大学に招かれる。ペンシルベニア大学・生命倫理学センターのフェローを兼務。また「国境なき医師団」の活動に参与し、2002年に南アフリカ共和国に出向く
坂川雅子[サカガワマサコ]
1934年東京生まれ。東京大学大学院(英語・英文学専攻)修士課程修了。桐朋学園大学教授、長野県看護大学教授を経て、現在は翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
スー
BLACK無糖好き
次郎作
takao
-
- 電子書籍
- 【フルカラー】ハーレムきゃんぷっ!【タ…
-
- 電子書籍
- 蒼穹の剣【タテヨミ】第212話 pic…