内容説明
気鋭の進化発生生物学者が、人体形成の謎を解く遺伝学の成果と、ヒトの突然変異をめぐる歴史物語を縦横に語る。
目次
第1章 ミュータント―はじめに
第2章 完全な結合―胚の体軸について
第3章 最後の審判―顔について
第4章 クリーピー・ベル―手足について
第5章 わたしの骨の骨、わたしの肉の肉―骨格について
第6章 ツルとの戦い―身長について
第7章 完全なものへの欲望と追求―性について
第8章 うたかた―皮膚について
第9章 節制生活―老化について
第10章 多様性―エピローグ
著者等紹介
ルロワ,アルマン・マリー[ルロワ,アルマンマリー] [Leroi,Armand Marie]
1964年、ニュージーランド、ウェリントン生まれ。国籍はオランダのまま、ニュージーランド、南アフリカ、カナダで幼少年期を過ごす。ダルハウジー大学(ハリファックス、カナダ)を卒業後、カリフォルニア大学(アメリカ)で博士号を取得。マイケル・ローズ博士のもとでショウジョウバエの老化の研究に携わる。ついでアルバート・アインシュタイン医科大学のスコット・エモンズ博士のもとでポストドクトラル・フェローを勤め、線虫の成長の研究を始める。1996年からインペリアル・カレッジ・ロンドンで講師。2001年から同カレッジの進化発生生物学部門リーダーを務める
上野直人[ウエノナオト]
農学博士。現・自然科学研究機構基礎生物学研究所教授(発生生物学)、総合研究大学院大学生命科学研究科併任教授。専門は形態形成の分子機構に関する研究で、生物の「かたち」づくりを制御する仕組みの解明に取り組んでいる
築地誠子[ツキジセイコ]
翻訳家。東京外国語大学ロシア語科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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