出版社内容情報
著者の哲学的主著『人間の条件』のドイツ語版からの新訳。著者自身が多くの手を加えて成った文字通りの決定版。アーレント思想の核心
アーレントの主著『人間の条件』のドイツ語版からの新訳である。ドイツ語で思考していたアーレントが英語で発表した『人間の条件』にみられた一種のわかりにくさは、著者自ら手を加えたドイツ語版からの翻訳によって、鮮やかに生まれ変わった。アーレント思想のすべてが入り込んでいるこの現代の古典を、ハイデガー研究者でもある訳者の精密かつわかりやすい日本語で熟読していただきたい。
序論/第1章 人間の被制約性/第2章 公的なものの空間と、私的なものの領域/第3章 労働/第4章 制作/第5章 行為/第6章 活動的生と近代
内容説明
哲学的主著『人間の条件』のドイツ語版からの新訳。ドイツ語で思考していたアーレントが英語で発表した『人間の条件』にみられた一種のわかりにくさは、著者自ら手を加えた母語の版からの翻訳によって鮮やかに生まれ変わった。アーレント思想の核心をなすこの現代の古典を、精密かつ読みやすい日本語でおくる。
目次
第1章 人間の被制約性
第2章 公的なものの空間と、私的なものの領域
第3章 労働
第4章 制作
第5章 行為
第6章 活動的生と近代
著者等紹介
アーレント,ハンナ[アーレント,ハンナ] [Arendt,Hannah]
1906‐1975。ドイツのハノーファー近郊リンデンでユダヤ系の家庭に生まれる。マールブルク大学でハイデガーとブルトマンに、ハイデルベルク大学でヤスパースに、フライブルク大学でフッサールに学ぶ。1928年、ヤスパースのもとで「アウグスティヌスの愛の概念」によって学位取得。ナチ政権成立後(1933)パリに亡命し、亡命ユダヤ人救出活動に従事する。1941年、アメリカに亡命。1951年、市民権取得、その後、バークレー、シカゴ、プリンストン、コロンビア各大学の教授・客員教授などを歴任、1967年、ニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチの哲学教授に任命される
森一郎[モリイチロウ]
1962年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。現在東北大学情報科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chanvesa
魚京童!
壱萬弐仟縁
魚京童!
テツ