活動的生

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  • サイズ A5判/ページ数 526,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622078807
  • NDC分類 311.1
  • Cコード C1010

出版社内容情報

著者の哲学的主著『人間の条件』のドイツ語版からの新訳。著者自身が多くの手を加えて成った文字通りの決定版。アーレント思想の核心

アーレントの主著『人間の条件』のドイツ語版からの新訳である。ドイツ語で思考していたアーレントが英語で発表した『人間の条件』にみられた一種のわかりにくさは、著者自ら手を加えたドイツ語版からの翻訳によって、鮮やかに生まれ変わった。アーレント思想のすべてが入り込んでいるこの現代の古典を、ハイデガー研究者でもある訳者の精密かつわかりやすい日本語で熟読していただきたい。

序論/第1章 人間の被制約性/第2章 公的なものの空間と、私的なものの領域/第3章 労働/第4章 制作/第5章 行為/第6章 活動的生と近代

内容説明

哲学的主著『人間の条件』のドイツ語版からの新訳。ドイツ語で思考していたアーレントが英語で発表した『人間の条件』にみられた一種のわかりにくさは、著者自ら手を加えた母語の版からの翻訳によって鮮やかに生まれ変わった。アーレント思想の核心をなすこの現代の古典を、精密かつ読みやすい日本語でおくる。

目次

第1章 人間の被制約性
第2章 公的なものの空間と、私的なものの領域
第3章 労働
第4章 制作
第5章 行為
第6章 活動的生と近代

著者等紹介

アーレント,ハンナ[アーレント,ハンナ] [Arendt,Hannah]
1906‐1975。ドイツのハノーファー近郊リンデンでユダヤ系の家庭に生まれる。マールブルク大学でハイデガーとブルトマンに、ハイデルベルク大学でヤスパースに、フライブルク大学でフッサールに学ぶ。1928年、ヤスパースのもとで「アウグスティヌスの愛の概念」によって学位取得。ナチ政権成立後(1933)パリに亡命し、亡命ユダヤ人救出活動に従事する。1941年、アメリカに亡命。1951年、市民権取得、その後、バークレー、シカゴ、プリンストン、コロンビア各大学の教授・客員教授などを歴任、1967年、ニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチの哲学教授に任命される

森一郎[モリイチロウ]
1962年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。現在東北大学情報科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chanvesa

33
「労働・仕事・活動」から、「労働・制作・行為」に。『人間の条件』から『活動的生』になり、そもそも人間の条件としての制約は「多数であること」とされ、その条件下で「制作」の独自性が浮き彫りになり、「行為」や言論といった政治的な活動に重きがおかれ、近代以降の労働偏重批判が少し奥に引っ込んだような印象を受ける。「労働する動物は、世界から逃避するのではない。そうではなく、世界から追放されて、他人には立ち入ることのできない自分の肉体の私的生活へ閉じこもるのである。(140頁)」の鋭さ。 2017/08/06

魚京童!

31
すげー!良かった。その辺の本がこの1頁を薄めて1冊作ってる位に内容が濃い。そしてそれぞれを引用したり議論したりするとここでは無理。ってか時間的に無理。ってか思考を固定化する必要を感じない。大体私がなんとなく思っていることが言葉にしてある。まだまだ分からないところとかたくさんあってそれを読み解いていきたいし自分なりにまた努力してから帰ってきたい。そしていつか超えてやる。この人の本重すぎて他がなんも読めない。戦うために日々の生活が充実していってる気がする。だからハンナが大好きだ!2016/08/25

壱萬弐仟縁

29
1960年初出。思考は科学的発見や技術的発達の後塵を拝するにすぎぬ思い込みは、捨てざるを得ない(3頁)。vita activa という活動的生:労働、制作、行為の総称(11頁)。それは活動的あり方に従事しているかぎりでの人間生活のこと(31頁)。社会とは、生命プロセスそれ自体が、公的に確立され組織されている形態。生きる究極目的のために、人間どうし依存し合うことのみが、公的意義を獲得する共存形態(57頁)。富とは、自身と家族の生計のための手段がそれで賄われる当のもの(78頁)。2015/08/29

魚京童!

26
定職者の社会とは、それに属する人びとに、自動機械のように円滑に機能することだけを要求する社会である。あたかも、もはや個人の生命は、類を支配する生命プロセスの奔流のなかに完全に没するかのごとくである。能動的な個人的決断がありうるとしても、それはせいぜい、自分自身をいわば放り出して、みずからの個性を放棄するか、もしくは生の労苦や苦悩をなお刻み記す感覚を麻痺させることで、完全に「心安らか」となり、それだけいっそう正確かつ円滑に「機能する」ことができるようになるか、なのである2021/05/18

テツ

23
コロナ禍で個と社会の在り方について大多数の方が改めて思考している今だからこそ読みたいハンナアーレント。公的な生と私的な生とは全く異なり、当然ながらそこで見出される幸福の姿も異なる。今この瞬間に自分が存在していることに纏わる幸福を優先するべきであり、社会システムを維持するためだの遺伝子を繋ぐためだのということを目的とした幸福とは分けて考えるべきなんだろうなと思った。自分の生をどう紡ぎどう終えていくのか。いいかげんに覚悟を決めて、見ないふり考えないふりをするのはやめて、頭が痛くなり吐き気がするまで考えよう。2021/06/28

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