出版社内容情報
経済的格差についての議論に大変革をもたらしつつある、世界的ベストセラー。
格差は長期的にはどのように変化してきたのか? 資本の蓄積と分配は何によって決定づけられているのか? 所得格差と経済成長は、今後どうなるのか? 決定的に重要なこれらの問題を、18世紀にまでさかのぼる詳細なデータと、明晰な理論によって解き明かす。格差をめぐる議論に大変革をもたらしつつある、世界的ベストセラー。「本書は……この十年で、最も重要な経済学書になるといっても過言ではない」ポール・クルーグマン。
内容説明
資本収益率が産出と所得の成長率を上回るとき、資本主義は自動的に、恣意的で持続不可能な格差を生み出す。本書の唯一の目的は、過去からいくつか将来に対する慎ましい鍵を引き出すことだ。
目次
第1部 所得と資本(所得と産出;経済成長―幻想と現実)
第2部 資本/所得比率の動学(資本の変化;古いヨーロッパから新世界へ;長期的に見た資本/所得比率;21世紀における資本と労働の分配)
第3部 格差の構造(格差と集中―予備的な見通し;二つの世界;労働所得の格差;資本所有の格差;長期的に見た能力と相続;21世紀における世界的な富の格差)
第4部 21世紀の資本規制(21世紀の社会国家;累進所得税再考;世界的な資本税;公的債務の問題)
著者等紹介
ピケティ,トマ[ピケティ,トマ] [Piketty,Thomas]
1971年、クリシー(フランス)生まれ。パリ経済学校経済学教授。社会科学高等研究院(EHESS)経済学教授。EHESSおよびロンドン経済学校(LSE)で博士号を取得後、マサチューセッツ工科大学(MIT)で教鞭を執る。2000年からEHESS教授、2007年からパリ経済学校教授
山形浩生[ヤマガタヒロオ]
1964年東京生まれ。東京大学都市工学科修士課程およびMIT不動産センター修士課程修了。大手調査会社に勤務、途上国援助業務のかたわら、翻訳および各種の雑文書きに手を染める
守岡桜[モリオカサクラ]
翻訳家
森本正史[モリモトマサフミ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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