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出版社内容情報
政府の哲学教育大幅削減案にデリダは徹底的に反論した。学生には哲学を学ぶ権利がある。なぜか?大学とは何か。全二巻の解説を付す。
内容説明
哲学教育を破壊しようとする力の所在はどこにあるのか。恐るべき先見性で改革の真の意図を見抜き、哲学が自らの権威に幽閉されることなく、現代の諸問題に接続していく道を拓く。全2巻完結。
目次
第2部 権威からの転移―哲学の言語と制度(翻訳した方がよいとすれば1―哲学自身の国語による哲学(ある「フランス語の文献」に向けて)
翻訳した方がよいとすれば2―デカルトの小説、あるいは語のエコノミー
空位の講座―検閲、教師性、教授性
翻訳の神学)
第3部 モクロス―大学の眼(モクロス、あるいは語学部の争い;句読点―博士論文の時間;大学の瞳―根拠律と大学の理念;哲学を讃えて;哲学という学問分野のアンチノミー―書簡による序文;さまざまなポピュラリティ―法哲学への権利について)
第4部 補遺(「誰が哲学を恐れるのか」(一九八〇年)
複数のタイトル(国際哲学コレージュのために)(一九八二年)
キックオフ(国際哲学コレージュのために)(一九八二年)
哲学と科学認識論に関する委員会による報告書(一九九〇年))
著者等紹介
デリダ,ジャック[デリダ,ジャック] [Derrida,Jacques]
1930‐2004。アルジェに生まれる。20世紀を代表する思想家。現象学の再検討から出発し、ニーチェやハイデガーの哲学を批判的に発展させる。脱構築、差延、散種、グラマトロジーなどの概念を作り出し、ポスト構造主義を代表する哲学者と目される。高等師範学校等の講師を経て、1984年から社会科学高等研究院でセミネールを実施。同時代の諸問題を西洋哲学の根本問題とともに論じ、晩年は「来たるべき民主主義」の思考を練成させる
西山雄二[ニシヤマユウジ]
1971年生まれ。首都大学東京准教授。フランス思想専攻
立花史[タチバナフヒト]
1974年生まれ。早稲田大学等非常勤講師、フランス文学・思想専攻
馬場智一[ババトモカズ]
1977年生まれ。長野県短期大学助教。哲学・倫理学・思想史専攻
宮崎裕助[ミヤザキユウスケ]
1974年生まれ。新潟大学准教授。哲学・現代思想専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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