哲学への権利〈2〉

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哲学への権利〈2〉

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  • サイズ A5判/ページ数 468p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622078753
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C1010

出版社内容情報

政府の哲学教育大幅削減案にデリダは徹底的に反論した。学生には哲学を学ぶ権利がある。なぜか?大学とは何か。全二巻の解説を付す。

内容説明

哲学教育を破壊しようとする力の所在はどこにあるのか。恐るべき先見性で改革の真の意図を見抜き、哲学が自らの権威に幽閉されることなく、現代の諸問題に接続していく道を拓く。全2巻完結。

目次

第2部 権威からの転移―哲学の言語と制度(翻訳した方がよいとすれば1―哲学自身の国語による哲学(ある「フランス語の文献」に向けて)
翻訳した方がよいとすれば2―デカルトの小説、あるいは語のエコノミー
空位の講座―検閲、教師性、教授性
翻訳の神学)
第3部 モクロス―大学の眼(モクロス、あるいは語学部の争い;句読点―博士論文の時間;大学の瞳―根拠律と大学の理念;哲学を讃えて;哲学という学問分野のアンチノミー―書簡による序文;さまざまなポピュラリティ―法哲学への権利について)
第4部 補遺(「誰が哲学を恐れるのか」(一九八〇年)
複数のタイトル(国際哲学コレージュのために)(一九八二年)
キックオフ(国際哲学コレージュのために)(一九八二年)
哲学と科学認識論に関する委員会による報告書(一九九〇年))

著者等紹介

デリダ,ジャック[デリダ,ジャック] [Derrida,Jacques]
1930‐2004。アルジェに生まれる。20世紀を代表する思想家。現象学の再検討から出発し、ニーチェやハイデガーの哲学を批判的に発展させる。脱構築、差延、散種、グラマトロジーなどの概念を作り出し、ポスト構造主義を代表する哲学者と目される。高等師範学校等の講師を経て、1984年から社会科学高等研究院でセミネールを実施。同時代の諸問題を西洋哲学の根本問題とともに論じ、晩年は「来たるべき民主主義」の思考を練成させる

西山雄二[ニシヤマユウジ]
1971年生まれ。首都大学東京准教授。フランス思想専攻

立花史[タチバナフヒト]
1974年生まれ。早稲田大学等非常勤講師、フランス文学・思想専攻

馬場智一[ババトモカズ]
1977年生まれ。長野県短期大学助教。哲学・倫理学・思想史専攻

宮崎裕助[ミヤザキユウスケ]
1974年生まれ。新潟大学准教授。哲学・現代思想専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

29
1990年初出。カントによる検閲は、力Gewalt(法的力)をともなった 批判(傍点)というもの(72頁)。問題は純粋理性の教育(81頁)。カントは、哲学(者)は存在しない。存在するのは哲学(の理念)で、哲学すること(90頁)。哲学は、 みずからのうちにみずからの目的を(傍点) 有するかぎりにおいて知の魂や命(100頁)。国家とは、 行為による(傍点)根本知の客観化である(109頁)。学会という制度は、理性の諸効果でもあり、社会のなかで本質的な役割を果たしている(135頁~)。2016/04/21

しお

0
近世の大学論を紐解きながら、あるいは著者自身の「研究」を踏まえながら、哲学とそれの依拠する制度の分析と克服を試みる挑戦的な講演やマニフェストが揃う。その多くが政治的文章なのでデリダ特有のタームはそれほど多くない割に、前期デリダ〜後期デリダの射程が漸進的に現れる。と同時に、カント、シェリング、ハイデガーなどの読解から引き出される諸テーゼは(カントらの主張から見れば青天の霹靂というべきかもしれない、つまり哲学への無邪気な信頼を失うわけだ)やはりデリダ自身の哲学に置いている賭け金を具に見ることができる。2022/09/27

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