出版社内容情報
名随筆「小さな町にて」はじめ早世した作家の晩年の随筆、美術エッセイ、書評を集成。単行本未収録作約170編含む240編
内容説明
随筆の名手が、その早すぎる晩年に発表した青春と読書をめぐる表題作、美術エッセイ、書評など248編(単行本未収録作175編)収録。書くことが生きることだった作家の息吹を、この現代に送る。
目次
1978(鬼火;古川薫さんへ―新春賀状 ほか)
1979(海峡;肝腎の質問 ほか)
1980(昨日の空・明日の空;古本の話その他 ほか)
小さな町にて―1978‐1979(H書店のこと;叔父 ほか)
書評―1965‐1980(岡村昭彦「南ヴェトナム戦争従軍記」;高井有一「朝の水」 ほか)
絵とおしゃべり―1978‐1980(ゴヤとの対話;ある冬の夜 ほか)
著者等紹介
野呂邦暢[ノロクニノブ]
1937年9月20日長崎市生まれ。1945年、8歳で諌早市に疎開、同地で長崎への原爆投下を目の当たリにする。1956年、長崎県立諌早高校卒業。同年秋に上京しアルバイト生活を送る。1957年春に帰郷。同年6月、陸上自衛隊に入隊。翌年、北海道で除隊。諌早で家庭教師をしながら小説執筆をはじめる。1965年「或る男の故郷」で文學界新人賞佳作。1967年、「壁の絵」芥川賞候補。以降、「白桃」「海辺の広い庭」「鳥たちの河口」が同賞候補となる。1974年、「草のつるぎ」で第70回芥川賞受賞。1980年5月7日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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