シュテットル―ポーランド・ユダヤ人の世界

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シュテットル―ポーランド・ユダヤ人の世界

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  • サイズ B6判/ページ数 368p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622077923
  • NDC分類 234.9
  • Cコード C0022

出版社内容情報

ポーランドの小さな町(シュテットル)から見た、800年にわたるユダヤ人の壮烈な歴史。ポーランド人とユダヤ人は共存していたのに、なぜホロコーストが吹き荒れたのか。ナチ占領下、ポーランド人は多くのユダヤ人を密告したが、ポーランド人の何らかの助けがなければ、ユダヤ人は一人も生き残ることはなかった。記憶を呼び覚ますには想像力が必要だ。民族同士の葛藤と共存社会の可能性は、現代世界へとつながっている。珍しい写真多数。

内容説明

ナチスの強制収容所の多くが建設されたポーランド。靴屋が詩人で時計修理工が哲学者、床屋が吟遊詩人だったユダヤ人の町々はもはやない。共生と破局の物語。

目次

第1章 ポーランド・ユダヤ人の世界―歴史的背景
第2章 初期
第3章 諸外国のあいだで
第4章 両大戦間期
第5章 ショア

著者等紹介

ホフマン,エヴァ[ホフマン,エヴァ] [Hoffman,Eva]
1945年、ユダヤ人の両親のもとにポーランドのクラクフに生まれる。13歳でカナダに移住。アメリカのライス大学で英文学を学び、ハーバード大学大学院で博士号を取得。1979年より1990年まで『ニューヨーク・タイムズ』の編集者として活躍。1989年にノンフィクションとして高い評価を得た自伝Lost in Translation:A Life in a New Language(『アメリカに生きる私―二つの言語、二つの文化の間で』木村博江訳、新宿書房、1992)を出版し、作家生活に入る。現在イギリスに在住

小原雅俊[コハラマサトシ]
1940年、福島県生まれ。ポーランド文学者。東京外国語大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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BLACK無糖好き

19
16世紀のポーランドは、ユダヤ人の議会が合法的に選出されるなど、多文化社会として最盛期であったようだ。17世紀半ばからポーランドの経済的、政治的繁栄が傾き出しポーランド人ユダヤ人の関係悪化、さらに20世紀の共産主義とファシズムによる侵略と反ユダヤ主義の暴発が起きる。国土を蹂躙されてきた歴史を持つポーランドにおいて、ユダヤ人の置かれた状況はかなり複雑なものがあったのだろう。個々の記憶を紡ぎ出し困難な歴史と向き合うことの重要性。多文化共生の言葉の裏で反ユダヤ主義はいつでも顔をのぞかせている。2020/08/28

まると

12
ショアで消滅したポーランド・ユダヤ人の小さな町(シュテットル)の歴史について書かれた本。ショアを東欧住民の視点から記した本はあまりないので興味深く読んだ。ポーランド人は、中世から何世紀にもわたりユダヤ人と一定の寛容と利害関係を持って共存してきた。ナショナリズム勃興とともにユダヤ人を異質なものと捉える風潮が出てきたさなかにナチスのジェノサイドが起きた。そうした流れが住民目線でよくわかる。原書刊行は1997年。生き延びたユダヤ人の証言は生々しく圧巻。長くかかったが、日本語版の刊行を進めたみすず書房に感謝です。2020/04/19

PukaPuka

3
「助けた者がいたし、傷つけた者がいた。ある面からすると、これが私たちが知るすべてである。」— これから移民をもっと受け入れ、中国、韓国、北朝鮮という隣人と是々非々で永久に付き合っていかなければならない我々にとって、自分はどう生きるかを考えさせる良書だと思う。ナチスのホロコーストについて、ポーランドにおける状況を歴史を遡った時点から知りたい人にも、必読の書であろう。2019/04/20

soran

2
エヴァ・ホフマンは自伝的エッセー『Lost in Translation』をとても興味深く読んだ覚えがあるが、こういうもを書いていたことを寡聞にして知らなかった。出身地であるポーランドのあるユダヤ人共同体の歴史を丹念に綴る力作。ポーランドにおけるユダヤ人の存在がどういうものであったか、時間軸に沿ってとてもよくわかる。最後は無論ショアと、そして共産主義政権下におけるさらなる苦難。作者は徹頭徹尾ニュートラルな視点で事実を淡々と紡ぐ。素晴らしい。2020/06/12

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