出版社内容情報
ポーランドの小さな町(シュテットル)から見た、800年にわたるユダヤ人の壮烈な歴史。ポーランド人とユダヤ人は共存していたのに、なぜホロコーストが吹き荒れたのか。ナチ占領下、ポーランド人は多くのユダヤ人を密告したが、ポーランド人の何らかの助けがなければ、ユダヤ人は一人も生き残ることはなかった。記憶を呼び覚ますには想像力が必要だ。民族同士の葛藤と共存社会の可能性は、現代世界へとつながっている。珍しい写真多数。
内容説明
ナチスの強制収容所の多くが建設されたポーランド。靴屋が詩人で時計修理工が哲学者、床屋が吟遊詩人だったユダヤ人の町々はもはやない。共生と破局の物語。
目次
第1章 ポーランド・ユダヤ人の世界―歴史的背景
第2章 初期
第3章 諸外国のあいだで
第4章 両大戦間期
第5章 ショア
著者等紹介
ホフマン,エヴァ[ホフマン,エヴァ] [Hoffman,Eva]
1945年、ユダヤ人の両親のもとにポーランドのクラクフに生まれる。13歳でカナダに移住。アメリカのライス大学で英文学を学び、ハーバード大学大学院で博士号を取得。1979年より1990年まで『ニューヨーク・タイムズ』の編集者として活躍。1989年にノンフィクションとして高い評価を得た自伝Lost in Translation:A Life in a New Language(『アメリカに生きる私―二つの言語、二つの文化の間で』木村博江訳、新宿書房、1992)を出版し、作家生活に入る。現在イギリスに在住
小原雅俊[コハラマサトシ]
1940年、福島県生まれ。ポーランド文学者。東京外国語大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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