図書館に通う―当世「公立無料貸本屋」事情

個数:

図書館に通う―当世「公立無料貸本屋」事情

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月25日 09時53分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622077626
  • NDC分類 010.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

第一線を退き、図書館に足が向かう。発見があり疑問もわく。個人史をからめ、貴重なエピソードを満載。ネット時代に生き残る方策は?

編集者、翻訳権エージェントとして、長く出版界で生きてきた著者が第一線を退き、今度は本好きの一市民として発見した、街の図書館の魅力と変貌。みずからの半生と対話し、むかし営んだ貸本屋のこと、たくさん読んだエンターテインメントのこと、著作権の問題など、本と人を繋ぐエピソード満載。デジタル・ネット時代の図書館の可能性を探る。

はじめに―図書館は「公立無料貸本屋」ではいけないのか/出版社がこしらえた図書館/『広辞苑』と『第二の青春』/『未刊行初期短篇』の公表/貸本屋と漫画喫茶/キングと『夏草』/『われらにとって美は存在するか』/『彼もまた神の愛でし子か』/『ドクトル・ジバゴ』とアメリカ文化センター/『アメリカの出版界』と図書館/『リリアン』と『オリンピア・プレス物語』/『蜩ノ記』とペーパーバック/『裏通りの紳士』と開架/ジャレド・ダイアモンドと運営委託/『暁の死線』と地域の図書館/『点と線』と書評の役割/『町奉行日記』と電子書籍/「異聞浪人記」/まとめ―インフラとしての図書館

内容説明

長く出版界とともに生きてきた著者が、本好きの一市民として発見した街の図書館の魅力と変貌。本と人を繋ぐ数々の逸話とともに、ネット時代の可能性を探る。

目次

出版社がこしらえた図書館
『広辞苑』と『第二の青春』
『未刊行初期短篇』の公表
貸本屋と漫画喫茶
キングと『夏草』
『われらにとって美は存在するか』
『彼もまた神の愛でし子か』
『ドクトル・ジバゴ』とアメリカ文化センター
『アメリカの出版界』と図書館
『リリアン』と『オリンピア・プレス物語』〔ほか〕

著者等紹介

宮田昇[ミヤタノボル]
1928年東京に生まれる。雑誌「近代文学」、早川書房編集部、タトル商会著作権部を経て、日本ユニ・エージェンシー創設、元代表取締役。日本ユニ著作権センター創設、元代表理事。受賞歴:第1回出版学会賞佳作(『朱筆―出版月誌1968‐1978』)、第21回日本出版学会賞(『翻訳権の戦後史』)、2002年度著作権功労賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ruki5894

11
出版界に長くおられた著者からみた図書館。日頃の雑務に追われている身には少し耳がイタイところもあり。戦後、置き去りになった図書館が、やがて無料貸本屋になっていき、デジタル化の中でどうやって生き残りましょうか…。しかし自分の勉強不足を改めて痛感。知らない名前、知らない本がたくさんでてきた。2013/09/14

ざっく

10
図書館について、よくよく考えてみると、なぜ無料で利用できるのか、不思議である。ネットに落ちていた論文には、図書館の貸出数が1%増加すると、書店の販売額が0.04%増加することになるらしい。そう考えると、図書館は、本屋の敵ではなく味方なのだろう。自分も読んでいる本の80〜90%ぐらいは図書館で借りた本であり、非常に有難いと感じている。これからも、税金の回収も兼ねて、気になる本があったら、とりあえず図書館で検索して、図書館に置いてなかったら、書店で購入を考える、というサイクルで生きていこう。2022/06/01

西澤 隆

8
「ベストセラーまで図書館に求めるな。もっと買うべき本はある」と思う僕でも時に「正統的」な図書館選書論には辟易することが多い。それだけにリタイヤした出版のプロで80を過ぎた筆者の、徹底した「公立無料貸本屋」の肯定にはなんだか目から鱗が落ちる思い。児童文学をめぐる項での「児童に読ませたいとする大人の目線によるブックリストづくりにそもそも賛成ではない」には深く共感。教科書臭い良書を薦めて敬遠されるより読むことの「!」にハマって自分で世界を広げて欲しい。ジジィにもこういう読書の先達がいることを知って欲しいなあ。2013/11/18

Nobuko Hashimoto

8
仕事と離れて娯楽としての読書を楽しむようになった著者が、幼少期からの図書館との関わりや、親しくしていた文人との思い出を織り交ぜ、本、出版、図書館について語る。特養ホームに入った著者の姉の精神状態が、大活字本の差し入れによって劇的に改善した話が印象深い。著者はこの経験から、「読書介護」の充実をはかるべきだと提言する。図書館に通えない高齢者などへの読書支援、情報提供は今後図書館の大きな役割りとして求められそう。2013/10/20

丘野詩果

7
エッセイ風に作者の図書館への感想や考えを綴ったもの。(感想書きかけ)2015/12/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6733949
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。