瓦礫の下から唄が聴こえる―山小屋便り

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瓦礫の下から唄が聴こえる―山小屋便り

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622077343
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

3・11以後の日常において表現はどうあるべきなのか。震災体験から声を拾いあげつつ新たなバランスシートを模索する詩人の思索と旅

内容説明

浅間山麓の山小屋で週末を過ごすこと30年、自然と向きあいながら「血のつながらない新しい家族の形態」を模索してきた詩人が、東日本大震災発生で何を考え、どう行動したか。津軽三味線奏者2代目高橋竹山とともに被災地をめぐり、東北民謡発祥の地を訪れ、海から山を、山から海を思う。詩集『明日』により第20回萩原朔太郎賞を受賞した著者が綴った詩文集。

目次

1(未来からの記憶;遠い声にうながされて)
2(ラッシュ・グリーン;白樺キャンドル;「雪山讃歌」とメロディライン;壁を塗る;秋の音;民謡を作るということ;ミステリアスなアイラ島)
3(祈りとエロスと生命力と;明日;国破山河在;死者の魂お招くこと;次郎よ、次郎の泣き虫め!;言葉が人を動かす;それでも、海は壊れていない―畠山重篤さんを訪ねて;「風のブランコ」と腐葉土を見つめて;瓦礫の下から唄が聴こえる;声たち(大船渡市・下船戸)
東北民謡を巡る旅
どこへ走るのか―震災後の表現の行方
三月という残酷な月
鏡の上を走りながら)

著者等紹介

佐々木幹郎[ササキミキロウ]
1947年奈良県生まれ。詩人。同志社大学文学部中退。2004年完結の『新編中原中也全集』(全5巻別巻1・角川書店)編集委員。2002‐2007年、東京藝術大学大学院音楽研究科音楽文芸非常勤講師。詩集『明日』(思潮社2011/萩原朔太郎賞)、評論・エッセイ『中原中也』(筑摩書房1988/サントリー学芸賞)、『アジア海道紀行―海は都市である』(みすず書房2002/読売文学賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kiho

4
詩人である佐々木さんが、3.11の震災を経て、東北の人の言葉に耳を傾け、時に打ちのめされた体験をも綴っている☆言葉を送るのでなく、あの時の一般の人の一言を心で受け止める…それこそ佐々木さんの力だと思う。人とのつながり、自然とのつながりを大事にする山小屋暮らし…生活者としての一面も見える一冊。2014/03/23

シュエパイ

4
瓦礫の下から聞こえる民謡に、泣きながら謝りながら家路へ急いだという方の言葉に、心と体のすべてを打ちのめされたような気持ちになって。 あの日から、私というものを隠して表現することができなくなったのでは、と語り掛ける言葉に、静かに耳を傾け続けました。私はここにいます、という詩を、叫びを、祈りを感じました2013/02/17

takao

1
ふむ2024/11/04

林克也

1
どうなんだろう。佐々木幹郎さんから発せられたこれらの言葉。その思い、その重さ、その意味するところを、自分はどこまで受けとめることがことができたのか。これから毛細管現象のように身体に浸みわたって来てくれると嬉しいのだが。     P.199「草刈りをしながら、わたしは何度も瓦礫の下で民謡をうたっていた人の心を想像してみた。わたしならそんなとき、どんな唄をうたえるだろうか。」2013/01/26

kei

0
☆☆☆☆☆2014/08/07

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